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宝塚歌劇 宙組公演
ミュージカル・プレイ『神々の土地』~ロマノフたちの黄昏~
レヴューロマン『クラシカル ビジュー』
朝夏 まなと 囲み取材
公演について
ミュージカル・プレイ『神々の土地』 ~ロマノフたちの黄昏~
作・演出/上田 久美子
1916年、ロシア革命前夜。帝都ペトログラードで囁かれる怪しげな噂。
皇帝ニコライ二世と皇后アレクサンドラが、ラスプーチンという怪僧に操られて悪政を敷いている——。
折からの大戦で困窮した民衆はロマノフ王朝への不満を募らせ、
革命の気運はかつてないほどに高まっていた。
皇族で有能な軍人でもあるドミトリー・パブロヴィチ・ロマノフは、
皇帝の身辺を護るためペトログラードへの転任を命じられる。
王朝を救う道を模索する彼にフェリックス・ユスポフ公爵がラスプーチン暗殺を持ちかける。
時を同じくして、皇帝から皇女オリガとの結婚を勧められるドミトリー。
しかしその心を、ある女性の面影がよぎって…
凍てつく嵐のような革命のうねりの中に、失われゆく華やかな冬宮。
一つの時代の終わりに命燃やした、魂たちの永遠の思い出。
レヴューロマン『クラシカル ビジュー』
作・演出/稲葉 太地
人の心を掴んで離さず、時に人を惑わせる華麗な宝石(ビジュー)。
色とりどりの煌めきを放つ宙組メンバーを、
あまたの宝石になぞらえた場面で構成するレヴュー作品です。
伝統的な男役の美しさを体現する朝夏まなとの魅力を、様々な光を放つ宝石に投影し、
その輝きを最大限に味わえるレヴューとしてお届け致します。
初日の囲み取材が行われました。(2017年10月13日)
◆朝夏まなと
本日はお足元も悪い中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
千秋楽まで全身全霊で頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
―――宝塚大劇場公演を終えて、今回どんな気持ちで
東京宝塚劇場公演に臨んでいらっしゃいますか?
◆朝夏まなと
大劇場公演中は、本当に皆さまからの愛をたくさん感じて、
スタッフの先生や組子の愛にいっぱい包まれて、すごく充実した気持ちで終えることができました。
東京の公演も、それに負けないようにと言いますか、今度が本当の集大成となりますので、
東京に観に来てくださる方にも、今の宙組のパワーをお届けしたいなと思って、
それを先頭で引っ張れるように頑張りたいと思っております。
―――2作品の見どころを教えてください。
◆朝夏まなと
お芝居は、とても深いお話と言いますか、演じ手の1つのセリフの言い方によって、
どういう受け取り方をされるのかが、すごく左右される作品で、
大劇場公演中は、すごく難しくて頭を打つばかりでした。
少しずつ自分の中に降りてきて、皆で1つの波を作るというお芝居なので、
ロシアのその時代のうねりの時が、ちょうど今の宙組にも当てはまり、皆で作っています。
とてもエネルギーがいるお芝居なので、そういうところを観ていただけたらと思います。
ショーは、今盛り上がっている状態なので、皆様に元気になってもらえるような、
作品だと思うので、その辺りを楽しみにしていただけたらと思います。
―――信念を持った役だと思うのですが、その中で大切に演じている部分と、
ショーで組子の皆さんと顔を合わせるシーンがありますが、その時の気持ちを教えてください。
◆朝夏まなと
最終的にロシアへの思いで、信念を持って生きているのですが、
やはりその時々の状況を見て、何を一番優先すべきことなのかということを感じながら演じています。
最終地点はいつも同じですが、そこにいくまでの周りから受ける感情が本当に毎回違うので、
その時に感じたことをリアルに表現できるように心がけています。
ショーでは、皆の心からの笑顔を見ることができて、
私自身幸せですし、それによって残りのショーを頑張れる力をもらっています。
―――私たちもたくさんの愛をもらったなと思いましたが、朝夏さんにとって宝塚とは?
◆朝夏まなと
私は中学を卒業してすぐに入りまして、すごく成長させてくれる場所でした。
夢の世界でもあり、私にとっては現実で、舞台人としても、人間としても、
すごく成長させていただいたなと改めて思います。
―――最後の囲み会見で黒燕尾を選んだ理由を教えてください。
◆朝夏まなと
『クラシカル ビジュー』の中でも最後に大階段での燕尾がありますけれど、
私が男役として自覚が芽生えたと言いますか、宝塚という伝統の中で、
黒燕尾の踊りを継承していきたいという思いがすごくあったので、
やはり今回もこれかなと思って選びました。
(飾りのない黒燕尾について)最後は、飾りのない皆と同じ黒燕尾でも、
何か発するものが違うというところに自分が憧れていたからです。
宝塚歌劇 宙組公演
ミュージカル・プレイ『神々の土地』
作・演出/上田 久美子
レヴューロマン『クラシカル ビジュー』
作・演出/稲葉 太地
2017年10月13日(金)〜11月19日(日)
東京宝塚劇場
公式サイト
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