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宝塚歌劇 星組『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』東京公演が開幕!礼 真琴 囲み取材 2025年07月

(2025年07月01日記載)

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宝塚歌劇 星組『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』東京公演が開幕!
礼 真琴 囲み取材


公演概要(リリースより)


ミュージカル『阿修羅城の瞳』
原作/劇団☆新感線「阿修羅城の瞳」(作・中島 かずき)
原作演出/いのうえひでのり
潤色・上演台本・演出/小柳 奈穂子

次々と革新的な作品を生み出し、絶大な人気を誇る劇団☆新感線の代表作の一つ「阿修羅城の瞳」。
人と鬼との壮絶な恋物語を、いのうえ歌舞伎と呼ばれるケレン味溢れるダイナミックな演出で描き上げた
伝説の作品が、宝塚歌劇の舞台に登場致します。
劇団☆新感線と宝塚歌劇による、初のコラボレーション作品として、
礼真琴を中心とした星組が挑む、究極のエンターテインメント大作の誕生にご期待ください。

人を喰らう鬼が密かに跋扈する、文化・文政期の江戸の街。
千年余の長きにわたる人と鬼との闘いの果て、鬼の王・阿修羅の目覚めの時が近付いていた。
鬼を祓うため幕府が組織した“鬼御門”の腕利きとして“鬼殺し”と称された病葉出門は、
五年前のある事件を契機に鬼御門を辞め、鶴屋南北一座に身を寄せていた。
ある時、鬼御門に追われる謎の女つばきを匿うこととなる出門。
不思議な縁に導かれ出会った二人は、惹かれ合っていくが…。    


ファンタジック・タペストリー『エスペラント!』
作・演出/生田 大和  

古今東西、人類が様々な形で抱いてきた希望・願い・祈り。
かつて存在した筈の、失われた美を追い求める人。人間の想像力から生み出された物語の中の人々。
大都会に聳え立つ摩天楼の片隅で燻り、惑う人々……叶えられた願い、届かなかった祈り、
時に飽く無き欲望へと姿を変える希望、そしてその先の未来まで。
心を開けば見えてくる、この地球上に広がる無数の美しき世界で、人々の希望と願い、祈りが交錯する時、
エスペラント(=希望を胸に抱く人)たちは生まれ続けるのだ……

どこか懐かしく、それでいて新しく、どこまでも宝塚。パリ・レビューでもなく、アメリカン・レビューでもない。
110年の伝統の、その先へと続く、宝塚レビューの新たな時代へ。
この青い星の上で継がれていく、願いと祈り、そして希望を讃えて、
礼真琴と共に綴るファンタジック・タペストリー!

囲み取材が行われました(2025年6月27日)



◆礼 真琴
通し舞台稽古ありがとうございました。
私事ではございますが、この公演が宝塚人生の最後の公演となります。
悔いのないように星組の大好きな仲間たちと、8月10日まで駆け抜けられるように頑張りますので、
よろしくお願い致します。

ーーー宝塚大劇場での千秋楽を終えられて、
いまどんな気持ちで東京公演に挑まれますか?


◆礼 真琴
宝塚大劇場では卒業したという実感が全くなく(笑)。
千秋楽の1日が本当に大変な1日だったのですが、いつも以上にすごいイベントの1日を終えたという感覚で
千秋楽を終えたので、東京公演はよりかみしめなければな、という思いで東京に参りました。

ーーー改めて最後の公演で、宝塚の良さを感じる瞬間はありますか?

