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クリエイター インタビュー かばん作家 森田風子さん「情報紙ターミナル」2013年春号 2013年03月

(2013年03月29日記載)

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クリエイター インタビュー「情報紙ターミナル」2013年春号(2013年3月中旬情報)



かばん作家 森田風子さん

 祐天寺駅から徒歩10分。駒沢通り沿い、祐天寺近くに1軒のオリジナル〈かばん〉のアトリエ兼ショップ「furi.(フリ)」があります。素材選びからデザイン、パターン、縫製までを担当しているのが、森田風子さん。店内に並ぶデザインを見ると、丸型や半円型などユニーク。優しさを感じる〈かばん〉を生み出す森田さんにインタビューしてみました。

◆〈かばん〉を作るきっかけは?
 美術系の大学で、木工を専攻してしていました。もともと手を動かして何かを作ることが好きだったんです。大学卒業後は、木工の技術を何かに活かせるかと、北欧の輸入家具を扱う会社の就職。数年後、アパレル系の会社に転職して、その頃から布や革を使った手縫いのものに興味を持ち始めました。革靴ってどうやって作るのだろう?という好奇心から、働きながら、休みの日には浅草の革靴を作る職人さんの元へ2年間通って勉強しました。革靴は、履き口の部分はミシンで縫えるのですが、靴底は手縫い。太い釣り針のようなもので縫っていくのは、かなり力のいる作業でした。でも、そこで習得した技術を活かして、さらに色々とチャレンジしてみたいと、趣味で〈かばん〉を作り始めたところ、勤めていたアパレルの会社でも販売してもらえるようになりました。オリジナルの〈かばん〉を作って欲しいとオーダーが来たことは、自分に取って大きな自信になりました。

◆ショップOPENは?
 「自分のアトリエが持てたらいいな~」という1つの目標が、現実となったのが2011年6月。今の場所にアトリエ兼ショップをオープンしました。中目黒駅からも、祐天寺駅からも少し離れた場所にありますが、作り手として創作活動に没頭できる時間と、来店してくださったお客さんとお話できる時間を大切にしたいので、自分のペースで活動できる、この場所を選んで良かったと思っています。

◆やりがいを感じたことは?
 最初の頃は、オーダーメードで注文を受けて、〈かばん〉を作ることにも苦労しました。やはり、こだわりを持ってオーダーしてきているので、要望に近い形にするために、その手法を勉強したり、工夫したり。お客さんのイメージしていることを、どれだけ汲み取れるか。基本的なことかもしれませんが、じっくりと話すことが大切だと感じています。

◆〈かばん〉への愛着は?
 やっぱり自分の作った〈かばん〉は、壊れていないかな?使いづらくなっていないかな?と、常にどこかで気になっています。ある時、渋谷の雑踏の中で、自分の作ったものを持っている人を見かけた時は、大切に使ってもらえているのだな~と嬉しくなりました。お店の近くでも、前にオーダーメードで〈かばん〉を作ったお客さんとすれ違う時があって、「とっても使いやすいよ~」なんて声をかけてもらえると、とても励みになりますよね。

◆今後は、どんなことにチャレンジしていきたい?
 これからの春夏の季節には、麻やキャンバス地を使ったものを作ることが多いですね。それと、パッチワークを取り入れたカラフルな〈かばん〉も展開していきたいです。もちろんオリジナルで、全て手作りの1点ものなのですが、同じ形のものは、ほどんど無いので、気軽に立ち寄って見ていってもらえたら嬉しいです。


※4月3日(水)から 4月9日(火)まで一週間、大阪の三越伊勢丹で出展。お店は、4月3日から5日までお休み。6日(土)、7日(日)は代わりのスタッフが対応し、営業しております。









 

アトリエ兼ショップ 「furi.(フリ)」

 

目黒区上目黒2-30-8

03-5794-4355

営業時間11:00〜18:00

火曜日定休

※大阪の三越伊勢丹出展のため、4月3日から5日までお休み

4月6日、7日は別スタッフが対応

http://www.f-furi.com/

 

 

 
 

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