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エンターテインメントショー『CHARME*LIEN(シャル*リアン)』に出演する
宇月 颯さん、芽吹 幸奈さん、鳳 真由さん、咲希あかねさん、花陽 みくさんインタビュー
2022年7月3日(日)に静岡県の森町文化会館大ホールで上演される
宝塚OGがお届けするスタイリッシュなエンターテインメントショー『CHARME*LIEN(シャル*リアン)』に出演される
宇月 颯さん、芽吹 幸奈さん、鳳 真由さん、咲希あかねさん、花陽 みくさんに、
ショーの見どころや5人のお稽古風景についてお話いただきました。
ーーーどんなエンターテインメントショーになるのかお聞かせください。
◆宇月 颯
会場となる静岡県は、宝塚歌劇を代表する歌「すみれの花咲く頃」の
訳詞をされた演出家でもある白井鐵造先生のご出生地ということもあり、
今回は白井先生のシャンソンメドレーを中心に、ショープログラムを構成しています。
芽吹が演出・振付・音楽を担当してくれているので、一緒に相談しながら準備を進めています。
ショーは白井先生のコーナーのほかに、シャンソンメドレーや宝塚のコーナーもあります。
そしてジャズにも挑戦して、英語で歌う曲も予定しています。
宝塚歌劇団での経験を経た、今の等身大の私たちが作るスタイリッシュなエンターテインメントショーです。
ショーのタイトルのCHARME(シャルム)は魅力、LE LIEN(ル リアン)は縁や繋がりという意味があり、
思いを込めた造語なのですが、女性が社会で活躍する場が増えている今、
憧れを抱けるような女性のスタイリッシュさ、魅力を表現しているショーにしていきたいと思っています。
◆芽吹 幸奈
ショーのステージングを担当いたします。後半のジャズパートでは、一人一声でコーラスをする曲もありますし、
お馴染みの曲でもハモり(ハーモニー)にも挑戦したりしますので、練習に余念がありません。
今回、それが出来るメンバーであるというのもとても心強いです。
また、今回はオリジナル曲も書かせていただきました。この公演のコンセプトとして、ようやく世の中が動き出した
このタイミングで、エンターテインメントを生で体感していただきたいという思いがあります。
「地図を開いて出かけよう、枯れた大地にも緑が広がるよ」という新曲の歌詞には、そうした思いを込めました。
サビを二重にするなどして、歌詞のメッセージ性を感じていただけるよう工夫しています。
◆鳳 真由
(新曲を)聴いた瞬間、今の時代にとても合っているけれど懐かしさもあるなと感じました。
言葉一つひとつに、閉ざされていた、これまでなかなか人と自由に出会えなかった状況から、
新たに一歩踏み出す勇気をいただいています。朝、昼、夜、どの時間帯に聴いてもそのシーンに合う、
すっと心に入ってくる曲です。
◆咲希あかね
前奏からグッと引き込まれ、辛いことや大変なことがあったからこそ、
その先のキラキラやワクワクを感じられる曲で歌っていても癒されます。
◆花陽 みく
素敵な曲って観劇した後も耳に残りますよね、この曲はまさにそんな感じです。
聴いていても気持ちいいし、いざ自分が歌う立場になったらハモりながら気持ちがいいんです。
皆さまに聴いていただけるのを楽しみにしています。
ーーー 静岡での公演となりますが、宝塚歌劇団時代の静岡での思い出はありますか?
◆花陽 みく
私は公演の後に、仲間と清水にあるちびまる子ちゃんランドに行きました。
皆で砂絵コーナーを体験した思い出があります。
◆芽吹 幸奈
花組のトップスターの明日海りおさんのご出身地だったので、
全国ツアーに行った際にとても盛り上がったことを記憶しています。
◆宇月 颯
訪れているのですが、きっと目の前の公演に必死で、あまり覚えていないんですよね。
だから、今回の森町公演が静岡での新しい思い出になればいいなと思っています。
◆鳳 真由
浜松餃子を食べた記憶が鮮明なのですが、実は幼い頃にも行ったことを思い出しました。
夜、釣り船に乗って浜名湖でカニとかお魚が獲れるんです。その獲れた海鮮がたくさん入った
お味噌汁がとても美味しかったことを憶えています。あと、今回、1軒気になっているお店があるので、
そこにはぜひ食べに行きたいと思っています。(どこのお店かは秘密)
◆咲希あかね
私は静岡と言えば、うなぎパイですね。静岡出身の同期がいて、
予科生の頃からいつもお土産で配ってくれていたので、よく食べていた思い出があります。
◆宇月 颯
食べ物の話ばかりになっちゃいますね(笑)。
ーーーショーの名前の「CHARME」=魅力に掛けて、リレー形式で互いの魅力をお一人ずつご紹介ください。
◆宇月 颯
もう20年の付き合いになりますが、彼女(芽吹幸奈さん)はとにかく多彩なんです。
今回も演出、振付、音楽と全てやってもらいますし、最近、カメラも始めたんだよね。中身はとても大らかな人です。
同期なので昔から知っていますが、舞台では実力もあるからバーンッと魅せるんですけど、
中身はホワホワーッとしていてギャップがあるんです。あまり多くは喋らず、その分、音楽や作品に込める、
何かを通して思いを伝えるのが上手い人なのだなと思っています。
◆芽吹 幸奈
鳳さんは同じ花組でしたが、実はそれ以前、彼女が受験生の時に、話しかけられたんです。
(一同びっくり!)
