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DISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ&ピーターパン』取材会 出演者コメント到着!
世界的名作「ピーターパン」をウェンディの視点から翻案した話題作が日本初演!
イギリス・スコットランドの作家、ジェームス・マシュー・バリーが20世紀初頭に書いた世界的名作「ピーターパン」。
今回はこの小説版を「ピーターパン」をロンドンで注目の若手作家であり演出家でもあるエラ・ヒクソンが
新たにウェンディの視点から翻案し、2013 年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの
新作公演『WENDY&PETER PAN』として上演されました。
台詞に加えてダンス、フライングや、小道具、美術、映像などを駆使した“フィジカルシアター”のスタイルと、
スペクタクルとマジカル満載の美しい舞台が話題となり、2015 年にはウエストエンドでの再演も果たしました。
待望の日本初上演となる今回、演出を手掛けるのは『るつぼ』(16)、『民衆の敵』(18・ともに Bunkamura シアターコクーン)で
社会的テーマを力強く描き、日本の観客を魅了したジョナサン・マンビィ。
ロンドンでの初演・再演でも演出を務めた同氏が世界的に有名な「ピーターパン」の
ファンタジックな世界観から現代社会に通ずるテーマを浮き彫りにします。
黒木華と中島裕翔(Hey! Say! JUMP)のダブル主演!
タイトルロールであるウェンディとピーターパンを演じるのは、今回が初共演となる黒木華と中島裕翔。
近年注目の話題作に多数出演し、各方面で高い評価を得ている黒木は、16年の『るつぼ』以来となるマンビィ演出作への出演。
アイドルとしての活動に留まらず、映像を中心に俳優として活躍する中島は、19年の『WILD』以来2年ぶりの舞台出演となります。
更に、ジョンには舞台・映像と幅広く活躍する平埜生成、マイケルには近年活躍めざましい前原滉、
ティンクには若手実力派女優・富田望生、タイガー・リリーには映画『モンスターハンター』で
ハリウッド作品に出演を果たした山崎紘菜、海賊・スミーには小劇場に留まらず数多くの作品に出演する玉置孝匡、
ミセス・ダーリングにはドラマ・映画を中心に活躍し定期的に舞台にも出演している石田ひかり、
そして、フック船長とミスター・ダーリングには『るつぼ』、『民衆の敵』とマンビィ演出作で続けて主演を務め演出家からの
信頼も厚い堤真一。若手からベテランまで多彩な魅力を持つキャストが結集しました。
誰しもが一度は夢見た「ピーターパン」の世界は、時代を越え、世代を越え私たちを惹きつけます。
エラ・ヒクソンが、大胆な新解釈で描く本作は、生と死、喪失感と絶望、幸せと喜びなどの普遍的テーマが散りばめられた、
「大人のためのマジカル・ファンタジー」として、新たな冒険の旅をお贈りします。
ウェンディは作品を通して、どのような経験をし、どのように成長していくのか。
日本初演となる『ウェンディ&ピーターパン』にご期待ください。
1908 年のロンドン。ダーリング家の子供部屋。ウェンディ(黒木華)、ジョン(平埜生成)、マイケル(前原滉)、
そして体の弱いトム(下川恭平)は戦争ごっこをしながら部屋中を飛び回っている。
そこへ両親であるミスター&ミセス・ダーリング (堤真一、石田ひかり)が入ってくる。家族が揃った姿は幸せそのもの。
その晩熱を出したトムを医者に診てもらうも、診立てはあまりよくない。
やがて皆が寝静まった遅い時間に子供部屋の窓からピーターパン(中島裕翔)がやってきてトムを連れ去っていく・・・。
それから1年後のある日の夜、子供部屋の窓が開き、再びピーターパンが現れる。
驚くウェンディはジョンとマイケルを叩き起こし、トムを探すためにネバーランドへとピーターパンたちと共に旅立つのだった。
◆黒木華さん
無事に幕を開けられることと、ようやく皆さんに観ていただけることが、とても嬉しく感慨深く思います。
