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日本初上演!
ミュージカル『テン・ミリオン・マイルズ』開幕
8月24日(土)~9月1日(日)まで、新国立劇場 小劇場にて上演する、オフ・ブロードウェイ・ミュージカル「テン・ミリオン・マイルズ」がついに開幕。本作品は『春のめざめ』を贈り出したアトランティック・シアター・カンパニーの第二弾作品として、2007年にオフ・ブロードウェイで上演されました。楽曲はフォーク・カントリー畑のシンガーソングライター パティ・グリフィンが手掛け、主人公・デュエイン役のマシュー・モリソンは本作でドラマディスク賞にノミネートされるなど人気を博しました。
そして日本初上演となる今回は、マシュー・モリソンが演じたデュエイン役を日本ミュージカル界の実力派・岡田浩暉が、デュエインと共に旅をするヒロインのモリー役を元宝塚トップスターの貴城けいが演じます。さらにデュエインとモリーが旅先で出会う人々には、戸井勝海と土居裕子という実力派の二人が、一人で複数役を演じる難役に挑戦します。生バンドの演奏で紡ぎだされる、登場人物の繊細な心情を表現した楽曲の数々。派手なだけがミュージカルじゃない!たった4人だけで織り成す繊細なロード・ミュージカルです。
フロリダのとある街。数か月前に知り合ったばかりのモリーとデュエイン。二人はフロリダからニューヨークまで旅することを決心し、友人や家族の住む街を離れ、一路「I-95」を北上。自分らしく生きるために。煩悩から解放されるために。その道中、モーテルでモリーは妊娠していることをデュエインに告白。その子はデュエインの子かどうか分からないまま、二人は旅を続ける。旅の途中、モリーは体調を崩し、病院に担ぎ込まれ、そこで辛い現実に直面する。流産。その事を医者から告げられたデュエインは、モリーに黙って病院を去り、姿を消した。退院したモリーは、叔母のペニーを訪ね、生活を共にすることに。ペニーとパイづくりをしたり、ゆっくりとした時間が彼女を優しく包み込む。そんなある日、レボンがデュエインに語りかける。「彼女に会わないとこのまま永遠に引きずることになるぞ?」意を決したデュエインはモリーの元へ…
果たして二人の運命は? 彼らが旅の途中で見つけたものとは?
◆岡田浩暉コメント
沢山のハードルを飛び越えて行かなくてはいけないのでかなり緊張していますが、スタッフはじめ共演させて頂くキャストの皆さんの胸をお借りして、頑張りたいと思っています。パティ・グリィフィンの曲に紡がれ、テンポよく場面展開してくストーリーが、このミュージカルの面白さだと思います。
◆貴城けいコメント
今、いよいよ始まるという“ワクワク感”と、もう始まってしまうという“ドキドキ感”と、2つの気持ちがぐるぐるしています。この作品を通して、日常的にある、生きていく為の苦しみや喜び、この旅の中で暗闇からの再生を表現できるよう、4人で精一杯頑張りたいと思います。
◆戸井勝海コメント
人がただそばにいてくれる事のありがたさ。そして自分の足でしっかりと立った人が持てる本当の優しさ。いま自分自身が決して忘れたくない、なくしたくないものがここには沢山あります。一緒にそれを感じて頂けたら、この上もない幸せです。6役ですからひとつの役は本当にあっという間なのですが、一瞬一瞬を大切に演じさせて頂きます。
◆土居裕子コメント
75年製トヨタのハイラックスでご一緒に旅しながら、パティ・グリフィンの言葉と音楽に包まれる、ミュージカルとコンサートが合体したような贅沢な作品です。皆様にお届けできるのがすっごく楽しみです。
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