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宝塚歌劇 月組『ゴールデン・リバティ』『PHOENIX RISING』－IN THE MOONLIGHT－東京公演が開幕！
鳳月 杏、天紫 珠李　囲み取材

公演概要（リリースより）

ミュージカル・クエスト
『ゴールデン・リバティ』
作・演出／大野　拓史 　　

19世紀後半、アメリカ。かつて列車強盗団“ワイルドバンチ”の一員であったジェシーは、
ライマンと名乗る男から大陸横断鉄道が運ぶ国庫の金貨を盗み出す計画を依頼される。
強盗団の壊滅と共に足を洗っていたジェシーは断ったが、正体を明かすと脅され仕方なく仲間に加わる。
人を集め、周到に計画を練った上での実行だったが、列車会社の手違いで同乗する事となった軍隊に気付かれ、
図らずも銃撃戦となってしまう。それでも金塊を奪おうと貨車の扉を開けるジェシー。
だが、そこには金庫も金塊もなく、ただ一人、古い鞄を抱き締めた女が潜んでいた。
軍隊が容赦なく銃弾を浴びせる中、咄嗟に女の手を取ったジェシーは、
偶然通りすがったサーカス列車へと飛び乗り、間一髪の所で逃げ切る。
アナレアという、その女が片時も離さない古い鞄は、外交公嚢と呼ばれる国家機密の運搬に用いる品であるらしい。
お宝の可能性も捨て切れないと考えたジェシーは隙を見て鞄を奪おうとするが、サーカス団で溢れる車内では迂闊に手を出せない。
止む無く彼女と行動を共にするうち、やがてジェシーは国家ぐるみの重大事件に巻き込まれて行く……。
列車強盗の男と、秘密の責務を負いアメリカを訪れた女が出会い、迫る危機に共に立ち向かう中で次第に惹かれ合う姿を描く、
鳳月杏と天紫珠李の新トップコンビを中心とした月組が挑む、クリフハンガー・スタイルのミュージカル活劇。 　　　

Takarazuka Spectacular　
『PHOENIX RISING（フェニックス・ライジング）』－IN THE MOONLIGHT－
作・演出／野口　幸作 　　

風の時代に飛翔する「PHOENIX（フェニックス・鳳凰）」をテーマとした絢爛豪華で異国情緒あふれるレヴュー作品。
自らの身体を炎で燃やし、永遠の命を繋ぐPHOENIX（フェニックス）。
月組新トップスター・鳳月杏をPHOENIXになぞらえ、満月の夜に蘇った不死鳥が風に乗り、アジアを中心に各国を巡り、
人々の幸せのために天翔ける姿をダイナミックに描く宝塚歌劇の魅力満載のステージ。
スペクタキュラー・シリーズ第7弾は、新生月組の魅力を余す事なくお見せするべく、
「夢」「愛」「浪漫」「希望」「月」「風」「飛翔」の7つのテーマを掲げた究極のエンターテインメントをお届け致します。 　　　　

囲み取材が行われました（2025年1月24日）

◆鳳月　杏
今日は通し舞台稽古ありがとうございました。
千穐楽まで月組生みんなで頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

◆天紫　珠李
本日は通し舞台稽古におこし下さりありがとうございました。
千穐楽までみんなで完走できるように頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。

ーーートップコンビとなられて、舞台上でこういうところが
素敵だなとお互いに感じる魅力をそれぞれお伺いできますか？

◆鳳月　杏
慣れないこともたくさんあるなか、今までやってきたもの、キャリアが力になっているところがありますので、
そういう意味では彼女も舞台経験がありますし、頼もしいところがたくさんあるので、
私が気にしなくても自分で色々判断して良い舞台を創るという気持ちがあるのが、心強いなと感じています。

◆天紫　珠李
稽古場でも本番でもいつも、私たけではなく月組みんなをどしっと構えて温かく導いてくださり、
自然体でいてくださるところがいつも素敵だなと思っております。

ーーートップの大羽根を背負われた時のお気持ちと、
お芝居、ショーでそれぞれ好きなところを教えて下さい。

◆鳳月　杏
宝塚大劇場の初日は私なりに色々追われていて、早く着替えて羽根を背負って一番最後に出ていくというところで、
みんなだったりお客様を見渡す余裕がなかったのですが、毎日舞台を踏んでいくなかでそういう意味でも
だんだん呼吸ができるようになってきたので、今は待ってくれている月組のみんなと劇場全体を見渡す余裕が出てきたので、
毎日皆様への感謝の気持ちでいます。東京公演もその気持ちでいきたいなと思っています。
ショーの方の好きな場面は「飛翔」という月組生全員でのパワフルな場面があるのですが、
みんなの笑顔だったりエネルギーを感じて一緒に踊る時間が楽しいなと感じていま、
それは公演すべてを通して感じていることです。

