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ミュージカル『GREY』が開幕　

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公演について（リリースより）

12月16日(木)に六本木・俳優座劇場で conSept による新作ミュージカル『GREY』が開幕した。
この作品は conSept によるミュージカル『いつか〜one fine day』に続くオリジナル第2作目で、
前作に続き脚本・作詞・演出を板垣恭一が、作曲を桑原まこが担当した。
「レジェンド・メーカー」というリアリティ番組を背景に描かれる本作は、
昨今話題に事欠かないSNSと誹謗中傷を軸に、7人の登場人物たちがそれぞれの理想と現実の狭間でもがく姿を描く。
shiroというシンガーソングライターの自殺騒動から始まる冒頭は客席にいきなり緊張感を投げかけるが、
物語の主な舞台となっている放送局の面々によるコミカルなシーンは客席をしばしリラックスさせ、
そして誹謗中傷の深みに嵌っていく中盤以降では、登場人物の誰かに自身の姿を思わず投影してしまう。
何かと慌ただしい12月、1年を振り返り、誰かに少し優しくしたい気持ちになれる作品になるかも知れなない。
上演は12月26日(日)まで。

あらすじ

リアリティ番組に出演していた新人歌手が SNS でバッシングを受けたことで自殺を図った。
小説家志望の⻄田藍生(矢田悠祐)は「レジェンド・メーカー」という番組の構成作家として働いている。
番組に欠員が出たことから、学生時代のバンド仲間 shiro(佐藤彩香) を推薦する。
同じくバンド仲間だったカメラマン羽生金銀(竹内將人)は二人が一緒に仕事をすることを喜びつつも心配げな様子。
しかしただの補充人員と思っていたshiroが想定外の人気を得始める。
彼女がスポンサーの一押しタレントより目立ち始めたことで対策を迫られた
番組プロデューサー・久世 橙(遠山裕介)は藍生にshiro人気下落のための仕掛けを作れと命令する。
人気が出るにつれてアンチが増えてきたshiroを心配するテレビ局アナウンサー・室井茜(梅田彩佳)は
自分の過去の出来事と彼女の状況を重ねて不安になる。
一方、テレビ局の報道局員・九条紫(高橋由美子)はshiroに別の思いを持っていた。
彼女は三年前に交通事故で亡くした娘みどりと似ているのだ。
紫の別れた夫で、番組の仕掛け人である広告代理店の局担当・黑岩冬一郎(羽場裕一)は番組存続のため
shiroの人気を下げる命令を現場に下すが、その冷静さとは裏腹にある悩みを抱えて焦りを感じていた。
それぞれの思惑が行き交う中、shiroへの誹謗中傷が激化していく。
そして彼女が番組に合流して6ヶ月が経ったある日、事件は起こった。

板垣恭一、桑原まこ、出演の矢田悠祐、高橋由美子から開幕コメント（リリースより）

◆板垣恭一(脚本・作詞・演出)
いよいよ開幕しました。ミュージカル好きを自認する方には必ず見て欲しいです。
きっと見たことのない形のミュージカルだと思います。
現代日本をシビアに切り取ってますが、楽曲がポップなので決して重くなりません。
ジェットコースターに乗っているような怒涛の休憩ナシ125分。
オリジナルストーリーとオリジナル楽曲をぜひご堪能ください。劇場でお待ちしております。

◆桑原まこ(作曲・音楽監督)
GREYが開幕いたします。現在の日本がテーマの、日本で出来た日本語のミュージカルです。
題材は一見重いですが、すぐ隣で起きているようなことだと私は感じています。
気付いていないだけかもしれない。まずは知っていただくこと、触れていただくこと。
そこから、もしかしたら明日誰かの心が救われるかもしれません。
そしてせっかく日本語で作るのならば、日本語って美しくて愛らしいと思っていただけるよう、
音に乗せました。劇場でお待ちしております。

◆矢田悠祐(⻄田藍生役)
初日無事に終えられてとてもほっとしています。
このミュージカル『GREY』はストレートプレイとミュージカルのハイブリッドのような作品になっています。
あらすじには心が重くなるような話も書かれていますが、皆さんが思っているよりポップなシーンもたくさんあります。
そして僕たちはこのミュージカルでポジティブなメッセージが届けばいいなと思っていますので、
是非明るい気持ちご来場ください。配信もありますので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。

◆高橋由美子(九条紫役)
まだ始まったばかりですが……、毎日新鮮な気持ちで、毎回楽しく、切なく千穐楽まで精一杯努めます!
何回ご覧頂いても飽きないお芝居だと思いますので、日々いらしてくださると嬉しいですね。
劇場でお待ちしています!

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