エンタメ ターミナル

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。

※　記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。なお、リンクはフリーです。

Tweet

第11回明治大学シェイクスピアプロジェクト
『組曲 道化と王冠』上演決定

明治大学シェイクスピアプロジェクトとは

明治大学シェイクスピアプロジェクト（通称MSP）は、今年度で第11回を迎える明治大学主催のシェイクスピアの戯曲を上演するプロジェクトです。学部間共通総合講座「シェイクスピアの現代的魅力」の受講生の有志で構成されておりましたが、昨年度から「シェイクスピアを上演しよう」という科目としてプロジェクトへの参加が正式に単位認定されるようになりました。また、構成メンバーの中には以上の授業の受講生ではない有志も参加しています。

毎年、プロのスタッフの皆さんにご指導いただきながら、21世紀の新しい「シェイクスピア」の探求を目指しています。

今年で第11回目を迎える今回は、『組曲 道化と王冠』と題しまして、昨年の公演『ヘンリー四世』の続編となる『ヘンリー五世』と、『ウィンザーの陽気な女房たち』を同時上演いたします。2作品同時上演はMSP史上初の試みとなります。
公演は明治大学駿河台校舎アカデミーコモン内アカデミーホール（客席数1192席）で行われます。

明治大学シェイクスピアプロジェクト発足の経緯と歩み

2004年、元明治大学文学部教授、佐藤正紀氏が明治大学出身の俳優である原田大二郎氏に「明治大学から、シェイクスピアに精通する学生をより多く輩出する。」という構想を持ちかけました。この申請により大学側で「シェイクスピアの現代的魅力」という学部間共通総合講座を設置し、その受講生を中心にシェイクスピアの戯曲を実演し、明治から文化発信していくという目的で「明治大学文化プロジェクト」という名で発足しました。以降第7回『夏の夜の夢』まで原田氏に監修を依頼しました。

演劇のプロから直接学ぶ技術によって、学生演劇の域を超越したクオリティの舞台を作り上げることができる上、実社会で活躍する方々と仕事を共有することによって培われるコミュニケーション能力を学生たちに学ばせたいという佐藤元教授の思いから、プロのスタッフの皆さんにご指導を依頼しております。

第1回『ヴェニスの商人』をアカデミーホールのこけら落とし公演として上演。以降、第2回『マクベス』、第3回『ウィンザーの陽気な妻たち』、第4回『オセロー』、第5回『十二夜』、第6回『ハムレット』、第7回『夏の夜の夢』を上演しました。2011年度には、より新しいシェイクスピア像を追求しようという思いから、名称を「明治大学文化プロジェクト」から「明治大学シェイクスピアプロジェクト」へ変更し、第8回『冬物語』を上演しました。

[過去の記録]
2004年　「明治大学文化プロジェクト」発足
　　　　　　第1回公演『ヴェニスの商人』動員約1500名（全2回公演）
2005年　第2回公演『マクベス』動員約2000名（全3回公演）
2006年　第3回公演『ウィンザーの陽気な妻たち』動員約1500名（全3回公演））
2007年　第4回公演『オセロー』動員約2000名（全3回公演）
2008年　第5回公演『十二夜』動員約2000名（全4回公演）
2009年　第6回公演『ハムレット』動員約3500名（全6回公演）
　　　　　　学生翻訳チームコラプターズ発足
2010年　第7回公演『夏の夜の夢』動員約3000名（全4回公演）
2011年　名称変更　「明治大学シェイクスピアプロジェクト」
　　　　　　第8回公演『冬物語』動員約3200名（全5回公演）
2012年　第9回公演『お気に召すまま』動員約3200名（全5回公演）
2013年　第10回公演『ヘンリー四世』

今回の上演は『組曲 道化と王冠』

『組曲 道化と王冠』
Clowns’ Vanish / Crown’s Awakening
～道化たちが消え、王冠が目覚める～

第一部「ウィンザーの陽気な女房たち」
第二部「ヘンリー五世」

原作：Ｗ．シェイクスピア
翻訳：コラプターズ（学生翻訳チーム）

プロデューサー：清水咲希（政治経済学部3年）
演出：team Band of Brothers　浦田大地（文学部3年）・田所早紀（文学部3年）
監修：横内謙介(劇団扉座)

第一部「ウィンザーの陽気な女房たち」
・・・「ヘンリー四世」の二大主役の1人、太った老騎士フォルスタッフと、ウィンザーの2人の女房たちが中心のドタバタ喜劇。

第二部「ヘンリー五世」
・・・「ヘンリー四世」の二大主役のもう1人、遊んでばかりだったハル王子が、ヘンリー五世として立派に即位した、その後の物語。

前作「ヘンリー四世」の続編「ヘンリー五世」を、前作にて登場したフォルスタッフが活躍する
「ウィンザーの陽気な女房たち」と連続して上演いたします！
MSP史上初の再演、また2年にまたがっての連続上演という新しい試みです。
どうぞお楽しみに！

Tweet

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。