情報紙から飛び出した 演劇系エンタメ サイト
Copyright Since1999 情報紙ターミナル
Copyright Since2010 株式会社ERIZUN

水 夏希さん主演 『パンク・シャンソン』~エディット・ピアフの生涯~ 舞台稽古 2017年05月

(2017年05月03日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。

※ 記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。なお、リンクはフリーです。

 
この記事おススメ!って思った方は   をクリック!(20 人がクリック)
Loading...

水 夏希さん主演
ドラマティカルシリーズ リーディング vol.1 『パンク・シャンソン』~エディット・ピアフの生涯~舞台稽古

舞台稽古(2017年5月2日)

ドラマティカルシリーズ リーディング vol.1として
『パンク・シャンソン』~エディット・ピアフの生涯~が上演されている。
没後50年以上たった今も愛され続けているエディット・ピアフを題材に朗読と歌で構成。
構成・演出は、鈴木勝秀。
主演は、水 夏希。
水は、『CHICAGO』やDANCE LEGENDシリーズにも出演するなど、ダンスの名手としても知られている。
そんな水が今回は(かるく踊るような振りはあるものの)ダンスを封印し、
きらびやかな装飾も一切なし、大きな装置もなし。余計なものを一切削ぎ落とた空間で、
全身真っ黒のワンピース姿でひとりの女性、エディット・ピアフの生涯を立ち上がらせた。

先日のインタビューで「変身願望がある」と語っていた水にとって、
これほど洗練され、衣裳に頼ることなく動きも限られた中で表現することは
大きな挑戦だったに違いないが、後半になるにつれ
どんどんその情熱、思いが満ち溢れていくのを感じた。

愛に飢え、愛に生きたエディット・ピアフ。
愛そのものへのアプローチの仕方は人それぞれだが、
今、目の前にあるものに貪欲に向き合い、精一杯生きる姿は水の生き様とも重なる。
途中、歌うシーンもあるが、アカペラ部分が多かったのも印象的。
今回のドラマティカルシリーズ リーディングという新たなジャンルへの挑戦は
水にとってこれからの大きな礎となるのではないかという予感がした。

シンプルな中にも、ピアフの実際の身長を感じさせるマネキンなど
視覚的なこだわりも感じた。

時に情熱的に「赤」く染め上げ、時には「青」く映し出し、
大きな宇宙さえ感じさせる照明も印象に残った。

ゲネプロ時は福井貴一と渡辺大輔が出演していたが、
日替わりで男性陣のキャストが変わるのもみどころのひとつ。
声の「セッション」を楽しめそうだ。

アコーディオン演奏は、アラン・パットン。
世界観を創り出す、大きな一役を担っていた。

上演時間は休憩なしで約90分。
洗練された空間で、濃密なひととき。


7034

7047

7060

7080

7089

7094

7102

7105

7114

7115

7119

 

ドラマティカルシリーズ リーディング vol.1

『パンク・シャンソン』~エディット・ピアフの生涯~

 

日程:2017年5月2日~5月6日

日程:よみうり大手町ホール

 

構成・演出:鈴木勝秀

アコーディオン演奏:アラン・パットン

出演:水夏希/福井貴一・山路和弘・石橋祐

日替わりゲスト:辻本祐樹・牧田哲也・渡辺大輔(五十音順)

※5/6 14時回は出演者4名での特別バージョンとなります。

 

主催:東京音協

東京音協サイト

 

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

[ PR ]