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『教授』制作発表 2013年01月

(2013年01月08日記載)

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アトリエ・ダンカン プロデュース公演『教授』
~流行歌の時代を、独自の価値観で生きた歌好きの免疫学教授、
そして、観念的な恋愛に己を捧げた助手~
制作発表会見が行われました


▲(写真左より)佐々木喜英、高橋一生、椎名桔平、田中麗奈、岡田浩暉、中村 中
提供写真 撮影:田中亜紀

公演について(公演資料より)

安保闘争・労働争議などが湧き起こる、高度経済成長期の、60年代日本。
これは、そんな時代の趨勢とは無関係に生きていた、「寄生虫」を研究する、ある変わり者の教授と、教授を見つめ続けた助手、また、それを取り巻く、“時代”を生きる人々の物語である。社会とは無関係に生きているかに見えた“教授”だが、彼が唯一、社会との接点を持ったのは、「流行歌」を愛したことであった――。

60年代は政治の時代であるとともに、「流行歌の時代」でもある。性別・世代を超え、日本中の人々が同じ「流行歌」を、生きるうえでの伴侶としていた時代。

60年代を代表する作家・時代の寵児と言えば、間違いなく五木寛之だろう。本作は、五木寛之の流行歌にまつわるエッセイ「わが人生の歌がたり」に着想を受け、現在、世界中で一躍ブームを巻き起こしている「昭和歌謡」の世界観を色濃く匂わせながら、オリジナルの演劇作品を鈴木勝秀が書き下ろす。

出演は、『ベント』『レインマン』『異人たちとの夏』で、鈴木勝秀と抜群のコンビネーションを発揮してきた椎名桔平。鈴木勝秀のオリジナル作品で二人がタッグを組むのは、意外にも、本公演が初となる。

また近年、積極的に舞台作品へ挑戦し、高い評価を得ている田中麗奈や、舞台やドラマ、映画での活躍が目覚しい高橋一生をはじめ、個性的な実力派キャストが揃った。また劇中では、中村 中が「アカシアの雨のやむとき」「喝采」など、昭和歌謡の数々の名曲を歌い、主題歌には、中村の曲に五木寛之が本公演のための詞を書き下ろす。硬質ながらも、切なく愛おしい劇世界。


制作発表が行われました(2013年1月8日/すみだパークスタジオ/記事・写真提供)

すみだパークスタジオで制作発表が行われました。
会見の中で、今回のために五木寛之が書き下ろした楽曲を中村 中が弾き語りで初披露しました。

◆制作発表登壇者
椎名桔平、田中麗奈、高橋一生、岡田浩暉、佐々木喜英、中村 中、鈴木勝秀(演出)

◆演出家・鈴木勝秀コメント
「今回の作品は五木さんのエッセイがもとになっています。他の作品で椎名さんと一緒に考えてたものとを混ぜて考えたらうまくいくかもと思いつくりました。高度成長期の日本で世間とは外れて寄生虫をずっと研究している教授。作品の中でも経済ばかりを求める現代の社会の問題点が浮き彫りになっていて、それを訴えかけている。」

◆椎名桔平コメント
「戦争のなごり、学生時代の中で何故寄生虫だったのか興味深い。自分の生き様や生き方と戦って表現したい。山中教授に負けないように頑張りたいです。」

◆田中麗奈さんコメント
「とことんプラトニックに教授を愛する助手役です。体の中に寄生虫がすんでいて命短いと知りつつも愛してしまう教授のすべて、そのものが愛しい。女性らしく優しくもあるが、男性に負けない心の強さ、エネルギーというものを表現したいです。」

【質疑応答】
ーーー昭和の歌謡曲で好きな曲はなんですか?
椎名:「ブルーライト横浜」
母が好きで歌詞の内容も分からず歌っていました。

田中:「時代」
大変なことになっても時代が流れていくんだなっと。

中村 中:「泣かせて」
曲と歌い手がマッチすると名曲が生まれるんだなと知った曲です。


 

アトリエ・ダンカン プロデュース公演『教授』

~流行歌の時代を、独自の価値観で生きた歌好きの免疫学教授、

そして、観念的な恋愛に己を捧げた助手~

 

【Based on】五木寛之(「わが人生の歌がたり」角川書店刊より)

構成・演出:鈴木勝秀

出演者:椎名桔平、田中麗奈、高橋一生、岡田浩暉、坂田聡、伊達暁、

佐々木喜英、上條恒彦、中村 中 他

 

【東京公演】

2013年2月7日(木)~2月24日(日)

Bunkamura シアターコクーン

 

地方公演あり(大阪、名古屋、金沢公演)

 

公式サイト

http://www.duncan.co.jp/web/stage/professor/index.html

 

 

 
 

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