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舞台『サイドウェイ』に出演する石井一孝さん、壮 一帆さん インタビュー
conSept 初となるストレートプレイは原作者レックス・ピケットによって戯曲化された、
米アカデミー賞受賞の大ヒット作『サイドウェイ』をお届けします!
レックス・ピケットの原作からなる映画『サイドウェイ』は米アカデミー賞の他、
世界中で大小350もの賞を受賞しただけでなく、世界中にカリフォルニアワインとピノ・ノアー ルの魅力を伝え、
ワイン産業にまで多大な影響を与えたと言われています。
2000年代のバディ・ロードムービーの代名詞ともなった本作を原作者レックス・ピケット本人による戯曲で舞台化!
そして本作の日本語上演台本・演出は、独特なテンポ感とテーマでシニカルでありながら
人間味溢れる世界観を作り出す劇作家であり演出家でもある古川貴義(箱庭円舞曲)が手掛けます。
脇道だって人生の一部です
目標がある人は羨ましいけど、いつだって目標通りに生きていけるわけじゃない。
気楽に生きてる人は羨ましいけど、そんなに毎日ヘラヘラ笑ってなんて過ごせない。
誰かを愛するときですらプライドが気持ちを邪魔する瞬間があるし、
愛していると言いながら欲望を満たしたいだけのときだってある。
どうしようもない自分に打ちのめされてガッカリしているとき、
思い描いた人生からちょっと脇道に逸れたとしても、まあいいじゃないか、
そう言ってグラスを傾けられる瞬間があるなら。
中年街道まっしぐらの男二人、熟成していくワインのように味わい深くなれるのか?
マイルスとジャックは古い友人。マイルスはしがない脚本の請負仕事をこなしながら夢である小説家を目指し、
ジャックは鳴かず飛ばずの俳優業の傍ら、テレビ番組のディレクターで生計を立てている。
どちらも40代の中年街道突入をきっかけに人生の転機を狙うが、一方では大きな選択の岐路に立たされている。
小説家を諦めて、別の人生の選択を迫られるマイルス、そして華やかな俳優業を断念して家庭に落ち着くか悩むジャック。
果たして、二人は苦難(?)を乗り越えて味わい深い中年の人生を謳歌できるのか?!
請負でテレビドラマや映画の脚本書きをしているマイルス(藤重政孝)は
小説家として一本立ちする夢を捨てきれないまま40代になってしまった。
いつまでも離婚の痛手を引きずり神経質なところのある彼は、ワインのことになると一家言もつこだわり派。
そんな彼の古い親友で、いまは落ち目の俳優兼テレビディレクターであるジャック(石井一孝)がついに結婚することに。
そこでマイルスは、結婚前最後の独身旅行を男2人で楽しもうと、安ワインの味しか知らないジャックを
カリフォルニアのワイナリー巡りの旅へと連れ出す。
バチェラー・パーティーよろしく、ハメをはずすことしか考えてないジャックに対し、
必死にワインの素晴らしさを語って聞かせるマイルスだったがジャックの興味はやっぱりワインより女。
そんな二人が訪れたサンタ・イネズ・ヴァレーのワインレストランには店員として勤める女性、マヤ(壮一帆)がいる。
マイルスとマヤは顔なじみで互いに興味を惹かれるがなかなか距離を縮められない。
一方、マヤの友人でワイナリーのテイスティング・マネージャーをしているテラ(富田麻帆)と
一目で惚れ合ってしまったジャックは、いきなり初対面で熱い夜を共に過ごす。
そんな二人を横目にマイルスとマヤの関係はどこかぎこちない。
見兼ねたジャックが二人をけしかけ上手くいきかけるが、そんなタイミングでジャックが
1週間後に結婚するということがバレてしまいマヤとテラは激怒。
マイルスとジャックの気 ままな二人旅に暗雲が立ち込める。
―――今作でお二人が演じる役についてお互いにご紹介ください。
◆壮 一帆
カズさん(石井一孝さん)演じるジャックとその友人マイルス。
二人はどんな人物かというのを、あえて愛情を込めて言わせていただくと「クズ」ですね(笑)。
でも、この物語においては二人の個性と魅力がとてもクローズアップされていて、
客観的に見ても本当に面白いです。ジャックとカズさんのパーソナルな部分はとても合っているなと思います。
いい意味での隙が計算じゃなく自然に出ているような部分、このキャスティングはすごいなと思います。
◆石井一孝
「クズ」とまで思われているとは……(笑)。俺の演じるジャックは愛すべきポンコツ。
ここまで女子好きというのは、倫理観的にどうなの?というところもあるかもしれないけれど、
ジャックは出会った全ての人を本気で好きになっているんですよね。
結婚するバーバラのことも本気で愛しているけど、(旅先で)出会ったテラのことも愛しちゃう。
お客様の中にはそんなジャックにどん引きする方もいるかもしれませんが、体温のあるチャーミングな男だなと思っています。
そもそも女性にモテる人、浮名を流してる人ってマメだよね。労力と時間とお金をかけてるし、常にアンテナを張ってるでしょ。
現実の俺はそっちにアンテナ張ってないんだけど、イメージできる先輩ならいますよ(笑)。
えりたん(壮 一帆さん)演じるマヤは、ジャックのセリフにもあるけど、スマートでクールでユーモアがある女性。
これこそナイスキャスティングだよね。根は熱い人だけど、なんと言ってもクールビューティーだもん。
ただマヤは一方でとても傷つきやすくて繊細な面もあるよね。
◆壮 一帆
そうですね。私は最初の本読みの時のイメージを軸にして役作りをすることが多いのですけれども、
今回、演出家の古川(貴義)さんからマヤの繊細さについてアドバイスをいただきました。
私の地でやってしまうと、どうしても「自分の力で運命を切り開くぜ!!」みたいな方向に行ってしまうので、
マヤの繊細さは、マイルスを好きになる気持ちを大切にすることで表現していきたいなと思っています。
彼女がマイルスのどこを好きになったのかを考えると、リベラルな部分での会話を楽しめる間柄であるところかなと思っていて。
ジャックとテラとの関係とは違うマヤとマイルスの関係性をどうお見せしていくかを課題にお稽古しています。
・一般:8,800 円(全席指定・税込)
・配信視聴券:
3カメ配信:3300円、ワイン付き6500円(数量限定・税込・ワイン送料別)
1カメ配信:2500円、ワイン付き5700円(数量限定・税込・ワイン送料別)
[配信チケット販売:conSept movie] ※3月4日10時より販売開始
https://consept-movie.myshopify.com/
※ボトルワイン付き観劇券はオリジナル・ワインオープナー付きでお届けします。
※ボトルワイン付き観劇券は別途送料 1,000円(1本)がかかります。
※アーカイブ配信はありませんが、配信トラブル対応のための見逃し配信を各配信日の23:59まで設定しています。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
舞台『サイドウェイ』
期間:2021年3月17日(水)~3月25日(木)
会場:東京芸術劇場シアターイースト
STAFF:
原作・脚本:レックス・ピケット
日本語上演台本・演出:古川貴義
出演:
藤重政孝 石井一孝 壮 一帆 富田麻帆
江浦優大 嶋村亜華里 片桐はづき
https://www.consept-s.com/sideways
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