◆鳳 真由
芽吹さんをお見かけして、可愛かったのでつい嬉しくなって(先輩なのに)話しかけちゃったんです。
◆芽吹 幸奈
それがとても印象に残っているのですが、その時と今も変わらないというか、自分の思った感覚で突き進む人。
そういうところに助けられることがたくさんあります。今回も難しい曲のパートを担ってくれていますし、
ガラッと雰囲気を変える場面なんかでは安心して彼女に任せられます。普段からいろいろなものを包み込む
大きさを持っているところが彼女の魅力です。
◆鳳 真由
研究科1年の頃、彼女(咲希あかねさん)のおじいちゃんおばあちゃんのお宅に同期何名かで
遊びに行かせてもらったのですが、そこが本当に自然にあふれた場所で素敵で、癒された思い出があります。
その後、組が離れてしまって、退団してから久しぶりに再会しました。
とても切れ者だし、なんでも出来るイメージなのだけれども、根底にはあの大自然の恵みを受けて育った
真っ直ぐな部分がある人だと思います。
今回、初めてデュエットさせてもらうのですが、私がしっかり包み込めるように頑張って、
彼女の魅力をさらに引き出したいなと思っています。
◆咲希あかね
みくは気づかいができて、周囲をよく見ているなと思います。普段はポワ〜ッとしているイメージですが、
皆が一点集中してしまっている時に、フッと力を抜けさせてくれる魅力があるんです。
一方で彼女のスイッチがオンになり、役や歌のモードに入った時はすごくいい表現が出てくるんです。
いつも元気、でもちょっとマスコットのような癒される部分を持っているのが魅力ですね。
◆花陽 みく
トシさん(宇月 颯さん)には月組で下級生の頃からご一緒する機会を多くいただきました。
下級生は上の方を見て学ぶので、私のベースを作ってくださった方です。
相手役さんと組む時も、トシさんが隣にいてくださって、いつも正しいレールを引いてくださるんです。
◆宇月 颯
いつも曲がるんでね(笑)。
◆花陽 みく
先頭に立って、皆を「こっちだよー」と導いてくださる。
だからそのトシさんの後に必死に喰らいついていけば大丈夫という安心感が昔からあって、今もそれは変わりません。
今回のショーでもデュエットさせていただくのですが、新人公演や本公演で一緒にデュエットしていたあの頃とはまた違う、
今のトシさんと私が出せる素敵なデュエットに出来ればなと思います。
◆宇月 颯
宝塚歌劇団時代にご覧いただいていた方は、見覚えのある並びだと思ってくださるよね。
ーーーお稽古の雰囲気はいかがですか?
◆宇月 颯
こういう時期なので、互いになかなか会えてはいなかったのですが、お稽古が始まってまもない段階から、
ずっと一緒にいた感覚になっています。安心してなんでも言い合える関係なので、とにかく楽しくて、
私はむしろ皆に甘えさせてもらっています。
◆鳳 真由
わからないことにはとことん時間を割いてもらえますし、勉強になることも多いです。
ここに来て集まると自然と士気があがりますよね。
◆咲希あかね
お二人が選んでくださっている曲はどれも好きで、セレクトした理由を聞くと、
もっとこういう風に歌いたいなと思えたり、もうプラスしかなくて、もっとお稽古したいと思っちゃうほどです。
ーーー では最後に、ショーにかける意気込みと読者の方へのメッセージをお願いいたします。
◆花陽 みく
ソロ曲も魅力的ですが、この5人だから出せる呼吸や空気感を感じられる曲がたくさん散りばめられています。
一体感を感じながら楽しみにお聴きいただければと思います。
◆咲希あかね
さきほど鳳が話してくれた同期でのデュエットは、同期ならではの安心感がある中で聴いていただけると思います。
そして白井鐡造先生の曲はやはり昔から愛されてきた名曲ばかりですので、聴くだけで懐かしく、
また、聴いたことがない方も楽しめるように出来ている曲だと思います。
◆鳳 真由
個人的には、宇月さん、芽吹さんお二人の場面はとても楽しみです。
私自身は、場面を変えるという役目を担っていて、明るい曲を多く歌わせていただきます。
世の中的には沈んでいることもまだまだありますが、ショーの中では太陽のような明るさを持って
存在出来たらなと思っています。瞬きせずにご覧いただきたいです。
◆芽吹 幸奈
同期ながら音楽学校の頃からとっちゃん(宇月颯さん)のダンスが好きだったんです。
組は違ったけど、月組を観に行くと、一番後ろから見学していても、いつもとっちゃんのダンスを
目で追っちゃうというくらいだったんです。だから念願のとっちゃんとのデュエットに注目していただきたいですね。
懐かしいメンバーだと思って遠方から静岡に観に来てくださる方もいらっしゃると思いますし、
静岡の地元の方にも私たちのショーを通じ、宝塚やエンターテインメントの魅力もお伝えできればと思っています。
◆宇月 颯
ガチガチのショーを作りました、これを持って行きます、見てください……ではなく、
私たちの雰囲気と共に、魅力やご縁といったメッセージ性を感じていただけるショーになります。
私たちが、皆さんの町に出向いて行きますのでぜひ! という思いや空気感を詰め込んでいますので、
それを感じにいらしてください。肌で感じるエンターテインメントショーに出来るよう、
思いを持って静岡に参りますので、楽しみにご来場いただければと思います。
「CHARME*LIEN(シャル*リアン)」
日程:2022年7月3日(日)13:30開場/14:00開演
会場:森町文化会館 ミキホール(静岡県周智郡森町森1485)
チケット好評発売中!
全席指定6,000円(税込)
演出・振付・音楽:芽吹 幸奈
出演:宇月 颯/芽吹 幸奈/鳳 真由/咲希あかね/花陽 みく
演奏:山本佳祐(Pf.)/望月大輔(Ba.)/吉田貴博(Band.Mas/Dr.)
スーパーバイザー:初風緑
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