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宝塚歌劇雪組公演
『ルパン三世　―王妃の首飾りを追え！―』『ファンシー・ガイ！』制作発表
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公演について（資料より）

NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター
ミュージカル『ルパン三世　―王妃の首飾りを追え！―』

原作／モンキー・パンチ
脚本・演出／小柳 奈穂子

世代を超えて、今や世界中で圧倒的な人気を誇る大傑作。
モンキー・パンチ氏原作によるテレビアニメ「ルパン三世」が宝塚歌劇の舞台に初めて登場します。
時は、現代のフランス。ベルサイユ宮殿で行われている“マリー・アントワネットの首飾り”の展覧会にルパン一行が出没。
首飾りを盗もうとした瞬間、革命前夜のフランスへとタイムスリップ！そこで出会ったのはマリー・アントワネット。
ルパンは現代へ戻れるのか…。お宝はどうなってしまうのか…。
新トップスター・早霧せいな、新トップ娘役・咲妃みゆの魅力あふれる宝塚大劇場お披露目公演、2015年の幕開けにお楽しみください。

NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター
ファンタスティック・ショー『ファンシー・ガイ！』

作・演出／三木 章雄

宝塚歌劇101年目の第一歩を飾るのは、早霧せいな率いる新生雪組が挑むいい男たちのレビュー。
パリ、ローマ、ウィーン、マドリード…を舞台に、ダンディの極み、ザ・ガイが登場。時には甘く、時には切なく、
時にはエキサイティングに、自由で遊びのあるダンスを繰り広げます。

制作発表が行われました（2014年9月29日）

パフォーマンスの模様

今回、ルパンと言えばあの名曲が浮かぶという「ルパン三世のテーマ」も劇中で使われます。

◆作曲の大野雄二さんからメッセージが寄せられました。
宝塚歌劇『ルパン三世』上演決定、まことにおめでとうございます。僕がおよそ40年も前に作曲した楽曲が、100年もの歴史のある宝塚歌劇の舞台で演奏されることをとても嬉しく思います。「ルパン三世のテーマ」を作曲した時には、「ルパン三世」とともにこの楽曲が、こんなにも長く人に聴き続けられることになるとは予想すらできませんでしたし、まさか宝塚歌劇の舞台で演奏されることになるとは夢にも思っていませんでした。あのメロディがどのように雪組の皆さんによって花開くのか、そして僕の愛するルパンたちがどんな風に宝塚の舞台で活躍するのか、今から楽しみで仕方ありません。皆様の一層のご活躍と公演の大成功を心よりお祈り申し上げます。



◆小林公一（宝塚歌劇団 理事長）

NTT東日本様、NTT西日本様には2003年からご協賛いただいておりまして、今回で連続12回目でございます。多くの会員のみなさまに向けて、貸し切り公演をしていただいております。多くのお客様を宝塚に触れる機会を作っていただき心から感謝しております。宝塚101年目の新たな年のスタートの協賛をしていただけること、心から感謝しております。皆様良くご存じの『ルパン三世』の宝塚版と宝塚歌劇ならではのショーの二本立てでございます。モンキー・パンチ様を始め上演に際し快く許諾していただき感謝しております。早霧＆咲妃の大劇場お披露目公演となっております。どうぞよろしくお願いいたします。

こういう場所でしゃべるのはものすごく緊張します。「ルパン三世」が出来てから今年で47年になります。50年を前にこういう大きな催し物をしていただくのは僕にとってもすごく嬉しいことですし、ひとつの驚きでもあります。始めは漫画で、アニメーションになり、映画になり、宝塚さんにやっていただくのは今回初めてです。楽しみはものすごくあるのですが、どういうものが出来るのか僕にはまったく想像がつかないんですね。これから観ていただける皆さんにも、楽しんでいただけるものが出来ると思っていますのでものすごく僕も期待しています。
今は本当に期待の方が大きいです。今日のパフォーマンスを拝見してすごくゴージャスな感じを受けましたので、これが大舞台になったらどういう形になるんだろうと楽しみで、今からワクワクした思いでいます。僕も原作者というより一般のお客様と一緒になって楽しみたいです。宝塚を観るのは今回初めてです。ものすごく新鮮な感じ。今日の早霧さんの動きもルパンの動きにぴったりだなと思いましたし、新しいルパンを見ているような感じがしました。今度また連載を始めるとすると、今日見たようなルパンを出してもいいかなと（笑）。

