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ミュージカル『アリス・イン・ワンダーランド』 プレイベント その1 2012年10月

(2012年10月01日記載)

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ミュージカル『アリス・イン・ワンダーランド』
プレイベントが行われました その1



ミュージカル『アリス・イン・ワンダーランド』の、
プレイベントが行われました。

『ジキル&ハイド』『ボニー&クライド』など、数々のヒットミュージカルを生み出してきたフランク・ワイルドホーンが、2009年にフロリダ・タンパにて初演をし、去年4月にブロードウェイでの上演を果たしたファンタジー・ミュージカル。 このミュージカルに挑むのは、ミュージカル界からは、安蘭けい、濱田めぐみ、田代万里生、高畑充希、松原剛志、柿澤勇人、石川禅。 J-POPから渡辺美里。テレビ界からJOYと、ジャンルを越えた実力派キャストが勢揃い。演出は、ミュージカル『サンセット大通り』を手がけた鈴木裕美。

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をベースに現代人が抱える悩みや苦悩を解決するため、主人公のアリスが個性的なキャラクターたちとともに体験し、本当に大切なことを再発見していく、成長ものがたり。日本では、9名の振付家による圧倒的なダンスと実力派キャストによるパワルスな歌との融合による総合エンターテイメントショーとして上演されます。



プレトークの様子(2012年10月1日/コメント順)


◆鈴木裕美(演出)
今回の作品は、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』をモチーフにしたミュージカルで、お話は全く違います。また、ジョニー・デップが出ていた『アリス・イン・ワンダーランド』とも、全くお話は違います。ニューヨークとフロリダで上演された、その二つの作品とも、ちょっと内容が違います。それを新たに(上演台本・歌詞担当の)鈴木哲也さんと高橋亜子さんと私の3人で書き直しているので、日本版は戯曲も違います。色々な意味で日本初演になるかと思います。主人公のアリス・コーンウィンクルは、旦那と離婚協議中で娘ともうまくいっていない作家なのですが、作家としても編集者たちにも「もっとちゃんと書け」と言われて、人生に行き詰まっている。安蘭さん演じるアリスがワンダーランドに行くことによって、自分を見つめ直すというお話です。そのアリスには、クロエという娘がいるのですが、その娘を追ってワンダーランドに行く。言い換えれば、娘が歌舞伎町行っちゃったと。その娘を追って、歌舞伎町に行く映画を撮るのだとしたら、ホストに囲まれたり、風俗嬢のお姉さんたちに会ったり、ヤクザの親分と対決しなければならないようなことが起こるのではないかと想像されると思うのですが、そういうようなことが起こります。ワンダーランドに行って、アリスが色々な人たちと出会って、自分を見つめ直し、娘との関係、夫との関係を取り戻せるかというようなお話。楽曲は、ミュージカルというよりかは、ショーに近い。1曲1曲がシングルカットできるような感じの楽曲です。そして、9人の振付家に参加していただいて、1曲ずつ違うニュアンスの振り付け、違うニュアンスの歌い方、違うニュアンスの絵本をめくるようなセットというようなことをプランとして考えています。ある意味とても気楽に、『サンセット大通り』のような重い話ではないです(笑)。ものすごく明るく、楽しく見ていただけたらと思います。どうぞ、ご期待ください。


鈴木裕美


◆安蘭けい(アリス・コーンウィンクル役)
本日はありがとうございます。安蘭けいです。アリス・コーンウィンクルは、仕事も家庭も両立できず、悩む主婦、小説家を演じます。みなさまがよくご存知の『不思議の国のアリス』の、あの可愛らしいアリスキャラではなく、娘も旦那様もいる、でも色々なことに悩む、大人のへんてこりんな女性ですけれども(笑)。この作品は、ファンタジーの世界観の中に、人として、家族として大切なメッセージが込められています。それをフランク・ワイルドホーンさんの楽しいポップな楽曲の中で、面白可笑しく、ショーアップされた作品というところ魅力ではないかなぁと思っています。初めて共演する方が多いので、みなさんと仲良く、楽しく公演したいなぁと、それが意気込みです。

