『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。
※ 記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。なお、リンクはフリーです。
ミュージカル『王家の紋章』に出演中の綺咲愛里さんインタビュー
現在、東京・帝国劇場で上演中のミュージカル『王家の紋章』に、
ミタムン役で出演されている綺咲愛里さんにインタビューをしました。
ーーー初日の幕が開きました。
以前インタビューで「身近な役の方がダブルキャストという経験があまり無い」とお話しされていましたが、
実際にお稽古、舞台と経験して感じたことはありますか?
◆綺咲愛里
演じる相手によって役へのアプローチも変わってくるので、その違いを感じながら、
日々新鮮にお芝居をさせていただき、とても楽しいと思っているところです。
ーーー脚本・作詞・演出を担当する荻田浩一さんの作品に出演するのは初めてですか?
◆綺咲愛里
一度ご一緒したことはありました。もともと再々演ということもあり形があるところからのスタートだったのですが、
荻田さんが「リビルド(再構築)」という言葉をよく使っていらっしゃって、再演ではあるけれど、
キャストも違っていますし、皆で新たな気持ちで作り上げていこう!という、すごく温かい雰囲気のお稽古場でした。
ーーー今回演じているミタムンは、後半にかけて感情表現が難しい役だと思いますが、
どのようなことを大切にしていますか?
◆綺咲愛里
全幕を通してミタムンという役の役割をしっかりと果たしたいと思って演じています。
二幕は、この世にいない人物として存在しています。
振付の先生も、セリフが無い分、(感情を伝える)お芝居を主に構成してくださっているので、
そこでメッセージが伝えられるようにという思いを大切にしています。
ーーー以前「漫画を読み始めた」とお聞きしました。
◆綺咲愛里
途中まで買ったので、そこまでは読んだのですが、その先が気になっています。
この舞台版は最初の部分の数巻なのですが、長く愛されている作品ですし、
どんな人の心も鷲掴みにする面白さがあるなとハマってしまいました。
私は、漫画よりも先に舞台映像を見ましたが、原作漫画があるとはいえ、
舞台の上での役割や居方というのもすごく大事だと思いました。
セリフも漫画のまま使われている部分もあるので、漫画からヒントをもらいながら、
今回の『王家の紋章』の中で役作りしていこうという気持ちがありました。
原作にとらわれ過ぎないように、でも原作ファンの方もたくさん観にいらっしゃると思いますので、
ミタムンのイメージは崩さないようにしながら自分にできる色を出していけたらと思っています。
ーーー色々な角度から楽しむことができる作品ですよね。
◆綺咲愛里
愛に溢れた作品だと思います。キャロルとメンフィスの愛だけではなく、
キャロルに対するメンフィスとイズミルの想い、そしてアイシスとメンフィス、ライアンとキャロル、
イズミルと私が演じるミタムンの兄妹愛など色々な形があります。
荻田さんが「40年前に作られた漫画の3000年前の古代エジプトの話」とおっしゃっていました。
古代エジブトと聞くと、すごく前の話のようですが、時代が経過しても通じる1つの愛というものが、
きっと3000年前と今も変わらないのだと思うので、その色々な愛の種類を感じていただきたいと思います。
そして“想い”と“想い”のぶつかり合いが多い作品。誰に感情移入するかによって見方も変わってくるところが面白いと思います。
愛や絆など、温かい気持ちをお客様に受け取って帰っていただけたら嬉しいです。
ーーー8月の帝国劇場での東京公演に続き、9月には福岡の博多座公演へと続きます。
◆綺咲愛里
長く愛されている作品、そして舞台での公演、そしてカンパニーの一員として演じられていることを光栄に感じております。
こういうご時世で、全国から行きたくても行けないという方もたくさんいらっしゃると思います。
今のような状況も、日常が戻ってくると信じていますし、徹底して感染対策につとめながら公演しております。
そして、同じ気持ちで対策をして観に来てくださるお客さまに少しの時間日常を忘れて、
古代エジプトの世界観にたっぷり浸かっていただけたら嬉しいです。
最後は、とても心温まる空間で幕が下りるので、皆さまの活力になればいいなと思っております。