◆礼 真琴
今回のレビューがたくさんのメンバーで出ている場面が多く、
いつも以上に組の仲間たちを舞台上で見る瞬間が多く、
その笑顔を見ると、本当に星組が大好きだなと毎回思います」

ーーー今回、劇団☆新感線の「阿修羅城の瞳」を宝塚で上演するにあたっての、ご苦労や見どころは

◆礼 真琴
劇団☆新感線さんの舞台は、私も元々大好きなんですけれども、あのスピード感と美しい殺陣と、
そして思わずフッと笑ってしまうような面白さ、この絶妙なバランスが、私も大好きなので、
宝塚歌劇ならではの良さも取り入れつつ、新感線さんの格好良さを、女性だけの私たちでどう表現するかというのが、
宝塚大劇場公演の時から課題ではありました。
みんなが自分の役に挑戦し続けてくれており、東京は(物語の舞台の)本場の江戸ですから、
江戸の舞台に引き続き立ち向かっていきたいと思います。

ーーーご自身の役どころで(病葉出門)大切にしていることは?

◆礼 真琴
出門はそうですね、まずは滑舌。ものすごくしゃべっているので。
でも(新感線で演じた)松本幸四郎さんや、初演の古田新太さんも、
ものすごく言葉が気持ちよく耳に届いてくる方々なので、尊敬していますから、学ばせていただきながら、
江戸っ子なので早口ですが、どうにか皆さまに物語がしっかり伝わるようにと。
あとはひたすら体力勝負で、剣を振り回すことに、もっともっと慣れていきたいと思っています。

ーーーショーのみどころは?

◆礼 真琴
以前お芝居でお世話になった(作・演出の)生田大和先生に、今回はレビューを書き下ろしていただいたのですが、
お芝居の先生だからこその奥深さがたくさん詰まっていて。
でも「どこか新しく懐かしい」と先生もおっしゃっていましたが、
私たち自身も星組としては勢いで乗り切ってしまうところを、今回はタカラジェンヌらしく、
美しく華やかにをテーマに、みんなで頑張っております。

ーーーさよなら公演らしい演出も多いですが。

◆礼 真琴
後半で『青い星』の場面の音楽は、千住明さんがこの公演のために書き下ろしてくださった新曲で、
私だけではなく星組みんなが本当に大好きな場面で、みんながいい顔をして踊ってくれているのと、
最後の黒燕尾で私が1人で踊る場面は、初めて大石裕香先生に振りを付けていただきましたが、
ただ振りを付けていただくだけではなく、私の思いや表現したいものを先生とご相談しながら創った場面なので、
最後に私も心を込めてやりたいと思っています。

ーーー新感線の作品を宝塚でやる意味をどう感じていますか?

◆礼 真琴
宝塚では、基本的に男女の愛というものがテーマになる作品が多いのですが、
劇団☆新感線さんの作品では、ラブロマンスをメインに描かれている作品はすごく少ないと
いのうえひでのりさんと中島かずきさんがおっしゃっていて。
そのなかで、この『阿修羅城の瞳』は鬼が絡んでくるものの、男女の愛がテーマの物語ですので、
ここは我々のプライドを見せつける、愛にあふれたこの場所で、美しい愛情が宝塚だからこそ出せる作品に
なったらいいなと思っています。

ーーー卒業するトップスターロケットに共に出るというのは珍しいと思いますが、どのような思いで?

◆礼 真琴
宝塚大劇場では111期生の初舞台公演だったので、私もすごく新鮮に、
自分の初舞台の初心を思い出しながら、公演をさせていただきました。
東京では、111期生の組回り生や、星組の下級生がタップに挑んでくれていて、
星組生が私の歩みの後を引き継いでいってくれるというテーマを新たに作り直しました。
新たに加わった星組生はヒーヒーいながらやっていますけれども(笑)、
私も若さに負けないように頑張りたいと思います。

(取材・撮影 橘涼香)



<ライブ中継・ライブ配信>
星組公演『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20250322_003.html

 

宝塚歌劇 星組 東京公演

 

ミュージカル

『阿修羅城の瞳』

 

ファンタジック・タペストリー

『エスペラント!』

 

公演期間:2025年6月28日(土)~8月10日(日)

会場:東京宝塚劇場

 

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2025/ashurajo/

 

 

 
 

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