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『アンタッチャブル・ビューティー ~浪花探偵狂騒曲~』主演の紅ゆずるさんインタビュー
1年半前に新型コロナウイルスの影響で公演が中止になった『アンタッチャブル・ビューティー ~浪花探偵狂騒曲~』が、
今年9月に大阪松竹座で上演されます。主演の紅ゆずるさんにインタビューしました。
ーーーいよいよ9月に『アンタッチャブル・ビューティー ~浪花探偵狂騒曲~』が上演されますね。
◆紅 ゆずる
もうやったー!!嬉しい!と言う一言に尽きますね。
ーーー“歌って、踊って、戦う探偵が浪花で大暴れするハートフルコメディー”ということですが、
紅さんの魅力が存分に楽しめる作品になるのかなと予測しています。
◆紅 ゆずる
このコロナの時代に気持ちが沈みがちの人も多いと思うのですが、そういう時だからこそ、“助け合えば道は開ける”とか、
絶対に“悪は破れる”とか、“人の心は人でしか動かせない”といった様々なメッセージが込められています。
文字通り盛りだくさんの内容で、アクションも見どころの1つ。大暴れ(!?)しますよ。
―――初めて共演される皆さんの印象は?
◆紅 ゆずる
特に関西の方からすると馴染みのある顔ぶれで、まさにスーパーヒーローの皆さま!
個性が豊か過ぎる面々で、色々なジャンルの方が集まっているところも、大阪らしくて良いなと思います。
良い意味でまとまっていないとうか、作品の中でも個性的な部分が存分に発揮されていると思います。
ーーーそんな方々と舞台を作り上げることについてはどんな心境でしょうか。
◆紅 ゆずる
宝塚歌劇団を退団してから、知らないところに様子を見ながら入っていくのって、
すごく大変そうだなぁと思っていたのですが、私は元々人が好きなので、どういう人なんやろう?と興味津々でした。
今回の共演する方々には吉本新喜劇の方もいらっしゃいますが、子どものころからテレビで拝見していましたし、
画面の中の人だと思っていた方々とお稽古場でご一緒していると「あ〜こうやってお稽古されて、
あのような舞台を作っていらっしゃったのか」と新たな発見があったり…。
そういったことが見られる特典を得た!という気分でもあります(笑)。
私からするとベテランな方々との中で、どこまで自分の存在感を出すことができるのか、今から楽しみです。
ーーー宝塚歌劇とその他の舞台との違いはありますか?
◆紅 ゆずる
芝居の手法が違いすぎてびっくりしたんですよ。お稽古の中でも、あるセリフに対して間髪入れずに
「そんなこと言わへんやろ〜!?」みたいなアドリブが飛び交う現場です。
やりとりの中で生まれるフィーリングのお芝居なのだと思うんですよね。
今回のメンバーは、すごく活き活きとしている印象があります。1年半前は、お稽古が4日位で中断してしまったのですが、
この前、久しぶりに稽古場ですれ違った時に「お久しぶりで〜す!」って、1回会ったら友達!くらいの感覚で接していただいて、
心の距離が近くて良いなって思いました。
ーーー紅さんは宝塚在団中、コメディー作品に出演する機会も多かったと思いますが、舞台で笑いを表現することとは?
◆紅 ゆずる
めっちゃ難しいです。
私がコメディー作品に出ることが多かったのは、宝塚ではあまりコメディーをしないということもあると思います。
自分が新人公演の主演をいただいてから、どんどん責任のあることを任せていただけるようになった時に
「ちょっと、この人が気になるな」と思ってもらえる舞台人にならないととずっと思っていました。
皆がやらない、しかもそれが面白いと思われる作品ができるタカラジェンヌになりたいと思っていましたし、
すごく狙っているところでした。それが実を結んで、他のタカラジェンヌには無い個性的な部分が出せたのかなと思っています。
ーーー今回は出身地である大阪での舞台ですね。
◆紅 ゆずる
地元なので、やっぱり特別ですよね。大阪の中心地でもあるエリア。だって斜め向かいが道頓堀で「かに道楽」があるんですよ!?
そんな劇場、他には無いでしょう?大阪人としては大阪松竹座に立たせていただけるのは、すごく光栄なことだなと思っています。
『アンタッチャブル・ビューティー ~浪花探偵狂騒曲~』
日程:2022年9月17日(土)~25日(日)
会場:大阪松竹座
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/shochikuza_202209/
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