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令和版、新生『魔界転生』誕生! 福岡公演の初日開幕!
演劇と映像の融合、進化を遂げた“電影活劇”
上川隆也、小池徹平のコメントが到着!
スペクタクル時代劇『魔界転生(まかいてんしょう)』福岡公演が福岡・博多座で初日を迎えました。
「魔界転生(まかいてんしょう)」は、山田風太郎原作の人気伝奇小説です。
壮大なスケール、奇抜かつ摩訶不思議な展開で、アクション・エンターテインメントの最高傑作と云われています。
2018年(平成30年)に「日本テレビ開局65年記念舞台」として、
堤幸彦演出、上川隆也主演で大ヒットを記録し、2年4ヶ月ぶりの再演です。
今回は、初演よりも一層映像効果を多用し、LEDを駆使した鮮明かつ大迫力の演出となっています。
大道具が映像に変わり、出演者と映像がシンクロし、演劇×映像の融合が大きな見どころとなっています。
映像と連動した躍動感あふれる出演者、活き活きと動く映像の中の人物たち、合戦や炎・雷などのインパクトあるリアルな背景画像、
映像が人を支え、人が映像とコラボします。これまでの演劇の常識を超えた、画期的な「電影活劇」が誕生しました。
一方で、初演以上に人間ドラマも濃厚になっています。
主演の上川隆也演じる柳生十兵衛と松平健演じる柳生宗矩の手に汗握る迫真の決闘、
小池徹平演じる天草四郎が放つ怪しい魅力と巧みな妖術、浅野ゆう子演じる淀殿と藤原紀香演じるお品の情感漂う感動の場面、
さらに、魔界衆の勢揃いや随所に登場するド派手
なアクションなど、見せ場と見どころが次々と繰り出され、観る人を魔界へといざないます。
2021年4月、ついに姿を現した新生『魔界転生』、その圧倒的な迫力に驚かされ、
めくるめくLED映像、フライング、大立ち回り、笑いあり、涙あり…、
再演というよりは新作、初演の舞台と云えるような、これまで「誰も見たことに無い」画期的なアクション・スペクタクルです。
大盛況のうちに幕を下ろした愛知公演(4/7~11)を経て、ついに福岡公演が開幕いたしました。
長崎・島原や熊本・天草など、作品にゆかりの深い場所が数多く存在し、九州での上演にはとても意義深いものがあります。
博多座初日のカーテンコールでも観客総立ちとなり、拍手が鳴り止みませんでした。
令和版『魔界転生』は敢えてコロナ禍を逆手に取った革新的な舞台です。
新演出、新機軸で、お客様に驚きと興奮と感動をお届けします。
愛知公演、そして今日初日を迎えた福岡公演、東京公演、
そして大阪公演、大千穐楽の6月10日(木)まで、全75ステージ、全力で駆け抜けます。
徳川幕府によるキリシタン弾圧のため、暴徒と化した10万人の信者が惨殺された肥前国(長崎県)島原。
その地で、禍々しい魔界の力を借りて、「島原の乱」の首謀者・天草四郎が甦る。
四郎は怒りと憎しみに燃え、幕府への復讐を決意する。
やがて、「魔界転生」という妖術を使い、幕府と闘う配下を求め、歴史に名を残す剣豪を次々と甦らせる。
荒木又右衛門、田宮坊太郎、宝蔵院胤瞬、そして、宮本武蔵、柳生宗矩、
錚々たる猛者たちが黄泉の国から転生し、悪鬼として再び生を受け、四郎と共に幕府滅亡を画策する。
これら魔界衆に隻眼の剣士・柳生十兵衛を中心とする幕府方が立ち向かい、
魑魅魍魎が跋扈する悪魔の企てを阻止すべく、柳生衆と共に果敢に闘い、強敵を斬り滅ぼしていく。
大坂では淀殿も甦り、四郎の姉・お品や「真田十勇士」の生き残りの根津甚八も活躍し、
柳生衆と魔界衆の激突はますます混迷の色合いを深めて行く。
天草四郎、柳生宗矩と血で血を洗う死闘が続き、ついに十兵衛は日光東照宮での最終決戦を迎える…。
◆上川隆也
堤さんの演出はとにかく楽しいです。台本の流れを壊さない様、随所に笑いを忍ばせたテクニックが見事です。
稽古では、その演出に役者もうまく乗せられて自由闊達な現場でした。
初演と比べて、ストーリーラインに大きな変化はないのですが、シェイプアップされた形になっています。
より分かりやすく、この作品の核の部分をより一層掴んで頂きやすくなっていると思います。
映像と芝居の融合がこの作品の特徴ですが、映像の部分はより大きく進化を果たし、
初演がバージョン1.0とするならば、今回の再演はバージョン2.5を超えるほど進化しているのではないかと思います。
芝居、殺陣、映像、すべてがブラッシュアップしました。
初演を見た方もまた、新鮮な気持ちで楽しんで頂けます。
1ステージ1ステージ、とにかく丹念にお届けしたいと思います。
◆小池徹平
LEDの映像がとても鮮明で、演じる側も最新技術にとても驚いています。
本当に美しい映像で、まるでイルミネーションを見ているのかなと錯覚してしまうような仕上がりです。
セット転換すらも楽しませる、飽きさせない演出は、想像を超えています。
上川さんとはほぼ初対面だったのですが、稽古場はすごく居心地が良く、とても楽しかったです。
キャスト・スタッフ一丸となって面白いことにチャレンジしていく、すごく刺激的な稽古場でした。
稽古に入る前に演出の堤さんと天草四郎ゆかりの地の南島原・天草を巡りました。
とてもぜいたくな役作りをさせていただきましたので、役に対する思い入れを特に強く持って演じられているように感じます。
ゆかりの地である九州、博多座での公演はとても感慨深いです。
自分が思っている以上に素晴らしく、新しい作品になっていると思います。
皆さまが安心して楽しめるよう最後まで努めますので、ぜひ安心して劇場にお越しください。
『魔界転生』福岡公演
原作:山田風太郎(角川文庫刊)
演出:堤 幸彦
出演:上川隆也 小池徹平 ほか
公演日程:
2021年 4月16日(金)~28日(水)
チケット:A席14,500円 B席10,000円 C席6,500円
問い合わせ:博多座電話予約センター 092-263-5555
博多座インターネット販売
http://hakataza.e-tix.jp/pc/hakataza.html (PC&携帯)
<東京公演> 2021年 5月4日(火・祝)~28日(金) 明治座
<大阪公演> 2021年 6月2日(水)~10日(木) 新歌舞伎座
公式サイト https://makaitensho.jp
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