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翼和希トップスターお披露目公演「レビュー 夏のおどり」取材会 翼和希、千咲えみ登壇 2025年07月

(2025年07月04日記載)

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OSK日本歌劇団 翼和希トップスターお披露目公演「レビュー 夏のおどり」取材会
翼和希、千咲えみ登壇


公演概要(リリースより)


新橋演舞場では、8月22日(金)〜26日(火)に OSK日本歌劇団「レビュー 夏のおどり」を上演いたします。
1922年に誕生したOSK日本歌劇団は、今年4月に劇団創立103年目を迎えました。
脈々と受け継がれてきた伝統を守りながら歴史を受け継ぎ、1928年には東京進出を達成。
2014年には新橋演舞場で初めての公演を行うなど東京でも多くの観客から愛され続けています。
今回は、待望の翼和希のトップスターお披露目公演となり、
花柳寿楽構成・演出・振付の和物ショー、中村一徳(宝塚歌劇団)作・演出の洋物ショーの豪華2本立てで
トップスター就任を寿ぎます。“ダンスのOSK”の呼び名に相応しいエネルギッシュなステージにご期待ください!


取材会(2025年6月27日)


「レビュー 夏のおどり」公演に先駆けて、取材会が行われました。

◆翼和希/OSK日本歌劇団トップスター
OSK日本歌劇団の翼和希でございます。先日、無事に私たちOSKの生まれ故郷である
大阪松竹座での「レビュー 春のおどり」を出演者全員で無事に終えることができて、
ホッとした気持ちと達成感の気持ちでいっぱいでございます。
そして、いよいよ8月に新橋演舞場公演「レビュー 夏のおどり」が上演されるということで、
「レビュー 春のおどり」で学んだことを皆様にお届けできるように。
真夏ではございますが、新しい一歩を踏み出したOSK日本歌劇団員が全力で満開の桜をお届けできるように
頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞ皆様よろしくお願いいたします。




◆千咲えみ/OSK日本歌劇団娘役トップスター
OSK日本歌劇団の千咲えみでございます。いよいよ今年も「レビュー 夏のおどり」がスタートいたします。
新橋演舞場での「レビュー 夏のおどり」は、私たちOSKにとりまして、毎回節目となる大切な公演でございます。
今年は翼和希トップスターお披露目公演ということで、翼は私にとって同期ですが、とても大切で特別な存在でございます。
その翼のお披露目公演を一番近くから全力で盛り上げてまいりたいと思います。
今年は例年にも増して暑い夏がやってくると思いますので、その暑さに負けないように1人でも多くのお客様に
OSK日本歌劇団を知っていただけるように頑張ってまいりたいと思います。



ーーー大阪松竹座「レビュー 春のおどり」を終えた感想をお聞かせください。

◆翼和希
まずは誰一人としてかけることなく、千秋楽まで無事終えられたといホッとした気持ちと、
みんなでやり遂げたという達成感でいっぱいでした。
やはり大阪松竹座という劇場は、私たちにとりましても思い入れ深い劇場です。
大阪での初舞台は大阪松竹座でしたし、そのOSKのスタート地点である舞台で「レビュー 春のおどり」を
今年も上演できたことが大変嬉しくて。そして今年は松竹様が創業130周年という大変おめでたい年に、
私たちが出させてもらえたという、色々なことが重なって嬉しく、ありがたい公演だったと思っております。
両作品とも、先生方の愛情とこだわりがたくさん詰まったショーでしたので、
公演を重ねるごとに場面ごとにもっと深掘りしていきたい、もっとこうしたらいいんじゃないかという思いも生まれてきて、
作品自体がどんどん成長していっているような感覚がありました。
大阪松竹座の千秋楽の時に実感できたと思ったので、この気持ちはそのまま新橋演舞場公演に持っていきたいなと思いました。

◆千咲えみ
大阪松竹座は私も初めてOSKに出会った場所なので、その劇場にこうして時が経って自分たちが責任のある立場に
立たせていただいているんだなというのを実感し、とても幸せなことだと感じた10日間でございました。
お客様が大変楽しんでくださっていて、第二部の洋舞の「The Legendary!」では客席から歓声も上がっていたので、
1ヶ月お稽古してきて、やっとお客様の前に作品をご披露させていただいて「レビュー 春のおどり」が完成したんだなって
いうことを感じた日々でした。まだまだここから「レビュー 夏のおどり」に向けて日数もあるので、
もっともっと春とは違う色を出せたり、一人一人が成長できるように頑張っていきたいなと改めて思った松竹座公演でした。

ーーーそれぞれの気に入りのシーンと、「レビュー 夏のおどり」に向けた思いは?

