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三越劇場『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』公開稽古&囲み取材
左から松村雄基、キムラ緑子
公演レポート
◆日程:12月19日(金) 稽古場公開、囲み取材
◆公開稽古出席者:キムラ緑子、松村雄基、林翔太、桜花昇ぼる、
曽我廼家寛太郎、一色采子、惣田紗莉渚、賀集利樹 ほか
◆囲み出席者:キムラ緑子、松村雄基
写真提供_笠置シヅ子資料室
『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』(2026年1月2日~20日 東京・三越劇場、
1月24日~2月1日京都・南座)の公開稽古のレポートをお届けします。
歌手・笠置シヅ子(1914~1985)の波瀾万丈の生涯を描いた「わが歌ブギウギ」は、
1987年に放送されたNHK銀河テレビ小説を皮切りに、ドラマ、音楽劇として愛されてきました。
令和初上演となる今回は、劇団新派の演出家・齋藤雅文が補綴・演出を手がけ、
作品をさらに練り上げてお贈りいたします。笠置シヅ子を演じるのはキムラ緑子。
共演者には、松村雄基、林翔太、桜花昇ぼる、惣田紗莉渚、賀集利樹、一色采子、曽我廼家寛太郎と、
実力派俳優が勢ぞろいとなります。
数々の出会いや試練を乗り越え戦後日本を代表する歌手となったシヅ子の涙と笑顔の物語をお届けします。
この度の公開稽古では、3シーンを披露しました。
1シーン目では、大阪松竹座の楽屋を訪れた服部良一(松村雄基)が、
笠置シヅ子(キムラ緑子)とユリー五十鈴(桜花昇ぼる)に、
「東京で男に交じって大人のショウをやらないか」と持ち掛け、シヅ子は大チャンスと喜びます。
2シーン目では、東京行の電車の中、シヅ子が初対面の花森英介(林翔太)に東京で叶えたい夢を告白し、
2人の今後を予感させました。
そして3シーン目では、服部がシヅ子のために名曲「東京ブギウギ」を生み出し、
キムラの力強いパフォーマンスを中心に、全員が一体となったダンスで魅了。
さらにシヅ子のヒット曲を盛り込んだ「ブギウギ・メドレー
(買物ブギー~ホームラン・ブギ~大阪ブギウギ~セコハン娘~アロハ・ブギ~
センチメンタル・ダイナ~ヘイヘイブギー~東京ブギウギ)」へと続き、
最後の「ヘイ!」という掛け声には、自然と拍手が起こりました。
今作では、他にも全幕を通して様々な名曲をふんだんに盛り込む予定です。
公開稽古を終え、取材に応じたキムラは「あっという間に初日が迫ってきてしまいまして、
ひっくり返りそうな感じですけれども、皆さんと楽しく元気な稽古場を過ごしております」と
心境を明かし、「みんなで毎日こんなに汗を流して笑ったりしながら作っているので、
初日はスカッといい感じになるのではないかと思います」とコメント。
松村は「緑子さんのエネルギーで、現場はとても盛り上がっています。
緑子さんの頭の先から声がパーンと出て、常に動いていてエネルギッシュなので、
僕らが引っ張られているんです。たぶん、笠置シヅ子さんがそのまま憑依しているんだと思います。
もともと緑子さんもそうなのだと思うんですけど、エネルギーの塊、元気玉だと思います」と
信頼を語りました。
また、2026年1月2日と新年に初日を迎えることについて、
松村は「こんなに素晴らしい作品に参加させていただいて、
きっとお客様もハッピーな気持ちになると思いますし、出ている僕らも、
ものすごくハッピーな気持ちになって、幸せな1年を過ごせると思っています」と期待を寄せます。
キムラは「責任重大ですね。1月2日に三越劇場でやるのも初めてですし、
今回は初売りのお客さんがいっぱいいらっしゃるところで、鏡開きとご挨拶をさせていただいて
初日を迎えることになります。お客様にとっても来年1番最初に観るお芝居だと思うので、
楽しい気持ちになっていただけたらいいなと願っています」と意気込みました。
キムラ緑子(中央)
左からキムラ緑子、松村雄基、桜花昇ぼる
左から松村雄基、キムラ緑子、林翔太
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