カンパニーはとても和気あいあいとしていて、年齢が近いキャストも多く、
稽古中にはみんなでジップザップというゲームをやったりしながら、仲を深めていました。
中島さんは、本当に身体能力が高く、ピーターパンの身軽さややんちゃさを兼ね備えているので、
役にとても合っていると思います。演出のジョナサンと今回またご一緒できるのが嬉しく、とても楽しみでした。
稽古場では皆さんから出てくるアイデアが本当にクリエイティブで充実していたので、ウェンディならではの想像力や、
成長を一つ一つ逃さないようにしていました。素敵な舞台になっているので、このような状況ではありますが、
観にきてくださる方には、この時間だけでも心の底から楽しんで帰っていただけたらと思います。
『ウェンディ&ピーターパン』の世界にひたひたに浸かりにきてください。
◆中島裕翔さん
最初は全然実感がわかなかったんですが、いよいよ明日初日なんだなと。
こういう状況の中で公演ができることに本当にいろいろな方に感謝したいです。
黒木さんは、「かわいくて静かな顔」というセリフがあるんですが、本当にそのまんまで。
それでいて、どこか勇敢で逞しいところもあり、ちょっぴりお茶目でユーモアさがあってウェンディにぴったりな方だと思います。
僕自身は、まさかピーターパンを演じられるとは思っていなくて。
でも、グループのなかでは子ども扱いされることも多く、そういうところはあっていると思います(笑)
ピーターパンを無邪気にできるかなと不安もありますが、カンパニーの皆さんとコミュニケーションをとったり、
話を聞いたり、観察することで、自分の感情が動いた瞬間に気づくときがあって、そういう感情を活かして演じられればと思います。
見に来ていただいた方には、この先どうなるか分からない鬱憤やストレスなど、発散になればなと思いますし、
いろんな要素が詰まっている作品なので、純粋に楽しんでいただければと思います。千秋楽まで全員で突っ走っていきたいです。
◆堤真一さん
イギリス人演出家のジョナサンの稽古場は、学校みたいな感じなんです。
やりたいことを自由にやっていい環境なので、とにかくコミュニケーションがよく取れていました。
若い人が多くて、本当に自由にやっていて。自分が思ったことをどんどん口に出していける稽古場だったので、
僕から見ていても、うらやましいくらいだったし、嬉しかったですね。
中島くんは、予備知識なくお会いして、最初の印象はかっこいいなと。
聞いたら、Hey!Say! JUMPで、グループでもセンターじゃないと。(こんなにカッコいいのに)どういうことよ!と(笑)
黒木さんとはジョナサンの舞台でご一緒しているのですが、しっかりした演技力の持ち主だと改めて思いました。
僕が21、22歳の頃、「天守物語」という坂東玉三郎さんの舞台で黒子をやらせていただきました。
そこで目にした空間の美しさと自由度と、ぶっ飛んだ世界観に感動して、一生、舞台に関わっていきたいと思ったんです。
今作は、その時を思い出すようなすごい空間で、自由ですし、照明から何から何まで、見るだけで涙が出てしまうんです。
どうしても「ピーターパン」というと子供向けだと思われるかもしれないですが、女性の自立も描いていたり、
大人の方にも是非ご覧いただきたい作品です。僕は本当に見ていて涙が止まらないです。
DISCOVER WORLD THEATRE vol.11
『ウェンディ&ピーターパン』
作:エラ・ヒクソン(J.M.バリー原作より翻案)
翻訳:目黒条
演出:ジョナサン・マンビィ
美術・衣裳:コリン・リッチモンド
出演:黒木華 中島裕翔(Hey! Say! JUMP)
平埜生成 前原滉 富田望生 山崎紘菜
新名基浩 田中穂先 中西南央 下川恭平 本折最強さとし
井上尚 坂本慶介 保土田寛
宮河愛一郎 原田みのる 乾直樹 近藤彩香 浜田純平 渡辺はるか
玉置孝匡 石田ひかり
堤真一
公演期間:2021年8月13日(金)〜9月5日(日)
会場:Bunkamura オーチャードホール[全28回公演]
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