「月刊プリンセス」(秋田書店)にて1976年から現在まで連載を続け、
累計発行部数4000万部を誇る『王家の紋章』の世界初ミュージカル化となった2016年8月初演のチケットは即日完売。
異例のスピードで半年後には再演され、大きな話題となった本作。
熱いご期待にお応えして、2021年に再々演を迎えることが決定致しました。8月に帝国劇場、9月には博多座で上演されます。
新たなキャストも迎えてお届けする今回は、
メンフィス役には若く美しい少年王を瑞々しく演じ高い評価を受けた浦井健治が初演から続投、
そして新たなるメンフィスとして『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』を始めとした名だたる
大作ミュージカルに出演し人気急上昇の海宝直人が出演。
ヒロインのアメリカ人少女キャロル役は、ミュージカル女優として確たる地位を築いている神田沙也加と
数々の話題作でヒロインを務め若手ミュージカル女優として大注目の木下晴香がWキャストで演じます。
他、メンフィスと敵対するヒッタイトの王子イズミル役は初演から引続き平方元基、
高い身体能力と表現を活かして大舞台で活躍する大貫勇輔のWキャスト、
メンフィスの姉アイシス役は宝塚歌劇団退団後に数々のヒロインを務め今回新境地となる朝夏まなと、
前回はキャロルを演じ今回は敵役への挑戦となる新妻聖子がこちらもWキャストで、
キャロルの兄ライアン役は多くの話題作に出演し存在を印象付けている躍進目覚ましい植原卓也、
エジプトの宰相イムホテップ役は初演から演じる山口祐一郎、といったバラエティ豊かな注目のキャスト陣が揃いました。
独自の美しい世界観に定評のある荻田浩一の演出、『エリザベート』『モーツァルト!』など
名作ミュージカルを数多く手掛けてきた巨匠シルヴェスター・リーヴァイによる音楽も健在です。
古代エジプト王と現代アメリカ人少女との時空を越えた歴史ロマンスに是非ご期待くださいませ。
【キャスト】
メンフィス:浦井健治/海宝直人(Wキャスト)
キャロル:神田沙也加/木下晴香(Wキャスト)
イズミル:平方元基/大貫勇輔(Wキャスト)
アイシス:朝夏まなと/新妻聖子(Wキャスト)
ライアン:植原卓也
ミタムン:綺咲愛里
ナフテラ:出雲 綾
ルカ:前山剛久/岡宮来夢(Wキャスト)
ウナス:大隅勇太/前山剛久(Wキャスト)
イムホテップ:山口祐一郎
他
16歳のアメリカ人キャロル・リード(神田沙也加/木下晴香)は、エジプトで大好きな考古学を学んでいる。
頼もしい兄ライアン(植原卓也)や、友達や教授に囲まれ、幸せな毎日を送っていた。
ある日、とあるピラミッドの発掘に参加するが、そこは古代エジプトの少年王・メンフィス(浦井健治/海宝直人)の墓だった。
ピラミッドに眠っていた美しい少年王のマスク、古代エジプトへのロマンに沸き立つキャロル。
そんな中、アイシス(朝夏まなと/新妻聖子)という謎の美女が突然現れる。
実はアイシスは古代エジプトの神殿の祭司でメンフィスの異母姉。
メンフィスの墓を暴いたことによる祟りを起こすため、現代に現れたのだ。
彼女の呪術によって、キャロルは古代エジプトへとタイムスリップしてしまう。
キャロルは、エジプト人にはありえない金髪碧眼に白い肌。そして、考古学の知識と現代の知恵を持つ。
やがて古代エジプト人達から、“ナイルの娘”“黄金の姫”と呼ばれ崇められる様になり、
宰相イムホテップ(山口祐一郎)からも認められるようになるが、キャロルは現代を懐かしみ、帰りたいと願っていた。
しかし、メンフィスから求愛を受けるようになり、強引で美しい若き王メンフィスに反発しながらも心惹かれてゆく。
だが、キャロルの英知と美しさにほれ込み、彼女を奪おうとするヒッタイト王子・イズミル(平方元基/大貫勇輔)など、
2人の間には数々の困難が立ちふさがる。果たしてメンフィスとキャロルの運命は――。
ミュージカル『王家の紋章』
https://www.tohostage.com/ouke/
綺咲愛里 OFFICIAL SITE & FanClub〜a-♡family〜
綺咲愛里 Instagram
https://www.instagram.com/kisaki_airi/
綺咲愛里&STAFF Twitter
https://twitter.com/kisaki_airi
情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。