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宝塚歌劇花組『蒼月抄』『EL DESEO』東京公演が開幕!
永久輝せあ 星空美咲 囲み取材
グランド・ラメント
『蒼月抄(そうげつしょう)』-平家終焉の契り-
作・演出/熊倉 飛鳥
平安時代末期──。武家としてかつてない繁栄を誇った平家一門は、棟梁の平清盛を中心に、京の都にその栄華を轟かせていた。
父・清盛の寵愛を一身に受けた若き武将・平知盛(たいらのとももり)は、
弟・重衡(しげひら)、従兄弟・教経(のりつね)と共に、平家の未来を担う存在として育てられる。
清盛の絶対的な信頼と期待は、いつしか知盛の中に「我こそが平家を導くべき」という宿命と、
清盛を裏切ってはならぬという恐れを根づかせていた。
知盛はやがて一人の才女を妻として迎える。その名は明子(あきこ)。
花山院藤原家の娘にして静謐な月の気配を湛える彼女は、知盛に突如「平家の没落」を予言する。
知盛はそれを戯言と一蹴するが、清盛が病に倒れると、その言葉は現実のものとなり、平家一門は砂が溢(こぼ)れるように
その威光を失っていく。
平家の生き残りをかけて奔走する知盛。戦を忌み、民を救おうとする重衡。刀こそが忠義と信じる教経。
戦況が悪化する中、三人の信念は交錯し、それぞれの運命を選び取っていく──。
やがて迎える運命の地、“壇ノ浦”。蒼く満ち、やがて欠けゆく月の下で、栄華と誇り、愛と別れを描く終末譚。
平家最後の総大将・平知盛を主人公に、父の影を背負い、誓いと喪失の果てに辿り着いた姿を、
蒼月に刻まれた命の抄(しょう)として描く。
なお、この公演は、演出家・熊倉飛鳥の宝塚大劇場デビュー作となります。
スパイシー・ショー
『EL DESEO(エル・デセーオ)』
作・演出/指田 珠子
燃える太陽、止まぬ潮騒、おしゃべりを止めない熱帯植物……踊り歌い続ける人々が集うラテンの国。
そこには常に「欲望(EL DESEO)」が渦巻いている。
愛するため、名誉のため、そして生きるため、欲望を止めない男と女が繰り広げる、妖しくもエネルギーに満ち溢れたラテンショー。
心躍る、魅惑のひとときをお届け致します。
ーーー振り幅が大きい二作品に、どのように向き合っていらっしゃいますか?
◆永久輝せあ
私は(宝塚)大劇場公演を1カ月半やっていくなかで、全然違う世界をお芝居とショーとで表現してはいるのですが、
最後にたどり着く所はお芝居もショーも同じようなところだな、という実感を持っていまはやっております。
自分のなかで色々なものと戦い、自分と向き合ったときにたどり着く場所みたいなものは、
お芝居、ショー共に通じるものがあるので、そんなところを感じていただけたらと思って取り組んでいます。
◆星空美咲
私は大劇場公演中にお芝居の役どころとしては、じっと堪えていたり待つような場面が多かったので、
それをショーになって発散すると勝手に思っていたのですが、やはり公演を重ね、東京公演に向けいま一度考え直してみたときに、
待っていながらも求めるもの、どんなにつらくても湧き上がってくる思いみたいなものがは人間だったらあると感じました。
(永久輝さんと)同じになってしまうのですが、お芝居もショーも似ているなと思いました(二人顔を見合わせて朗らかに笑う)。
ーーードラマのようなデュエットダンスをはじめ、熱いショーの見どころは?
◆永久輝せあ
デュエットダンスの振り付けのSHUN(大村俊介)先生からは、デュエットの前のフィナーレの場面では“欲望”が
最高潮にいっていて、それを経たからこその、その後のデュエットはふっと凪のような場面だと言っていただいています。
自分の湧き上がる欲望を出し切ったときに、ようやくたどり着く、幸せで穏やかな心というようなものをいまは意識しやっています。
またラテンショーは、ただただ熱いだけではなく、妖しさ、少し刺激的な要素があるのが、他のラテンショーと違うところだと
思っています。スパイシー・ショーというタイトルが付いているので、芝居心でしたり場面の色を、
より際立たせてお届けしたいと思っています。
◆星空美咲
デュエットダンスは、前回のショーも魂が出会ったがテーマだったと思うんですが、今回は更に高い所に行かなければならない
感じで、今までのデュエットダンスよりも緊張もします。ただ、演出が指田珠子先生で、この赤いお衣装ということもあって、
個人的にはすごく(かつて、永久輝と共に演じた)『冬霞の巴里』の劇中デュエットダンスを思い出したりもします。
(永久輝があぁ!と思い出し、驚いた表情も見せ、二人で笑い合う)
ーーー日本物のお芝居で所作など配慮した点はありますか?
◆永久輝せあ
やはり和物の美しさというのは、100%(想いを)外に出さないところなのかなと思っていて。
これだけの想いがあっても手を添えるだけですとか、触れない。そういうものに宿る美しさがあるのかなと思っておりますので、
かなり内面は濃く掘り下げているのですが、それを開放的に出すのではなく、そこに想いがあるからこそ相反する、
拮抗する部分がふっと香り立つ、こぼれ落ちるようなものが表現できたらと思ってお稽古して参りました。
◆星空美咲
いまもやはり所作については、どんなに公演を重ねて湧き上がってくるものがあっても、第三者の目を持って所作の大切さを
忘れずにやっています。(振り付けの)尾上菊之丞先生が、多くのものを教えてくださるなかで、目線の使い方について
一番学ばせていただいたなと思っています。自分がどこを見ているか、何を見ているかのそうですし、
下を見ているときに何を思っているのか、全部に意味がついてしまう。動きが制限されているからこそ、
目の表現が大事になると教えていただいたので、もっともっと頑張りたいなと思っております。
宝塚歌劇 花組 東京公演
グランド・ラメント
『蒼月抄(そうげつしょう)』
-平家終焉の契り-
スパイシー・ショー
『EL DESEO(エル・デセーオ)』
公演期間:2026年4月18日(土) ~5月31日(日)
会場:東京宝塚劇場
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2026/sogetsusho/
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