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日本初演!『CHESS THE MUSICAL』囲み取材写真&公開稽古レポート 2015年09月

(2015年09月03日記載)

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日本初演!
『CHESS THE MUSICAL』囲み取材写真&公開稽古レポート

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▲写真左から田代万里生、石井一孝、安蘭けい、中川晃教

公演について(公演資料より)

スーパー・ポップグループABBAのベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース作曲、「エビータ」「ジーザス・クライスト・スーパースター」「ライオンキング」のティム・ライス原案・作詞の伝説のミュージカル“チェス”。

1984年にリリースされたコンセプトアルバムは、マレー・ヘッドが歌う「One Night in Bangkok」が全米3位、また「I know him so well」は全英1位にチャートインし、一躍大ヒットとなりました。
1986年にロンドンで開幕したミュージカル(演出:トレヴァー・ナン)は、1989年までロングランを記録。
楽曲は、クラシック的なものから、ポップス、ロックと幅広いメロディで構成されており、コンサートとして取り上げられることも多く、これまでに世界各国 30数か所で上演されています。
2008年にはロンドンでイディナ・メンゼル(「アナと雪の女王」「ウィキッド」)、アダム・パスカル(「レント」)、そして全世界で 2,500万枚以上のアルバム・セールスを誇るアメリカの生んだスーパー・スター、ジョシュ・グローバン他、豪華キャストによるコンサート版が上演され、話題を呼びました。

日本では2012年に『CHESS in Concert』日本ヴァージョン初演。安蘭けい、石井一孝、浦井健治、中川晃教という豪華キャストに加え、演出・訳詞に荻田浩一、音楽監督に島健という最高の布陣で、上演されるやいなやリピーター続出、再演希望の声が相次ぎました。 2013年12月には、セカンドヴァージョンとしての公演もコンサート形式で成功を収めました。

いよいよ、ミュージカル版が誕生します。


ストーリー

舞台は米ソの冷戦時代。イタリアのメラーノでチェスの世界一を決める選手権が開催される。時の世界チャンピオンはアメリカ合衆国のフレディ(中川晃教)。傍らには、彼のセコンドを務めるフローレンス(安蘭けい)がいる。
対戦相手はソビエト連邦のアナトリー(石井一孝)。チェスの天才フレディはフローレンスの忠告もむなしく、記者会見で対戦相手を罵り、記者達から非難をあびせられる。天才チャンピオンの成功と孤独に苦しむフレディ。
一方、アナトリーは共産主義のソビエト連邦という国家を背負ってチェスをプレイすることの重圧に苦しんでいた。
競技場には、彼らの世界を冷徹に支配するアービター(田代万里生)が待つ。
精神的に追いつめられたフレディは試合を放棄、それによりアナトリーが不戦勝で新たな世界チャンピオンとなる。葛藤の中で、敵味方であるはずなのに恋に落ちてしまうフローレンスとアナトリー。しかしアナトリーには故郷に残してきた妻と子供がいた。
フローレンスは 1956年のハンガリー動乱で親を失くした孤独な身の上だ。アナトリーは亡命を決意する。
1年後、再びチェスの世界選手権がタイのバンコクで開催される。世界チャンピオンであるアナトリーは出場者としてフローレンスと共にこの国に来ていた。そしてこの地に、テレビ業界に転身したフレディ、アナトリーの妻スヴェトラーナ(AKANE LIV)も現れる。試合を前に KGB(旧ソ連国家保安委員会)、CIA(米国諜報機関)の思惑も交錯する。 彼らの人生はどのような軌跡を描いていくのか…… すべてを賭したゲームが始まる。


公開稽古(2015年8月31日)

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▲東西冷戦時代を描いています。アメリカのウォルター(戸井勝海)とソビエトのモロコフ(ひのあらた)。
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▲フレディのセコンドを務めるフローレンス(安蘭けい)。
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▲国を背負ってのチェスゲーム。いろんな思惑が入り乱れます。
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▲スーパー・ポップグループABBAのベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース作曲の楽曲は
難しい旋律を奏でながらも耳触りがとてもいいので、観終わった後も脳内をぐるぐると駆け巡ります。
楽曲ごとに全然違うタッチで描かれているというのも面白いですね。
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▲日本では2012年に『CHESS in Concert』日本ヴァージョン初演、
2013年12月には、セカンドヴァージョンとしての公演もコンサート形式で成功を収め、
いよいよ今回ミュージカル版が日本で初上演。
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▲アナトリー(石井一孝)と妻スヴェトラーナ(AKANE LIV)。
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▲アメリカ合衆国のフレディ(中川晃教)。
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▲チェスゲームの世界を冷徹に支配するアービター(田代万里生)。田代さんは本作初参加!
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▲演出・訳詞は荻田浩一さん。繊細、かつ大胆に、演出していきます。

この日公開されたのは冒頭のシーンだけでしたが、
圧巻の歌声と、万華鏡のようにくるくると表情を変える動きに見入ってしまいました。
登場人物紹介のような場面でもあり、最初からワクワクします。
早く続きが観たいです!

今回初のミュージカル版ということで、コンサートの時とは曲順が変わったり、
見せ方が変わったりしています。芝居要素も加わりより一層ドラマチックな作品になりそうですよ。


 

『CHESS THE MUSICAL』

 

作曲:ベニー・アンダーソン/ビョルン・ウルヴァース

原案・作詞:ティム・ライス

演出・訳詞:荻田浩一

音楽監督:島 健

 

東京公演

日程:2015年9月27日~10月12日

会場:東京芸術劇場 プレイハウス

 

大阪公演

日程:2015年10月19日~10月25日

会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

 

http://www.chess-musical.jp/

 

 

 
 

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