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「麗人 REIJIN -Showa Era-」 発売記念コンサート 前夜祭リハーサル その② 囲み取材
―――CD収録の曲、どのように選曲を?歌ってみての感想は。
(左側の方から順番に)
◆壮 一帆 「黒い花びら」
水原 弘さんの低音ボイス、代名詞とも言われる「黒い花びら」は生まれる前の曲で、
お恥ずかしい話ではありますがこの曲を知らなかったのですが、今回このようなチャンスをいただき
新しいジャンルの曲に挑戦することが出来たなと思っております。
水原 弘さんのイメージを壮 一帆のイメージにどうやって変えてゆけるかを
意識しながら歌いました。
◆貴城けい「いい日旅立ち」
あまりにも有名な曲でいろんな方がカバーしているのですが、
この曲を自分の声で歌ったらどんな感じになるかなとチャレンジしてみたいなと思ったんです。
録音の時にニューハードのバンドの方の前奏のトランペットの音を聞いただけで
鳥肌が立って、うるっと涙がでるほど感動して、それに乗せていただいて収録したので、
素晴らしい楽曲で歌えて幸せです。
◆湖月わたる「勝手にしやがれ」
この曲を勧められ、ズキュンと来ました。
良い選曲をしていただいたなと思っております。
曲が持っているエネルギーがすごいのと、沢田研二さんの声の迫力、
その中にある哀愁が素晴らしい雰囲気を醸し出していて、ファンの皆さんが大切にされている曲
だと思いますのでその雰囲気を壊さないように、今回アレンジしていただいた
パーカッションのリズムに乗せながら自分なりに歌えたらなと思いました。
言葉と内面が裏腹なので辿り着くのが難しかったのですが、ジュリーの気分で歌わせていただいております。
◆えまおゆう「別れの朝」
数曲候補をいただいた中で自分が歌詞を歌った時に情景が浮かぶものがいいなと
思ってこの曲にしました。歌えば歌うほどその情景が浮かぶのでとても入りやすかったです。
(自分も)年齢も重ね、これ位の大人の曲を歌えて当然の歳になっています。
父と姉のカラオケの十八番でもありますので、親孝行も出来たかなと思います。
◆高嶺ふぶき「夜来香(イエライシャン)」
メロディラインがすごく好きで、実際に(生で)聞いたことはないのですが、
聞き覚えがあるこの曲がとても好きだったので選びました。
私が生まれる前の曲で、いろんな方がカバーしていらっしゃって
メロディラインが綺麗だなと思います。
歌ってみたら簡単なようで無茶苦茶難しくて、心の中はムンクの叫びのようになっていました(笑)。
今の方々にこんな綺麗な曲があったのですよ、というのが分かっていただけたらいいなと思います。
◆杜けあき「恋」
昭和と言えばフォークソングかなと思いました。その中でもこの曲は
下級生の頃よくカラオケで歌っておりました。女優になってからもう一度歌いたいと思って選びました。
レコーディングで何度か歌う中で「男はいつも待たせるだけで女はいつも待ちくたびれて」と
いうのが昭和ってこんな時代だったなと。今は逆?!そんな感じもします。
歌いながらああいう時代はとても尊いなと。今、恋愛をする人も少ないということですが、
この歌は時代をとても象徴していますし、悲しい恋も多かったかもしれないけど、
男は男らしく、女は女らしくて待てたし、良い時代だったのかもしれないなと思いました。
◆稔 幸「恋人も濡れる街角」
私も勧められてこの曲を改めて聞きました。大人の感じで歌いこなせるかなと
思いましたが大好きな桑田佳祐さんの作詞作曲なので、楽しみながら歌いました。
中村雅俊さんの大ヒットソングなのですが、桑田さんが作ったことは実は今回歌うまで
知りませんでした。でもよく聞くと、桑田さんのテイストがすごく入っているなと。
それをすごく意識して歌っていらしたと聞いて、私もそのワールドにどっぷりつかりたいなと思い、
楽しみながら学ばせていただきました。大編成のバンドの方の演奏で録音できたことも大きな経験です。
◆姿月あさと「恋人よ」
この曲を歌って下さいと言われました。
昭和を代表する五輪真弓さんの素晴らしい曲なのですが、
五輪真弓さんが作詞だけでなく作曲もなさっているということを初めて知って
歌手以外にも才能のおありの方なんだなと実感しました。
◆彩輝なお「人形の家」
自分でも「人形の家」を選んでいた時にプロデューサーからもお勧めいただいたので
この曲にしました。普段ミュージカルや舞台で歌う曲と全く違うので
始めはどのように表現したらいいのかと思いとまどいましたが、
繊細さやダイナミックさを感じ、ニューハードの演奏で、昭和の世界に誘われて
曲の中に入れたような気がします。
◆蘭寿とむ「瑠璃色の地球」
私も松田聖子さんの「瑠璃色の地球」が似合うんじゃないかとお勧めいただきました。
とても美しい曲だなと思います。メロディの美しさもさることながら、
歌詞がすごく美しくて、大きな愛を描いている歌詞を大切に、
聞いている方の心に響くように歌いたいなと思いました。
宝塚OG・歴代トップスターによる“昭和歌謡”カバーアルバム
2015.07.01
アルバム / VICL-64369
¥3,000+税
杜けあき、涼風真世、高嶺ふぶき、稔 幸、えまおゆう、姿月あさと、
湖月わたる、彩輝なお、春野寿美礼、貴城けい、蘭寿とむ、壮 一帆
ゴージャスなビッグバンド・サウンドとの同時録音!
演奏:宮間利之とニューハード他
ゲスト:テディ池谷(ピアノ)
[収録曲]
高嶺ふぶき「夜来香(イエライシャン)」(オリジナル:山口淑子[李 香蘭]、昭和25年)
壮 一帆「黒い花びら」(オリジナル:水原 弘、昭和34年)
彩輝なお「人形の家」(オリジナル:弘田三枝子、昭和44年)
えまおゆう「別れの朝」(オリジナル:ペドロ&カプリシャス、昭和46年)
湖月わたる「勝手にしやがれ」(オリジナル:沢田研二、昭和52年)
貴城けい「いい日旅立ち」(オリジナル:山口百恵、昭和53年)
杜けあき「恋」(オリジナル:松山千春、昭和55年)
姿月あさと「恋人よ」(オリジナル:五輪真弓、昭和55年)
稔 幸「恋人も濡れる街角」(オリジナル:中村雅俊、昭和57年)
春野寿美礼「時の流れに身をまかせ」(オリジナル:テレサ・テン、昭和61年)
蘭寿とむ「瑠璃色の地球」(オリジナル:松田聖子、昭和61年)
涼風真世「見上げてごらん夜の星を」(オリジナル:坂本 九、昭和38年)
情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。