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ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』製作発表
本作はジェラール・プレスギュルヴィックの情熱的でロマンチックな音楽によりフランスで大成功を収め、
世界各国で500万人以上を動員した大ヒットミュージカルです。
日本では、小池修一郎の演出により、2010年に宝塚歌劇団星組での初演から雪組、月組でも相次いで上演。
2011年、2013年には日本オリジナル本格バージョンを上演し計16万人を動員しました。
そしてこの度、新たにオーディションにより選ばれたキャストと、新演出により、待望の再々演となります。
「世界の王」「本当の俺じゃない」「バルコニー」「僕は怖い」「エメ」が披露されました。
◆潤色・演出:小池修一郎
今日初めてこのメンバーによるパフォーマンスを見まして、なかなかいけるんじゃないかと思いました。
2011年版の打ち合わせをした際、宝塚版は大変ロマンティックで歌劇ならではのものだったので、
それに対してリアリティーあるものを作ろうと思いました。両家の争いが21世紀の現代でなんらかの
リアリティーを感じられたらと思い、やや近未来的と言いますか、大友克洋さんの劇画「童夢」のような
崩壊した破壊された世界を想定して準備しておりました。しかしこの年に(東日本大)震災があり、私自身も
阪神大震災で被災者だったこともあり、そう言う時にこういう演出にするのはちょっと辛いかなと思い、
おしゃれな感じのもので(当初とは路線を変えて)上演しました。
お陰さまでたくさんのお客様にご覧いただき感謝しております。
今回どのようにやろうかを考えた時、“失われた世界”の両家の争い、
その中で『ロミオ&ジュリエット』の悲劇を描いていきたいなと思っております。
楽曲などが変わる訳ではないので、与えられた要素の中でどこまでそれが表現出来るかというのが課題だと思います。
震災からの5年、世界情勢はテロの時代になってしまいました。
世の中の移り変わりの中で、たとえ時代が変わっても作品が生き続けているというのがシェイクスピアの
すごいところだと思います。どの時代の人も感動したり共感出来るというのを描いています。
2016年、2017年の上演時の観客の皆様に何かを感じていただけるものにしたいと思います。
日常的なリアリズムで描くことが出来るだろうかと思いながら今日のパフォーマンスを見ていましたが、
このメンバーならいけるのではないかと思いました。この方向性で進めることが出来そうだということに、
勇気と自信をもらいました。是非ご覧頂けたらと思います。
◆ロミオ:古川雄大
前回に続きロミオという役をやれることを本当に嬉しく思っています。
新演出でキャストもほぼ変わり、セットも、振付も衣裳も変わります。
僕自身新作に挑む気持ちで、いちから台本とロミオという役に向かっていけたらと思います。
哀しいお話ではありますが、最後に希望が残ると思っています。
だからお客様にも希望を残せるように、役として純粋にぶつかりピュアなロミオを作りたいと思います。
共演者や小池先生と今までにない『ロミオ&ジュリエット』を作れるよう努めたいと思います。ご期待ください。
◆ロミオ:大野拓朗
僕自身小池先生のこの『ロミオ&ジュリエット』の舞台がが世界で一番好きな公演で、
初めて観た時から、初めてミュージカルに出演した時から、4年間ずっとこの舞台に立つことを夢見て
精進してきました。ロミオとしてこの場に立てていることを大変嬉しく思っております。
素晴らしいキャストのみなさんとご一緒し、チーム一丸となって、
今までの『ロミオ&ジュリエット』が最高に大好きなので、それと同じ位歴史に残るような
素敵な作品になればと思っております。観て下さった方が最高級のいい思い出になるように
しますので是非ご期待ください。
◆ジュリエット:生田絵梨花(乃木坂46)
3年前にこの作品を観て、感動と衝撃を受け、いつかジュリエットを演じたいと思い続けてきました。
今、こうして立っていることが嬉しくもありますが不思議な感じもしています。
この緊張に負けないようたくさん努力をしてこれから頑張っていきたいと思います。
◆ジュリエット:木下晴香