安蘭けい


◆濱田めぐみ(帽子屋役)
帽子屋を演じます、濱田めぐみです。私の役どころは2つありまして、最初は作家である安蘭さんと、仕事をする編集長の役です。彼女が夢の中に入り込む時に、帽子屋という形で、彼女の頭の中にある自我や不安、妬み、嫉妬など、ネガティブな部分。そういう人が見たくないという、遠ざけてしまいたくなるようなマイナスな感情の1つの存在として帽子屋を演じさせていただきます。今回のこの役は、私にとって、最初から最後まで悪役といいますか、優しいところとか、人間的なところが全く無いんです。もちろん、人間の感情の一部分のところを人格化して演じるわけですけれども。ネガティブな部分、みんなが生理的に見ていて嫌だなと思うところを、いかに魅力的に演じられるか、それを目標として頑張りたいと思います。私も、今回初めて共演させていただく方が沢山いらっしゃいますので、お稽古場では和気あいあいと楽しく、舞台上ではパワフルに演じさせていただきたいと思います。

濱田めぐみ


◆石川禅(ジャック/白のナイト)
楽しい楽しい作品がやって参りました。イメージで言いますと、おもちゃ箱や宝物箱をバッと引っくり返しちゃって、「あ~引っくり返しちゃった」って思うんだけど、ニコニコ笑っているような、そんな作品です。私は、その作品の中で、アリスの旦那ジャックという役をやります。アリスが思い描いている夫のキャラクターである白のナイトという役もやります。ヘタレ夫なんですけれど、等身大の素で演じられそうな役柄が巡って参りました(笑)。とても楽しい作品になります。歌あり、踊りありです(笑)。踊ります!そんな楽しい時間を過ごしていく中で、気がついてみると、みなさんの身近にある問題に触れていることに気がつかれると思います。僕、この作品は、ひょっとすると良いところいっちゃうかなと思っている作品です。ぜひお越し下さい。

石川禅


◆JOY(芋虫役)
JOYで~す。よろしくどうぞ~。すみませんね、僕しゃべりはどうしても軽くなっちゃうんですけれども。芋虫役ということです。芋虫はね、アリスが自己中心的になっちゃっている時に、良いアドバイスをあげるんですよね。すげぇ優しいやつなんですよ。物語の中で、すごく重要なパートを担っていきますので、どんな芋虫になるか分からないのですけどね。ちょっと期待しててください。でね、ミュージカル初挑戦ということで、芝居自体やったことないんですけれども、なぜJOYなのかなということでビックリしましたね(笑)。昨日、背中から1本すげぇ長い毛が生えてきたんですけど、体に影響が出始めているいるような、芋虫に若干近づいているというのもあるんですけど(笑)。沢山、歌がうまい役者さんがいて、演技がうまい役者さんがいる中で、僕に声がかかったということは、きっと俺にしか出来ない何かがあるのかなと、自分なりに思っています。それが何かは、まだ分からないですけど、お稽古していく中で見つけて、それがしっかり体験できたら、きっと観ている人に与えられるもの、届くものがあるのかなと思っています。一生懸命がんばります。宜しくどうぞ~。

JOY



◆田代万里生(ウサギ役)
ウサギ役とルイス・キャロル役を演じさせていただきます、田代万里生です。ウサギは、この作品の中でストーリーテラーを担っていまして、幕が開いて一番最初に出てくるのがウサギで、アリスとアリスの娘のクロエ、この2人を不思議の国に導いていくのが、このウサギです。本当はアリスの頭の中にいるアリス自身、色んな面が動物に変わっていたり、色々なキャラクターに変わっているので、ウサギもある意味、アリスの一部なのですが、物語の後半で不思議の国のアリスの原作者ルイス・キャロルも登場してくるのですが、物語の重要なところでウサギがルイス・キャロルを演じるということに意味があるような台本に仕上がっているので、そこも楽しんでいただけたらなと思います。どちらかというと歌がいっぱいあるイメージは無かったのですが、お稽古場に入ったら、ずーっと、アンサンブルミュージカルというか、動物たちだけで歌うところとか、沢山あったので。ダンスも振り付け師が9人いるということで、少なくとも、僕らもちょっとずつは踊るのかなと…、楽しみにしています。台本を読んでも、CDを聴いていても、すごくワクワクしていて、ここまでの楽しみなワクワク感は、良い意味で、今までのミュージカルに無かったなと。不思議の国行くのが楽しみです。みなさんも、ぜひいらっしゃってください。

