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宝塚歌劇団月組トップスター 龍 真咲 退団会見
龍 真咲 退団会見(2016年9月4日)
簡易生命保険誕生100周年 かんぽ生命 ドリームシアター シャイニング・ショー『Forever LOVE!!』が千秋楽を迎え、
公演終了後、この公演で退団する龍 真咲が会見を行いました。
◆龍 真咲
月組の龍 真咲です。(少し感極った表情で)皆様、本日はお忙しい中お越し下さりありがとうございました。
そして温かく見守って下さり、そのお心が嬉しく思っております。
溢れるばかりの思いで言葉にするのが難しいのですが、これから少しずつ皆様に
この思いをしっかりとお返しさせていただきたいと思います。
何はともあれこうして無事に千秋楽を迎えることが出来ましたこと、
宝塚生活にピリオドを打つことが出来ましたこと、安堵しております。
本当にありがとうございました。
―――サヨナラショーの最後にガッツポーズをした心境は。
これで全てをやりつくしたという思いでしょうか。
―――改めて男役の魅力をどのように感じていらっしゃいますか?
私自身の男役への思いを言いますと、男を演じることが出来るということが
男役を演じる側の魅力だと思います。現実的ではない理想を求め続けるという意味では
芸名「龍 真咲」としてもとしても男役としても極め続けるという共通点があるのではないかなと思います。
そこはやりがいがありました。
―――100周年の公演も務められ、龍さんご自身は宝塚の歴史に
どのようなことを残すことが出来たと思いますか。
残すことが出来たというのはおこがましくて、言うことは出来ないのですが、
もしかしたらお答えに遠くなるかもしれませんが、これを残すぞ、あれをやりたいぞ、あれを渡してきたぞと
いうのではなくて、これから私の足跡というものを月組生がどれだけ拾っていって
くれるかなというところに期待しています。なぜそれを思うかと言うと、
近年ですと彩輝さんや瀬奈さん、霧矢さんの残していかれたもの、足跡を、
私自身もしっかりと辿って来たつもりだったので、それが隠れている秘密のプレゼント
みたいなもの、やはり経験してみないと分からないということもありますし、想像の中で
理解するのは難しいことだと思います。私はそれを見付けた時にいろんな喜びがありましたので、
これから足跡を辿って欲しいというバトンの受け継ぎと、それを見付けてもらいたいなと
いうことを心のどこかに希望として期待しているかもしれないです。
―――龍さんはずっと月組でいらっしゃいましたが、改めて月組の魅力は。
数年前までは団体戦が強く個性が際立つという、ひとりひとりの粒立ちを目標にやってまいりました。
100周年が過ぎてひとりひとりの個性も出て来ましたし、団体の力もいろんな意味で
応用力が出て来たのではないかと思います。でもそれは私が居た時代の月組のイメージで
私の中で動物園的な月組の色という感じがあるので、今日終えて思うのは、
その基盤がある上でどういう風に月組がどう変化していくかが楽しみでもあり、
さあどう出て来るかなと思うところでもあります。
私が創り上げた月組には一片の悔いはありませんし、力強い組になったと思います。
パレードではファン8000人に見送られ、16年間の宝塚生活に別れを告げました。
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