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『ETERNAL CHIKAMATSU -近松 門左衛門『心中天網島』より-』
舞台写真 コメント
本公演は、遊女小春、治兵衛、その妻おさんの三角関係を見事に描いた
近松の代表作『心中天網島』をベースに、究極の愛を描いた作品です。
『日陰者に照る月』でウエストエンド演劇賞を受賞、その後、
様々な作品でトニー賞を受賞し、世界の演劇界に衝撃を与え続けている
演出家・デヴィッド・ルヴォーのオリジナルアイデアに基づき、作家・谷 賢一が書き下ろす最新戯曲です。
主演は、日本を代表する女優の一人 深津絵里とこれからの歌舞伎界を担う中村七之助。
なんと今回が初共演となります。共演には映画・ドラマで特別な存在感を放つ伊藤歩、
柔剛自在な演技力とその個性がひかる中嶋しゅう、実力・人気ともに
日本でオンリーワンの演劇ユニットTEAM NACSの音尾琢真など、錚々たる俳優陣が顔をそろえました。
2016年待望の新作戯曲「ETERNAL CHIKAMATSU」に、ご期待ください。
ほんのちょっと、15分だけの恋のはずだった。
止むに止まれぬ事情から、売春婦になったハル。割り切って始めた商売だが、
足繁く通うジロウ(妻子持ち・現在失業中)と命懸けの恋に落ちる。
周囲の反対を押し切ってこの恋を全うすることが出来ないと諦め、ハルはジロウに愛想尽かしをしたふりをして
心ならずもジロウと別れる。自暴自棄になって街をさまよっていたハルは、かつて遊女の涙で溢れたという
蜆川(曽根崎川)のあった場所で、ハルと同じ境遇にある、妻も子供もいる紙屋治兵衛と命懸けの恋をしている
遊女小春と出会い、近松門左衛門の江戸の世界、古い古い恋の物語に引きこまれていく。
出演
深津絵里
中村七之助
伊藤歩
中島歩
入野自由
矢崎広
澤村國久
山岡弘征
朝山知彦
宮菜穂子
森川由樹
中嶋しゅう
音尾琢真
他
◆深津絵里 コメント
いよいよ初日です。まだ実感が沸いてないのが本音ですが
少しでもお客様に楽しんでいただけるように全力を尽くすのみです。
どの時代でも上演されている近松の古典的なお話を
あえてイギリス人のルヴォーさんが演出に挑むことが、
この作品のすべてなのではないかと思います。そこが一番の見所だと思います。
◆中村七之助 コメント
とてもいい緊張で初日を迎えられることが嬉しいです。
稽古で自分がやってきたこと、キャストスタッフ皆で
同じ方向を向いて突き進んできたことを信じてやるだけです。
近松も初演は僕たちと同じパワーでやっていたのかなと思います。
このチカマツもいつか古典になるかもしれません(笑)
ぜひともその初演を見逃さず観に来ていただきたいです。
◆デヴィッド・ルヴォー コメント
稽古で積み上げてきたことが形になり、とても興奮しているし、楽しみにしています。
この舞台は、息ピッタリのお二人(深津絵里さん、中村七之助さん)によって
2つの世界が見事に合致しました。難しかったと思いますが、
とても素晴らしいものができました。当初絵里さんには現代、
七之助さんには過去を演じてもらおうと思っていましたが、
結果的には、お二人とも未来を演じてくださいました。お客様に観ていただけるのが楽しみです。
『ETERNAL CHIKAMATSU -近松 門左衛門『心中天網島』より-』
作: 谷賢一
演出: デヴィッド・ルヴォー
【東京公演】
2016年3月10日(木)~3月27日(日)
会場:Bunkamura シアターコクーン
企画・制作・主催:梅田芸術劇場
[東京主催]フジテレビ、アミューズ、ぴあ [協力]松竹
http://www.umegei.com/schedule/514/
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