◆翼和希
お気に入りのシーン、、、う〜〜〜ん、絞れない、、、(悩む)。
少々長くなるかもしれないですけど、、、
第一部の和物「翔~Fly High」の最初のチョンパ(拍子木の音と同時に舞台の照明が点く演出)は外せないかなぁ。
このチョンパで初めて私はOSKを知ったので、これができることが嬉しかったのですね。
また幕開きが日舞のグランドレビューではなく、江戸で始まるというところもすごく粋でいなせでカッコいいなって思ったので、
そこもお気に入りです。それと鳥の場面があるのですが、すごくファンタジーな世界を日舞のショーでできるというのも、
踊っていてすごく気持ちが良かったです。続く風の場面では、和楽器に挑戦してリズムを奏でるという新しい挑戦にもできました。
色々な緩急がついているショーだなと思うのですが、月の場面ではしっとりとした場面の後に、
振付の山村友五郎先生のOSKらしいフィナーレで、未来に向かって羽ばたいていこうという希望溢れています。
今から続いていく、ここからみんなで羽ばたいていきますという決意が見えるフィナーレになっているので、
そこがとても好きだなと思いました。
夏のおどりに向けては、日舞は洋舞のショーに比べて、表現の仕方が所作で伝えることが多いのですが、
OSKのショーは日舞を初めて見る方にも入りやすいのではないかと思うので、その1つずつの所作で、
何を伝えたいかということをお客様にもっとわかりやすく伝えられるように、表現もレベルアップしていきたいですし、
お客様に手拍子でご参加いただくところがあるので、そこは皆さんと一緒に作品を作り上げていただけるように
盛り上げていきたいなと思っております。



◆千咲えみ
私も好きな場面もたくさんあるんですけど、第一部では鳥の場面なのですが、お話を結末まで先にお伝えするというところが
私の中では新しいなと思いました。もちろんセリフも歌も何もないのですが、皆様お話がわかった上で見ていただける場面で、
日本舞踊ならではのストーリーをお伝えできる、とても素敵です。
海外の方もあの場面の意味が分かっていたとお客様からお聞きして、通じるものがあるのだなと思いました。
とてもお衣裳も豪華ですし、舞台装置もたくさん使っていただいているので、松竹ならではの劇場だからできる場面かなと
感じております。第二部「The Legendary!」で大好きなのはラインダンスです。すごく皆かわいくて、
お衣裳でケーキを頭に乗せているラインダンスでして、初舞台生である101期生の紹介をする場面もあって、
お客様に新しいメンバーをご紹介できるシーンでもありますし、OSKの名物と言っていただけるラインダンスを
ご堪能していただけるのではないかなと思います。
夏のおどりに向けては、やはりお稽古を何日積んでいても1回の舞台に立つほど勉強になることはないと思うので、
春のおどりを経て、それぞれが自分の場面を熟して10日間終えられたと思うので、ここからは個性も大切にしつつ、
一つの劇団として、一つの作品として、みんなでもっとブラッシュアップできるように話し合いつつ、
お稽古をして頑張っていきたいと思います。



ーーー新橋演舞場でのお披露目公演になりますが、改めてトップに就任した感想をお聞かせください。

◆翼和希
トップという立場は大変責任あるものだと思いますし、劇団の玄関でいなければいけないんだということ。
OSKは今年103年目を迎えるのですが、この歴史の中ですごく紆余曲折、色んな試練や壁にぶつかることが
多かった劇団ですが、それに対していつも真っ向勝負で戦い続けたからこそ、生き残ることができて、
生命力あふれる強い劇団になっているのではないかと思っています。
その劇団の一番上に立つ立場をいただいたことで、それに対しての責任とその歴史に対する誇りというものは
絶対忘れちゃいけないなというのを常日頃思っております。
でもそれをあまり自分にとって重いプレッシャーと思うのではなく、この劇団をもっと発展させていくためには
どうしたらいいんやろうかというポジティブに物を捉えて物事を考えるようになったのは、やっぱり隣に千咲がいてくれるから。
やっぱり同期として、学校も含めて15年目の付き合いになるんですけど、自分たちの中で悩んだことも、
ずっと相談して話し合いもしてきたし、その中で、じゃあこうしたらいいんじゃないかとか
常に2人でしゃべるのはOSKのこと。どないしたらもっとお客さん楽しんでもらえるかなとか、
この場合もっとこうしたらどうかという話をずっとしてきた中で、それが今、同じトップという立場をいただいた時に
じゃあこうしてみようかという会話が自然に成り立つというのは、千咲がだからこそかなって思っています。
これからも誇りと責任というのを常に持ち続けながら、よりもっと発展させるために頑張って いこうっていう決意が固まりました。


◆千咲えみ
私もトップスターに就任させていただいた当初はしっかりしなきゃとか、歴代のトップの方を見てきて、
こうしなきゃっていうのがすごくありました。
今回、翼と同期でのトップということで、本当に自由にやらせていただいていて、のびのびと舞台を務められているんですけれども、
歴代のトップの方々の背中を見つつ、でも自分たちにしかできない形でいいのではないかなと最近は思うようになっておりまして、
そんな今のOSKを今のお客様に愛していただけたらなとすごく感じています。
個人的にはやっぱり誰よりも責任ある立場だと思うので、そこはちゃんと気を引き締めてこれからも頑張っていこうと思います。


 

 

OSK日本歌劇団

翼和希トップスターお披露目公演「レビュー 夏のおどり」

 

日程:8月22日(金)~26日(火)

※25日(月)16時公演はイープラス貸し切り

劇場:新橋演舞場(東京都中央区銀座6-18-2)

https://www.osk-revue.com/2025/06/14/1-209.html

 

 

 
 

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