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宝塚歌劇 宙組『白鷺の城』『異人たちのルネサンス』
真風 涼帆、星風 まどか 囲み取材
公演について
-本朝妖綺譚-
『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』
作・演出/大野 拓史
絢爛たる平安の都で始まった、白皙の貴公子、陰陽師・安倍泰成と、
艶やかに人心を惑わす妖狐・玉藻前の対決は、時を越え、場所を変え、
豪壮たる名城「白鷺の城」で終に決着の日を迎える。
千年に亘って転生を繰り返しながら、争い、そして魅かれ合う
陰陽師と妖狐の宿縁を、時に雅やかに、時に妖しく描く、日本物レヴュー。
ミュージカル・プレイ
『異人たちのルネサンス』
—ダ・ヴィンチが描いた記憶—
作・演出/田渕 大輔
万能の天才と謳われながら、その生涯に多くの謎を残すレオナルド・ダ・ヴィンチ。
彼の創作の源が、ある女性への愛であったと仮定し、ダ・ヴィンチと彼を取り巻く人々との愛憎を描く。
15世紀のイタリア・フィレンツェ。この街にルネサンス芸術を花開かせた時の
統治者ロレンツォ・デ・メディチは、軍事、外交にも優れた手腕を発揮し、
ローマ教皇との対立を深めつつあった。若きレオナルド・ダ・ヴィンチも彼の庇護を受ける芸術家の一人。
ダ・ヴィンチは依頼された作品の完成も他所に、気ままな創作にかまけてはロレンツォを苛立たせていた。
そんな折、彼はロレンツォの愛人カテリーナが幼馴染みである事を知る。
同じ庶子という境遇からいつも寄り添い、寂しさを分かち合った二人…だが今、
美しく成長した彼女の眼に浮かぶのは、心を閉ざすかのような謎めいた微笑だった。
舞台稽古後に囲み取材が行われました。(2018年11月23日)
―――それぞれの作品の見どころを教えてください。
◆真風 涼帆
日本物のショーは宙組が誕生してから初の和物ショーということで、
大劇場の時には技術面はもちろんですが、お化粧や着こなしなど課題が多かったのですが、
大劇場公演を経て育んだ力をさらにパワーアップしてお見せできたらと思っております。
お芝居は今の宙組に当てて描いていただいたオリジナルなので、
そこを観に来てくださった方々にも楽しんでいただけたらと思いますし、
私自身は、まだまだ謎の多い人物であるレオナルド・ダ・ヴィンチということで、
彼の追い求めた真実の愛や、そこで出会う人々との関係性を日々繊細に丁寧に
演じていけたらなと思っております。
◆星風 まどか
日本物のショーは、ショーなのですがお芝居仕立てで、場面毎に色々なお色が出ているショーだなと思うので、
そこが見どころだと思います。お芝居も宙組生が集中して、その日その日を生きているところが
人物とも重なって、とても繊細に描かれてるお芝居だなと思うので、そこを観ていただけたら嬉しいです。
―――ショーでは色々な時代で組まれていますが、役作りする上で相談したこととかありますか?
◆真風 涼帆
私は和物ショーに参加するのは4回目なのですが、今までに無いストーリー仕立てという、
王道のものとは違うのかなと感じております。その中で、私自身は通し役のような、
でも場面毎に役が違う人物というのは、お芝居でもあまりやったことがなかったので、
自分自身も新しい挑戦が多いものに感じております。
そこを一律して通して千年もの長い宿縁をを大切に最後に繋げていけたらと思っております。
◆星風 まどか
ゆりかさん(真風)は、4度目の日本物のショーということで、たくさん日本物のことを教えていただいて、
その上で役として私は、玉藻前という役を通し役として演じているので、ゆりかさんが演じられる
色々な時代の役に添って、私も成長して玉藻前の命をしっかりとお客様にお伝えできるように
というところを日々心がけてさせております。
―――お芝居はいかがですか?
◆真風 涼帆
今まで再演物が多かったのですごく勉強になりましたし、日々模索しつつ、
お客様の空気も感じながら演じていけたらと思っております。
◆星風 まどか
日々新鮮な気持ちでということが大切になるお芝居だなと思うので、大劇場でも上演はしておりますが、
ご一緒させていただくゆりかさんや宙組の方々の空気感を感じて、
まだまだ先を目指せるなと思うので、千秋楽までより良いものをという気持ちで
務めたまいりたいと思います。
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-本朝妖綺譚-
『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』
ミュージカル・プレイ
『異人たちのルネサンス』
—ダ・ヴィンチが描いた記憶—
東京公演:2018年11月23日(金)~ 12月24日(月)
会場:東京宝塚劇場
公式サイト
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