『ルパン三世』という有名な作品の脚本・演出を担当できることを心より光栄に思っております。「え？宝塚でルパン三世？」というのと同時に、「いつかは見たいと思っていた」という方も多く、（ルパンと宝塚は）共通するところもあり、意外性もある作品だと思います。『ルパン三世』という作品が持つスタイリッシュさと、宝塚が持つゴージャスさを上手く融合させて、お正月公演でもありますし楽しんでいただける作品を作っていければと思っております。女性のお客様によく聞かれるのですが、ロマンスももちろんございますのでそのあたりも楽しみに観に来ていただければと思います。応援のほどよろしくお願いいたします。
あくまでも宝塚歌劇公演なので、そこを変えてしまうのではなく、“宝塚の世界にルパンが遊びに来る”という風に、”ルパン”と”宝塚”を混ぜて真ん中に寄せるのではなく、”コラボレーション”という形でみせたい。ルパンファンの方にも観ていただいてルパンだなと思っていただくと同時に、宝塚ってこういうところなんだと思っていただけるようにしたいです。前回の『Shall we ダンス？』も今回もそうなのですが、本質にいくと、”楽しませたい”ということや”エンターテインメント”ということとか、おしゃれさを求めているなど、共通点が見えてきます。その共通点から宝塚のエッセンスにいって、両方を活かすことを考え、うまく色と色を混ぜるのではなく、色と色が並び立つところの面白さ。両方のファンに楽しんでいただける作品を目指していきたいです。
宝塚と言えば『ベルサイユのばら』というところから、マリー・アントワネットを出して宝塚らしさ、そしてルパンらしさも出していきます。

ショーは、一番の眼目は2人のトップ披露ということで新鮮さと冒険、そういうものがいっぱいあふれているような楽しいショーを目指したいと考えています。2人の力によるところが多いので、2人には頑張って欲しいなと思います。

お芝居の方では『ルパン三世』ということで、日本国民なら誰もが知っている作品で、その中でもルパンを演じることができて本当に光栄に思っています。小柳先生とは『Shall we ダンス？』でもご一緒したばかりなので、その時に作り上げた、楽しみながらお稽古していったという空気感を大切にしながらこの『ルパン三世』も作っていけたらなと思っております。ショーの方の三木先生とはお久しぶりなのですが、私や咲妃のこと、そして新生雪組のことを考えて、クールそしてホットにという作品のもと、すごく充実したショー作品を作っていただいているので、私自身も自分の魅力をさらに出せるよう頑張っていきたいと思っております。お正月公演ということで、宝塚歌劇101周年目ですので、皆さまの期待も大きいと思います。その期待をいい意味で裏切り期待以上のものがお見せできるよう、お客さまに楽しんでいただけるよう精一杯頑張っていきたいと思います。最後になりましたがNTT東日本様、NTT西日本様にご協賛いただきましたことに応えられるよう、頑張ってまいりたいと思います。

早霧さん率いる新生雪組の大劇場公演の第1作目にあたるこの公演で、素晴らしい2作品に巡り合うことができて、私自身幸せに思っています。一生懸命頑張りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。『ルパン三世』上演の話を伺って最初はとても驚いたのですが、幼い頃から大好きな作品でしたのでその作品に自分が出演できると思うと、とてもワクワクしております。マリー・アントワネットをさせていただくというのは、娘役としてとても光栄です。今回は小柳先生の演出のもとでのマリー・アントワネットですので、先生の思い描くアントワネット像を忠実に再現していきたいと思います。

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