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『夫が多すぎて』
presented by アデランス
製作発表が行われました
STORY
20世紀の初頭のイギリス。
3年前に戦争で夫を亡くしたヴィクトリア(大地真央)は、夫の親友フレデリック(石田純一)と再婚した。
そこへ何と、死んだはずの夫ウィリアム(中村梅雀)が還ってくる!
ヴィクトリアをとりまく三角関係の勃発か?と思いきや、フレデリックはなぜかガッツポーズ。
ヴィクトリアの気持ちは・・・? 前の夫はどう出るのか・・・?
そして、物語は思いもよらない展開へ―
かつて、名優ジャック・レモンも「多すぎる夫」のひとりを演じた、ドタバタ喜劇の傑作。
100年前、サマセット・モームによって描かれた本作が
現代の日本でどのように上演されるのか期待がかかります。
製作発表が行われました(2014年8月13日)
◆上演台本・演出:板垣恭一
このお芝居はラブストーリーとホームドラマがあわさった、ファンタジーコメディだと思います。何がファンタジーかと言いますと、20世紀初頭、第一次世界大戦が終わるころのイギリスの話で、現代日本に生きる我々とは随分遠いお話です。はるかな時代も含め、ファンタジーにしたいと思っております。愛とは何か、生きていくということはどういうことなのか、爆笑しながら考えていただけるお芝居にしたいと思っていますので、宜しくお願い致します。
◆大地真央(ヴィクトリア役)
かわいい女性の大地真央です。ここ、笑うところですよ(笑)。実は台本にヴィクトリア、かわいい女性と書いてありますから、そのように申し上げました。サマセット・モームの傑作戯曲にトライさせていただくことを楽しみにしています。とにかく個性豊かなキャストのみなさんと、板垣さんの演出のもとで、どれだけチャーミングなヴィクトリアを作り上げる事ができるのか楽しみです。いい作品になるように、そしてみなさまのたくさんの笑顔に出会えるように、作り上げていきたいと思いますので宜しくお願い致します。
◆石田純一(2番目の夫フレデリック役)
期待感溢れる作品です。文豪サマセット・モームがこんなに素敵な作品をお書きになっているとは知りませんでした。タイのバンコクにあるオリエンタルホテルの別邸のようなところでサマセット・モームがいろんな作品をお書きになったそうです。僕もよくバカンスでも行っていたので、何かご縁をいただいたのかなと思っております。大地真央さんをはじめ素晴らしい、これぞコメディというメンバーが揃いました。サマセット・モームのセリフもレベルが高く、おかしみや、うなるような言葉があります。『夫が多すぎて』を僕がやるとどうなるのか、妻が多すぎてとかそういうようなことも・・・自分の人生のエッセンスも入れられたらいいなと思います。色々と私の元奥さんにも取材して教えてもらおうかなと(笑)。
◆徳井優(戦争成金 ペイトン役)
キーマン役の徳井です。実人生では石田さんや梅雀さんのような魅力にはかなわないのですが、舞台上では男性として大地さんのハートをがっちりつかめるように頑張ります。応援してくださいませ。宜しくお願いします。
◆水野久美(ヴィクトリアの母ミセス・シャトルワース役)
私、宝塚が大好きで大地真央さんにお会いできたらどんなに素晴らしいかとずっと思っていたんです。今はもう何十年もたち、今回大地真央さんの母親役をさせていただける、こんな嬉しいことはありません。きっと毎日楽しくて仕方ないと思います。みなさんより何十歳も上ですが頑張って演じます。
◆中村梅雀(最初の夫ウィリアム役)
赤毛物、翻訳物は初めてです。共演の方々も徳井さん以外初めてです。以前新幹線に乗られる大地真央さんにファンの方がキャーと言っているのを目撃し「大地真央だ!」すごいなーと思っておりましたが、今回共演でき、しかも夫役をやらせていただけるとはドキドキです。ヨーロッパにも行ったことがないですし「その顔でウィリアムか?」と言われるかもしれませんが、自然と役として呼び合っているうちにそう見えてくるような夢の世界をお届けしたいと思います。男の本能、女の本能、欲望、孤独や夢などいろんなものがないまぜになって、100年前の脚本にしては実に新しくおもしろい。こんなことってあるのかな?あったら面白い、でも困るよな、そういう時どうするだろう。わがままも見え隠れする人間くさいドラマです。どれだけ化けられるか楽しみでなりません。
中村梅雀さんが途中退席し、英国紳士に生まれ変わって登場。
上の写真と下の写真をご覧下さい。赤毛物に初挑戦です。
---大地真央さん、コメディを演じるにあたって心がけていることは?
この作品の魅力をどのように感じていますか。
◆大地真央
コメディエンヌと言われることはとても嬉しい反面、プレッシャーでもあります。
この作品のおもしろさはたくさんあります。いくつものハプニングの連続で、
どんでんがえしがいっぱいあります。100年前に書かれていますが、現代でも共通し
共感できます。くすっと笑うところも大爆笑のところもあり、
とても大人っぽい作品だと思います。
---この作品のどのようなところが、大地さんに似合うと思っていらっしゃいますか。
◆板垣恭一
まず、かわいいところ。大地さんにぴったりです。
それだけでなく女性としてしたたかな面も持っている役です。
それがいやな感じには見えないと思いますし、大地さんにはそう演じていただけるのではないかと
楽しみにしています。結果的に男性も女性も色々な事情を抱えながら生きているけど、
一生懸命やっているんだなというのが、大地さんが演じるヴィクトリアから伝わったらいいなと思っております。
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