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宝塚歌劇 花組公演『MESSIAH −異聞・天草四郎−』『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』
明日海 りお、仙名 彩世 囲み取材
公演について
ミュージカル『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』
作・演出/原田 諒
江戸時代初期、幕府による禁教令が発布された後も、九州・天草の地には数多くのキリシタンが隠れ住んでいた。
そこに一人の男が流れ着く。自らの過去を多く語ろうとしないその男は、
キリシタン大名として知られた小西行長の遺臣によって拾われ、四郎と名づけられた。
周囲の人々に頑なな四郎は、やがて一人の娘との出会いを通じてキリシタンの教えを知ることになる。
その頃、肥前島原藩主によるキリシタン弾圧と過酷な年貢の取り立てに、民衆たちの我慢は限界に達していた。
天草、そして島原の人々の為、立ち上がることを決意する四郎。
はたして彼は真の救世主(メサイア)となり得たのか、そして人々の心に何を残したのか……?
島原の乱の指導者として多くの伝説を残し、今もなお謎多き人物として異彩の魅力を放つ天草四郎時貞の姿を、
新たな視点でドラマティックに描き出した作品。従来の日本物の枠にとらわれず、
衣装や美術に現代的なエッセンスを加味した、新たな日本物オリジナル・ミュージカルとしてお届け致します。
ショー・スペクタキュラー『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』
作・演出/野口 幸作
百花繚乱、色とりどりの花が咲き薫る永遠の花園、タカラヅカ。
そのなかでもひときわ美しく大輪の花を咲かせる明日海りお率いる、
比類なき美の宝庫・花組の魅力の全てを盛り込み、「花美男子(HANAOTOKO/ハナオトコ)」の誘惑に心ときめき、
「花美乙女(HANAOTOME/ハナオトメ)」の優美な姿に酔いしれる、絢爛豪華で大人の雰囲気のショー作品。
野に咲く花々のように麗しく美しく芳しく、夜空を彩る花火のように熱く激しく妖しく、そして鮮烈に!
古今東西の名曲と美しいコスチュームの数々で、花にまつわる恋人たちの愛と夢とロマンを描く、
めくるめくエンターテインメント・ショーにご期待下さい。
舞台稽古前に囲み取材が行われました。(2018年9月7日)
◆明日海 りお
いよいよ始まりますので、気を引き締めて頑張っていきたいと思います。
◆仙名 彩世
今日から千秋楽まで心を込めて日々務めて参りたいと思います。
―――二作品の見どころを教えてください。
◆明日海 りお
『MESSIAH』は、それぞれ幕府側や島原の人たちと立場が全然違うのですが、
東京公演に来る前のお稽古場で、(大劇場公演を経て)よりみんなで一緒に作り上げていると感じました。
個人戦ではなく、みんなが丁寧に心を込めて作り上げているので、
それが大きなパワーとなってお客様に伝わったら、そこが見どころになるのではないかと思います。
ショーの『BEAUTIFUL GARDEN』は、作・演出の野口(幸作)先生が“百花繚乱”と、
私たちを咲き誇る花のように例えてくださいましたが、個性豊かなメンバーがおりますので、
思いきり、それぞれが楽しんでやっているなという感じがします。
場面毎に、その色を強く出していき、それをまとめていけたらいいなと思っています。
◆仙名 彩世
お芝居は組子のほとんどがお百姓さんの役で、その中にも色々な家族関係もあります。
それぞれの人生を一人一人が丁寧に積み重ねて作っているので、
そういうエネルギーをお客様にも感じていただけたらと思います。
ショーは盛り沢山な内容になっていて、特に私は中詰の夏を感じながら歌い踊れる場面が大好きで、
全員でパワフルに踊れるこの場面は見どころだと思います。
―――ショーの好きなシーンはどこですか?
◆明日海 りお
この衣装(囲み取材で着用した衣装)を着ているフィナーレナンバーが(好き)。
黒燕尾でないフィナーレナンバーというのが、とても久しぶりに感じるのですが、
宝塚らしい、ふんわりとしたお衣装で宝塚への思いを歌う空間がすごく優しくて穏やかな気持ちになれて、
でも男役として生徒としての誇りが芽生えてくる、とても好きな場面です。
◆仙名 彩世
私も明日海さんがおっしゃったフィナーレナンバーはとても大好きです。
私はオーケストラピットから出るので、それまでの流れを中で拝見しております。
毎日、明日海さんが素直な気持ちを歌われる温かい空気というものを感じながら、
みんなの思いやテンションが上がっていくところが好きです。
―――お互いに好きなシーンを教えてください。
◆明日海 りお
(見つめ合い)お互い好きな場面は、何だろう?
すごくピッタリだなと思うのは、闘牛の場面の女優さんの役は合うと思います。
あと「ス・ワンダフル」のハットを被って男役さんと一緒に出ている場面も彼女らしいなと思いつつ、
中詰のフワッとした真っ白な麦わら帽子の場面も何だか羨ましい…。
あ、羨ましいってやりたいという意味でははないのですが(笑)。メルヘンで良いなと思っています。
◆仙名 彩世
絞るのは難しいのですが、プロローグの明日海さんの髪型が大好きなんです。
前髪をちょっと下ろしていて、メッシュも入っています。
客席降りから銀橋に戻ってこられる時にちょっと手でかきあげる、
そんなちょっとした仕草なども「はぁ~」と思いながら見ています(笑)。
闘牛の場面もぴったりだなと思います。凛々しくもあり、ちょっと切なくもあり。
明日海さんが本来持っていらっしゃるものなのか、その魅力にいつも引き込まれております。
あとガーシュウィンの黒燕尾の場面は、ケーン(ステッキ)を持って、とても粋で軽やかなのですが、
ピシッとした誇りも感じられますし、男役さんの中心に立っていらっしゃる明日海さんを拝見するのを
いつも楽しみにしております。
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宝塚歌劇 花組公演
ミュージカル『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』
ショー・スペクタキュラー『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』
東京公演:2018年9月7日(金)~ 10月14日(日)
会場:東京宝塚劇場
公式サイト
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