田代万里生


◆高畑充希(アリスの娘・クロエ役)
クロエ役の高畑充希です。今回、私はアリスを演じる安蘭さんの娘クロエを演じさせていただくのですが、ちょっと生意気で、家族のことをあんまり考えてくれない母親に、母親のことは好きなんだけど、反発してしまうような小生意気な娘をやります。歌稽古が少しずつ始まっていて、稽古でみなさんの歌を聴いているだけで、ノリノリになってしまうような、キャッチーな曲がいっぱいです。お客さんもショーを観ているような感じで、楽しんでもらえる作品になりそうなので、私自身もワクワクしていますが、みなさんにもワクワク待っていて欲しいなぁと思っています。台本を読むと私は踊らなくてよさそうなので、安心しています(笑)。先輩方に囲まれながら、楽しんで演じられたと思っております。ぜひ、楽しみにしていてください。

高畑充希


◆松原剛志(モリス役)
編集者とモリス役を演じます、松原剛志です。僕が演じるモリスは、濱田めぐみさんが演じる帽子屋の執事ということで、忠実に濱田さんの帽子屋を支えていく役なのですが、とてもカオスな雰囲気を持っていて、“いかれたお茶会”という『不思議の国のアリス』でも有名なシーンがありますが、そこでは司会進行もやります。そのカオスな世界をやっていくのに対して、僕は今まで、そういった感じの役を演じたことがなかったので、新しいチャレンジになると思います。このような実力派のみなさんと、一緒に共演できることを本当に楽しみに思っています。この作品は、みなさんがアリス自身を感じることが出来て、すごく楽しい作品だと思うので、お客さんが劇場に入って完成する作品だと思っていますので、みなさんのご来場を楽しみにしております。

松原剛志


◆柿澤勇人(エル・ガト<猫>役)
エル・ガド役の柿澤です。エル・ガトとは、スペイン語で猫という意味です。劇中では、アリスさんと出会って、「人生を楽しもうよ、笑って過ごしたら何とかなるさ」ということを諭す役です。ブロードウェイでは、ラテン系のダンディなおじさまが演じていたのですが。僕にはラテンの要素は何一つないんですけれども、(鈴木)裕美さんがおっしゃっていたように、この作品を楽しむというのがテーマなので、僕なりに楽しんで、2012年を楽しく締めくくる、お祭りに参加するような気持ちで頑張りたいと思います。



柿澤勇人


◆渡辺美里(ハートの女王役)動画メッセージが紹介されました。

ストーリー

女流作家のアリス・コーンウィンクルはスランプに陥っていた。編集者達も良い作品が全く書けないアリスに呆れ気味。そんなアリスの悩みは仕事だけではなかった。夫、ジャックとの仲もギクシャクしていて、離婚の危機に直面していた。常に疲れていて余裕がないアリスを見て心を痛めていたのは、アリスの娘、クロエ。 ある晩、うたた寝していたアリスがふと目を覚ますと、クロエがぬいぐるみのウサギを追って部屋を出ていくところだった。アリスは慌ててクロエの後を追うが、マンションのエレベーターの様子がいつもと違う。不思議に思いながらも乗り込むと、エレベーターは猛スピードで下降していく。そしてたどり着いた先はワンダーランドだった。



キャスト


安蘭けい・・・アリス
濱田めぐみ・・・帽子屋
田代万里生・・・ウサギ
高畑充希・・・クロエ
松原剛志・・・モリス
柿澤勇人・・・エル・ガト(猫)
JOY・・・芋虫
石川禅・・・白のナイト/ジャック
渡辺美里・・・ハートの女王


 

ミュージカル『アリス・イン・ワンダーランド』

 

【東京公演】

青山劇場

2012年11月18日~2012年12月7日

チケット:S席12,600円、A席8,400円、B席4,200円

問い合わせは、ホリプロチケットセンター 03-3490-4949

(平日10:00~18:00/土曜10:00~13:00/日祝 休業)

 

【地方公演】

大阪・梅田芸術劇場メインホール

2012年12月14日~2012年12月16日

 

アフタートークイベント

11月22日(木)14:00 公演終了後 田代万里生 松原剛志 柿澤勇人

11月23日(祝)17:30 公演終了後 安蘭けい 高畑充希

11月29日(木)14:00 公演終了後 石川禅

12月2日(日)13:00 公演終了後 安蘭けい 濱田めぐみ

 

公式サイト  http://hpot.jp/alice/

 

 
 

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