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SECRET SPLENDOUR(シークレット スプレンダー)
早霧せいな 囲み取材
公演について
Super StarsによるSpecialなShowtime
ジャズ、ポップス、シャンソン、ミュージカルほか
様々なシーンでスプレンダーが輝く
Song&Dance&Entertainment
早霧せいな、再び舞台に舞い降りる!
キャスト
早霧せいな
大野幸人/小野妃香里/海宝直人/JKim/丹澤誠二/原田薫/安寿ミラ(特別出演)
笹岡征矢/鮫島拓馬/花岡麻里名/吉田繭
Guest
平澤智 桜木涼介(日替わり)
舞台稽古前に、早霧せいな囲み取材が行われました。(2017年11月5日)
―――『SECRET SPLENDOUR(シークレット スプレンダー)』が、
どのような公演か教えてください。
宝塚歌劇団を退団して初めてのショーです。初めて外の舞台に立つということで、
内容としては男役的な部分もありながら、1人の女性として、表現者として、
変換期と言いますか、今を切り取ったショーになっているのではないかと思います。
私だけが出てくるというよりも、他の出演者の皆さんとのコラボレーションだったり、
歌あり、ダンスあり、寸劇そのなかでも和物があったり、盛りだくさんなショーになっています。
―――『SECRET SPLENDOUR』の公演名の意味は?
シークレットは秘密で、スプレンダーは輝きということで、その名の通りです(笑)。
自分の名前も早霧せいな“SS”ですし、
そこに掛けたということもあります。
観に来てくださる皆様にも「観たら分かるよ、その秘密」じゃないですが(笑)、
「観てからのお楽しみ!」という内容になっていると思います。
―――宝塚歌劇団の公演と大きく違うところは?
宝塚の場合は組に在籍していると、ずっと同じ組子の仲間たちと、
その作品が終わっても次の作品でも共にあるというか(同じメンバーで作り上げていく)。
卒業して、今回はこの『SECRET SPLENDOUR』のために集まった出演者の方と、
スタッフの方と作り上げるということで、やはりそこは大きな違いなんじゃないかと思います。
一期一会じゃないですが・・・。
―――出演者も今までは女性ばかりでしたが、そういったところはどうですか?
そうですね。稽古当初は男性がいるということも含めて、
知らない皆さんと振付を受けたり、お稽古をすることが、どの瞬間もとても新鮮でした。
リフトする側からされる側になって、どうしていいか戸惑いました。
まぁ、今でも戸惑っています(笑)。
―――衣裳も新しい挑戦をされていますが。
そうですね。宝塚の時も女役をやることはあったので、ドレスを着たことはあったのですが、
その時は男役なので、カッコして「ちょっと強すぎたり違和感があっても男役だから仕方ないよね」
みたいなところで許してもらっていたのですが、今はそういう訳にはいかないんじゃないかなと
思ってはいるのですが・・・今はカッコして「元・男役だもん」というのを自分の中では、
ちょっと言い訳にしながら・・・(笑)
でも、慣れないドレス、ヒールのシーンもありますし、早霧せいなとしては新しいことに
挑戦するんだという心意気といいますか、その挑戦の気持ちでやっています。
―――ドレスアップした時は抵抗とかありますか?
抵抗というよりも、恥ずかしさの方がありました。今は当初よりはだいぶ・・・。
でも、仕草やドレスのさばき方は、まだまだ自然には身についていないなと。
一回ずつ考えながら丁寧にやりながらという感じです。
―――今回、早霧さんの代表的な曲が使われていますね。
やはり早霧せいなのショーとして観に来てくださるお客様は、
私の現役時代をたくさん観てくださった方が多いと思いますので、
入ってきやすさもありつつ、でも新しい部分もお見せするという
バランスをとりながら。知っている曲が流れると人って
ちょっとテンションが上がったり、あぁ知ってる!と思って聞きたくなったりすると思うので、
そういう意味もあると思います。
―――退団して約3ヶ月たって何か変わったことはありますか?
以前は稽古場と劇場、自宅の往復で、どうしても視野が狭くなるというか、
そこに集中するしかなかったのですが、
辞めて2ヶ月間自由な時間が与えられて、その視野が広がったような気がします。
―――何かはじめたことはありますか?
臆病者なので、特に、はじめませんでした(笑)。
まだまだ2ヶ月なので、何かを始めるというところまでは行かず、
むしろこの公演がはじまるんだなという覚悟の気持ちの2ヶ月だった気もします。
―――宝塚歌劇団にいらした(構成・演出の)荻田浩一先生とのお仕事ですが、
何か刺激などありましたか?
やはり宝塚のこともよくご存知ですし、宝塚以外の舞台のこともご存知ですし、
男役から1人の女性として演技者になられた方々と一緒にお仕事をなさっている経験が
すごく豊富だったので、私よりも先に今の私の気持ちをわかっていらっしゃるというか(笑)、
そこはすごくありがたくて、相談しても答えをいただけますし、
でもこの時期をとても大切にしてくださっているので、決して押し付けではなく
私の気持ちを優先してくださるということが
とてもありがたかったなと思います。
―――今回のショーを作る上で早霧さんが出したアイディアや要望はありますか?
特にないですが、早霧せいなのショーとはなっていますが、
決して私だけではなくて、やはり作品としてお客様に楽しんでいただけるの一番だと常に思っているので、
その辺はお願いしたのですが、だからといって、これがやりたいあれがやりたいというのは、
特になく、演出家の荻田先生や制作の皆さんにお任せしました。
―――来年初のミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』に挑戦されるということですが、
抱負や意気込みを教えてください。
まだこのショーがはじまっていないので、宝塚を卒業しての舞台が自分にとってどういうものなのかというのは、
これから感じていくと思うのですが、このショーと違ってお芝居、ミュージカルとなると、
今までやってきたことプラス違うことが要求されるんじゃないかと思いますので、
早霧せいなという自分自身を磨いていかなきゃなと思いつつ・・・。でも、ちょっと
違和感が残るぐらいが今の男役から女性への変換期にはちょうどいいんじゃないかと思いますし、
そこをその作品に取り込みながら、お客様に楽しんでいただくのが一番じゃないかなと思うので、
ちょっと無理をしつつ、でも無理をし過ぎずに、自分らしさをちゃんと残しながら、
その作品の中で生きられたらと思います。
―――最後に『SECRET SPLENDOUR』への意気込みと、ファンの皆様にメッセージをお願いします。
自分でも初日が開けて、どういう風にお客様が楽しんで、そしてどう反応してくださるのかが
とても楽しみです。宝塚の公演ももちろん緊張したり、ワクワクしたり、不安だったりと、
色々な想いの中で歩んできたのですが、今回はそれとはまた違う気持ちが、
言葉にできない、なんともいえない未知な世界が待っているという感覚があるので、
一回一回の公演を大切にしながら、出演者の皆さんと、お客様とその瞬間を感じ取って、
自分の中でも吸収して楽しんでいきたいと思います。千秋楽まで応援よろしくお願いいたします。
『SECRET SPLENDOUR(シークレット スプレンダー)』
東京公演:2017年11月5日(日)~14日(火)
会場:TBS赤坂ACT シアター
大阪公演:2017年11月17日(金)~11月19日(日)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
公式サイト
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