◆天紫　珠李
パレードでは私もまだまだ慣れないことが多くて、出番に出ることで精一杯ですが、
皆さんの温かいお気持ちだったり、お客様に対する気持ちを届けたいなという想いでおります。
お芝居ショー共に好きな場面は、どちらの作品もとても月組生の個性を生かしたお役だったり、
場面を先生がつけてくださったので、どこと選び難いほどたくさん好きな場面があるのですけれども、
そういった月組にしかできない個性的でエネルギッシュな場面がたくさんあるのがいいなと思っています。

ーーーショーの「フェニックス・ライジング」は鳳月さんの芸名にちなんでいますが、
そうしたショーをできたということに対する感想はいかがですか？

◆鳳月　杏
芸名を考える時に意味を調べたりをしなくて（笑）、漢字の見た目で…（選んでいて）。
当時「鳳凰」という漢字が私のなかで何故か刺さっていて、だからどちらかの漢字を使えたらいいなと思い、
詳細は言えないのですが第二候補には「凰」の方を使った名前を考えていて、
この作品に出会う前もフェニックスだったり、鳳凰にちなんだ例えば柄などを見つけると惹かれる気持ちがありました。
ですから単純に舞台セットにフェニックスが描かれていたり、衣装にも入れていただいていることが
視覚からして嬉しい気持ちがありますし、先生が愛情を持って私の名前を使ってくださったということにも、
もちろん感謝の気持ちがございます。


ーーーお芝居は宝塚では珍しい西部劇ですが、
実際におやりになって宝塚と西部劇のどういうところがフィットするとお考えですか？

◆鳳月　杏
西部劇は見れば見るほどツボがたくさんある映画が多くて、
西部劇ではこういうシーンは絶対欲しいよねとか、この流れでこの撃ち方、この生き方は西部劇だよね、
みたいなものを勉強するなかで私もたくさん楽しめるようになっていました。
宝塚でそれを男役として表現するということで、あまり見本のない題材ですので、
自分たちで一人ひとりが自分の男役でどう表現できるのかを研究したり、
どうやったらカッコよく見せられるのかというのを、お手本のないなかで、
自分で模索していくことがすごく充実したお稽古期間だったなと感じています。
今回学んだことは絶対に力になっているかなと思うので、挑戦できて良かったなと感じております。

◆天紫　珠李
宝塚ではありそうでなかった西部劇なので、それに携われることが嬉しいなと思いますし、
こうきたらこうくるみたいな決まりごとでしたり、コスチュームもなかなか普段娘役が着ることが
できないようなもの、テンガロンハットだったり、西部劇らしいコスチュームも、
男役さんを含めて魅力なのではないかなと思っています。

ーーーお芝居とショーの見どころをお願いします。

◆鳳月　杏
お芝居は先ほども申しましたような宝塚としても新しい挑戦なので、
男役が銃を持ってカウボーイになるとこんなにカッコいいんだとか、ワクワクするとか、
初めて観る感じを皆様に素敵だなと思っていただけたらいいと思います。
ショーの方はアジアンレビューというのがそう頻繁にあるものではないですし、
今回、アジアンレビューのなかでエジプト側からはじまったりですとか、
メイクにもいつもと違う色々な要素が入っているので、その世界観というものが
月組のそれぞれの個性と融合して新しいショーになっていたらいいなと思うので、
お客様にも楽しんでいただけたらなと思います。

◆天紫　珠李
西部劇と東洋のショーということで、また全然違うテーマの作品だと思うのですけれども、
今まで月組はシックなイメージの作品が多かったように私も思うのですが、
今回はそういったなかにも人間臭さですとか、エネルギッシュな部分、
力強い部分が各場面に詰まっているなと思いますので、そういったところを
見どころとして観ていただけたらと思っています。
ショーも個性豊かな月組メンバーにしかできない場面がありますし、いま（鳳月を見て）おっしゃられたように、
メイクなどでもいつもとやはり一味違った感じになっておりますので、
そういった意味でも皆様に楽しんでいただけるのではないかと思っています。

（取材・撮影　橘涼香）

＜ライブ中継・ライブ配信＞
月組公演『ゴールデン・リバティ』『PHOENIX RISING』 https://kageki.hankyu.co.jp/news/20241019_007.html

 

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