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OSK日本歌劇団創立100周年記念公演『レビュー春のおどり』
囲み取材&舞台写真と初日開幕レポート
OSK日本歌劇団
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公演レポート
新橋演舞場にて、OSK日本歌劇団「レビュー春のおどり」が開幕しました。
1922(大正11)年に誕生したOSK日本歌劇団は、“ダンスの OSK”と称され、
宝塚歌劇団、姉妹劇団である松竹歌劇団と共に日本三大歌劇として日本のレビュー文化を牽引してきました。
そして本年、劇団創立100周年を迎え、2月の大阪松竹座公演に続き、東京・新橋演舞場で100周年記念公演を上演中です。
OSK日本歌劇団トップスター 楊琳さん
初日の公演に先駆けてOSK日本歌劇団トップスター、楊琳さんの囲み取材が行われました。
楊さんは、「OSK日本歌劇団創立100周年という素晴らしい年に東京のお客様の前で公演をさせていただけることが
本当に嬉しいです。この100周年を機にたくさんの方にOSKを知っていただきたいと思っています。
今回の「レビュー春のおどり」も本当に素晴らしい作品に仕上がっており、最高のレビューを皆様にお届けできるよう、
劇団員一同、一丸となって邁進して参りますので、千穐楽の27日までどうぞよろしくお願いいたします」と意気込みを語りました。
また、100周年の歴史を感じる瞬間は?という記者からの質問には、
「最後に昭和5年から歌い継がれている『桜咲く国』を歌わせていただきますが、以前SKD(松竹歌劇団)のOGの方に
“ありがとう、まさか咲く国をまた東京で聴けるなんて”と言っていただいて、その時に本当に歴史ある曲なんだと実感しました。
この一瞬を忘れないように!と心に刻みながら毎回ステージに立たせていただいているので、
今ここに満足してはダメだな!ということを感じています。
これから先もこの『桜咲く国』を歌い継いでいけるよう、改めて頑張りたいと思っています」と話しました。
OSK日本歌劇団
左より:千咲えみ、朝香櫻子、楊琳、桐生麻耶、舞美りら
中央:愛瀬光
中央前:楊琳
この公演は、100周年記念公演と銘打ち、次の100年への一歩でもある本公演で、
第一部は日本舞踊界を牽引する山村友五郎・尾上菊之丞・藤間勘十郎の3名が、OSK史上初めて共同で演出・振付をつとめる『光』。
100周年を寿 ぐ華やかで圧巻の総踊りの幕開きで、会場は一気に和の世界へ誘われます。
三番叟や立廻り、早替わりといった歌舞伎の要素もたっぷり詰まったダイナミックな演出に観客の視線は釘付け。
最後は大合唱とともに神秘的な“光の世界”が表現され、圧巻の和物レビューに会場からは惜しみない拍手が送られました。
OSK日本歌劇団
前方左より:桐生麻耶、朝香櫻子
OSK日本歌劇団
第二部は、宝塚歌劇団出身で、多くの歌劇・ミュージカル・コンサートの脚本・演出を手掛ける荻田浩一による『INFINITY』。
OSKらしい爽快感溢れるラテンのダンスから始まり、100周年の歴史を辿るように
大正11年の第1回公演で披露された「アルルの女」をはじめ、「ビバ!OSK」、「ジャストダンス」など数々の名曲を披露しました。
また“ロケット”の呼び名で愛され続けている、OSKの代名詞ともいえるラインダンスをはじめ、
“ダンスのOSK”に相応しい迫力あるレビューで魅せます。
OSK日本歌劇団
OSK日本歌劇団
OSK日本歌劇団
最後には、劇団のテーマソング『桜咲く国』で、劇場は満開の桜に包まれました。
これまでの歴史とここから始まる新たなOSKを感じさせるレビューに客席からは鳴りやまない拍手が沸き起こりました。
新橋演舞場公演は本日初日を迎え、27日が千穐楽となります。
なお、7月9日〜18日に同じく劇団創立100周年と銘打ち南座で「レビュー in Kyoto」が上演されます。
情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。