小さな頃からミュージカルが大好きだったので、ジュリエット役として
いつもは客席から憧れて観ている方々と同じ舞台に立たせていただくことが本当に夢のようです。
まだまだ不安でいっぱいですが全力でジュリエットを演じたいと思います。
◆ベンヴォーリオ:馬場徹
僕自身、今のミニライブをやり本番が楽しみになりました。
ベンヴォーリオという役はいろいろ出来ると思いますので、どんどんかき乱していけたらなと
思っております。小池先生に熱いご指導を頂き、この舞台の一員として頑張ります。
◆ベンヴォーリオ:矢崎広
愛されている作品であり、これからも愛され続けるであろうという作品に参加することが出来、
嬉しく光栄に思っております。前回公演の魂を受け継ぎつつ、
ここにいる新生のみんなで一丸となって、小池先生と2人のロミオを中心に
新しいものを作っていければなと思います。
◆マーキューシオ:平間壮一
これまでの『ロミオ&ジュリエット』も大好きで楽曲も演出も素敵な作品だなと思って
観ておりました、今回新演出ということで自分が関わることが出来て嬉しく思います。
小池先生の頭の中では新しい演出プランが膨らんでいらっしゃるなと今のお話を聞いて思いました。
僕たちがその世界観をひろげていき、新たな演出でみなさんに愛され続ける作品になるよう
頑張りたいと思います。
◆マーキューシオ:小野賢章
僕自身初めてのシェイクスピア作品で、出演させていただけて光栄です。
精一杯舞台上でマーキューシオの人生を生きられたらいいなと思います。
キャストのみなさんと力を合わせて素敵な舞台になるよう頑張りますので楽しみにしていてください。
◆ティボルト:渡辺大輔
またこうやって小池先生の作品に出演させていただけることを光栄に感じ嬉しく思います。
『1789』という作品でたくさん学びました。自分自身の力の無さをすごく感じました。
小池先生からいちから鍛えていただいて、素敵なカンパニーのみなさん、諸先輩方から学びながら
大きなものを届けたいなと思います。この若手の中では自分が一番年上、いつのまにかそんな年齢に
なっていたのでもっとしっかりしなきゃと思いました。
◆ティボルト:広瀬友祐
つきなみな言い方ですがこの作品に出演出来ることを幸せに思いますし、この役を演じられることを
楽しみにしています。世界中で愛され誰もが知っている作品で、日本オリジナルバージョンとしては
3度目の上演となりますがこのタイミングでこの作品と出会い、素晴らしいキャストと共に
僕たちにしか出来ない『ロミオ&ジュリエット』に出来ればなと思っています。
◆死のダンサー:大貫勇輔
この中ではセリフをしゃべったり歌を歌ったりは一切ないのですが、この中で初演から3回
“死のダンサー”をやらせていただいていて、気が付けば一番の古株です。またこういう風に
呼んでいただけたことに感謝しています。新演出ということなので新しい気持ちで
素晴らしい作品を作りあげられたらと思っております。
◆死のダンサー:宮尾俊太郎(Kバレエカンパニー)
この作品は2回目の公演から参加させていただいております。
“死のダンサー”はとても難しい役で、時としてキャラクターの感情を映し出す鏡のようであったり、
死へと運ぶ恐怖の存在であったり、全体を包み込む自然の摂理であったり、前回はそんなことを感じながら演じました。
今回は小池先生の演出に柔軟に対応しながら演じていけたらと思います。
『ロミオ&ジュリエット』は“死のダンサー”の演じ方によって色が大きく変わるような感じがしているので、
間違ってもこの作品を殺してしまわないようにしたいと思います。
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
【東京公演】
日程:2017年1月15日(日) ~ 2017年2月14日(火)
会場:赤坂ACTシアター
【大阪公演】
日程:2017年2月22日(水) ~ 2017年3月5日(日)
会場:梅田芸術劇場 メインホール
企画制作:TBS / ホリプロ / 梅田芸術劇場
東京公演主催:TBS / ホリプロ / 東宝 / 梅田芸術劇場
大阪公演主催:TBS / ホリプロ / 東宝 / 朝日放送 / 梅田芸術劇場
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