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宝塚歌劇 月組公演『夢現無双』『クルンテープ 天使の都』珠城 りょう、美園 さくら 囲み取材 2019年05月

(2019年05月04日記載)

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宝塚歌劇 月組公演『夢現無双』『クルンテープ 天使の都』
珠城 りょう、美園 さくら 囲み取材


公演について


グランステージ
『夢現無双 -吉川英治原作「宮本武蔵」より-』
脚本・演出/齋藤 吉正

吉川英治のベストセラー小説をもとに、二刀流“二天一流”の開祖であり、
天下無双を誇る剣豪・宮本武蔵の生き様を、彼を慕い続けるお通との恋を交えて劇的に描き上げる。
関ヶ原の戦に勝利した徳川家による治世が始まった頃——。
並はずれた度胸を持つ作州宮本村の郷士・新免武蔵(しんめんたけぞう)は、
立ちはだかる敵を打ち倒す暴れ者となっていた。しかし、旅の僧侶・沢庵の教えを受け己の
浅はかな行為を悔い改めた武蔵は、名を宮本武蔵(みやもとむさし)と改め、剣の道を極める為、
心身を研磨する旅に出る。苦難に満ちた剣術修行の中で、様々な人々と出会い、
悩み苦しみながら成長していく武蔵だが、幼馴染みのお通との恋は、互いに想い合いながらも
すれ違いを重ねていく…。一方、同じ頃、その名を世に広く轟かせる天才剣士が民衆の話題をさらっていた。
彼の名は佐々木小次郎。浅からぬ因縁で結ばれた武蔵と小次郎。やがて訪れる宿命の対決の行方は…。
なおこの公演は、珠城りょうと美園さくらの新トップコンビの大劇場お披露目公演となります。

レビュー・エキゾチカ
『クルンテープ 天使の都』
作・演出/藤井 大介

神秘的でオリエンタルな雰囲気に包まれた国、タイ。
その首都はタイの人々から「クルンテープ(天使の都)」と呼ばれている。
青い海と色鮮やかな花々に抱かれた、南の楽園を舞台に、珠城りょうを中心とした
月組の新たな魅力を引き出すエキゾチックなレビューをお届け致します。

舞台稽古前に囲み取材が行われました。(2019年5月3日)



◆珠城 りょう

本日からいよいよ東京公演がスタートいたします。
今回は、月組としては久しぶりにお芝居とショーの二本立てとなりまして、
宝塚らしい日本もののお芝居、そして藤井大介先生の魅力満載のタイを舞台にしたエキゾチックなレビュー
という二作品となっております。今、日本は元号が変わり新しい時代がスタートいたしました。
宝塚歌劇は今年で105周年を迎えます。皆様への感謝の気持ちを忘れずに、
今回美弥るりかさんを始め、今まで共に歩んできた大切な仲間が卒業していきますので、
その仲間と過ごす時間を大切に、6月9日の千秋楽まで駆け抜けたいと思います。
なお、今回は私と美園(さくら)のトップお披露目公演でもございます。
そちらに合わせて皆様にご覧いただけますよう精一杯務めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

◆美園 さくら

お芝居とショー共に宝塚らしい、今の季節と相まって、とてもお客様と熱く盛り上がっていけるような
作品となっておりますので、私も微力ながら月組の一員として頑張りますので皆様観にいらしてください。

―――トップお披露目ということですが、改めて組んでみてお互いの印象はいかがですか?

◆珠城 りょう
そうですね(美園さんの顔を見て)どうですかね。
最初は彼女もすごく緊張していたのですが、大劇場公演始まってだいぶ自分の置かれてる立場にも、
彼女自身が少しずつ慣れてきているのも、そばで感じておりましたし、お芝居やショーと
作品を通して気持ちの交流ができていると思いますので、良い関係を築いてやっていけたらなと思っております。

◆美園 さくら
お稽古の始まった最初に比べたら少しは緊張が解けてきたのではないかなという風には思っております。
珠城さんにしっかりとついて参りたいと思います。

―――お芝居はどんどん時代がどんどん進んでいく内容ですが、その中でどのように気持ちを繋いでいるのか、
またショーで好きな場面を教えてください。


◆珠城 りょう
かなりスピーディーに物語が進んでいきますので、原作の小説や(漫画の)『バカボンド』を読まさせていただきました。
最後の巌流島の決戦に向けて作品自体盛り上がっていくのですが、武蔵の一人の人間としての成長物語として
描いてきたいと齋藤吉正先生がおっしゃられていたので、一番最初の宮本村に居る武蔵の時の荒々しい獣のような人間が、
いろいろな人たちと出会い関わっていくことで、徐々に余分なものが削ぎ落とされて一人の人としては成長していく過程を、
丁寧に演じることができたらいいなと思っています。人と人との芝居というものを大事に積み重ねて演じております。
ショーの場面はどこも好きなので絞るのが難しいんですが、中詰の場面は下級生に至るまでいろいろなところで、
少人数で踊ったりして活躍しておりますので、きっと皆様にも楽しんでいただけるのではないかなと思います。
今回の美弥さんと一緒に踊らせていただいているハスの場面というのは、とてもいろいろな思いが巡って参りますし、
一回一回大事に踊らせていただいております。他にもたくさんあるのですが、この辺りで。

◆美園 さくら
宮本武蔵という(みんなが知っている)国民的な小説が題材となっておりますので、
私もお稽古が始まる前から宝塚でどのようになるのかとても楽しみでした。
齋藤先生が脚本・演出をしてくださるとこで、元々とても魅力的だったキャラクターがより魅力的になっていると思います。
男役さんの殺陣がとてもかっこいいので(珠城さんを見て)素敵ですね。
お通という役は、ひたすら武蔵さんを追い続けている役なので、その想いが大きすぎるがゆえに、
お客様に共感してもらいづらい部分があるのではないかという葛藤がお稽古の段階があったのですが、
公演を重ねていく中で武蔵さんが剣一筋で生きているのと、同じくお通も情け一筋で生きているという、
誰にも譲れないものがあるという部分で、武蔵さんと共通点があるのではないかなという発見がありましたので、
そういう日々の発見を大切に公演を重ねてまいりたいなと思っております。
ショーは、タイがテーマということで、珍しいですし、とても新鮮だなと思います。

◆珠城 りょう
(美園さんを見て)好きな場面は?

◆美園 さくら
好きな場面はデュエットダンスが、今もまだ私には足りない部分が多いのですが、
珠城を心の中で感じる部分が一番多い場面だなと思いますので、毎回大切に思っています。


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宝塚歌劇 月組

 

グランステージ

『夢現無双 -吉川英治原作「宮本武蔵」より-』

 

レビュー・エキゾチカ

『クルンテープ 天使の都』

 

東京公演:2019年5月3日(金)〜6月9日(日)

会場:東京宝塚劇場

 

公式サイト

 

 

 
 

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