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上賀茂神社 第四十二回式年遷宮 奉納劇『降臨』 2015年08月

(2015年08月07日記載)

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平成27年 上賀茂神社(賀茂別雷神社)第四十二回式年遷宮
演出家:宮本亜門が奉納劇『降臨』を上演

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ごあいさつ

京都最古の神社、上賀茂神社における42回目の式年遷宮は21年ぶり、修復を伴った遷宮としては42年ぶりの、大変貴重な式年遷宮です。
この壮大な精神と歴史を紡いできた遷宮の時期に、境内の中で奉納劇をとご依頼をいただいた私は、上賀茂神社で伝えられてきた風土記に感銘を受け、舞台化させて頂くことにしました。
風土記は日本には珍しく、処女懐胎の物語が伝えられ、玉依姫が矢を拾い、枕元に奉ったことで身ごもり、上賀茂神社の主である「賀茂別雷神」をお生みになったとされております。舞台では、母、玉依姫が「賀茂別雷神」を授かる場面や、その時の地上の神、民衆の姿も入れこみ、オリジナルな解釈も含め展開します。
また「賀茂別雷神」ご降臨の様子は、今まで誰も見たことがないテクノロジーで、その精神性を深く感じて頂けるよう創作中です、ご期待ください。 自然を支配する神である神賀茂別雷神が奉られている境内は一木一草に至るまで聖なる 気が今も充ちています。
その中で「音楽」と「舞い」、そして「語り」で構成された新たな神聖な儀式のような舞台をどうか心行くまでご堪能ください。

紅葉が染まりはじめる秋の上賀茂神社で、心よりお待ち申し上げております。

平成27年7月 宮本亜門


あらすじ(リリース資料より)

今回の公演会場となる上賀茂神社(賀茂別雷神社:かもわけいかづちじんじゃ)の地には古くから伝わる風土記、「山城国風土記」(やましろのくにふどき)というものがあります。その中に「賀茂別雷神誕生」(かもわけいかづちのかみたんじょう)という神話があり、 この作品に登場する「賀茂別雷神」こそが、上賀茂神社に奉られる神様なのです。

この逸話を今回の物語の軸におき、その背景などにオリジナルの新解釈を加え、賀茂別雷神の母となる「賀茂玉依比売命」(かもたまよりひめのみこと)を「奉納劇」の主人公にしました。 名前にある「玉依」(たまより)とは“巫女”のことであり、 この物語は「一人の巫女」が神の導きにより子を宿し、母となり、母であるが故の試練を乗り越え、我が子が大いなる神になる姿を慈しみながら見守りつづけ生きていく姿を描きだしています。
今回の作品は、観客みなさまに “それぞれの神” を感じていただくために「音楽」と「舞い」、そして「語り」で構成された新たな神聖な儀式のような舞台を創作しております。


宮本亜門さんコメント

僕は美術が昔から好きで、上賀茂神社は自然が残っていてとても素晴らしい憧れの場所です。今回、子供のころからの夢が実現する喜びを感じています。
上賀茂神社は行ってみていただければわかるんですが、非常に清らかな境内で、素晴らしい澄んだ空気が流れており美しい木々が残っています。目にうつることだけではなく、目にみえないものもそこにあると感じられました。
今回、音楽は笛や太鼓など生の音も使いますが、録音した音も使います。
それらをミックスさせて、古代の日本と未来の日本を合わせて見ていただけるように作り上げたいと思います。

<語り部の小雪さんについて>
まだ小雪さんとはお会いしたことはありませんが、透明感があり清潔感もあって、この劇は神の子が君臨するストーリーでそれを語る役には、子供への愛情あふれる小雪さんがイメージにぴったりだと思いました。


小雪さん(語り部)からのメッセージ

kourin2 「この度ご縁を頂きまして、語り部として奉納劇に参加させて頂きます。
風土記の中の玉依姫の物語りを知り、母としてまたひとりの女性として、この奉納劇に携わらせて頂くことを光栄に思います。
式年遷宮という先人が守り伝えてきた日本の伝統を多くの方々に知って頂き、次の世代へ繋げて行くきっかけとなればと思っています。」 



 

上賀茂神社 第四十二回式年遷宮 奉納劇『降臨』

 

作・演出: 宮本亜門

 

会場: 上賀茂神社(賀茂別雷神社)境内 特設野外会場

公演日程: 2015年10月23日(金)~25日(日)

 

料金:6,800円(式年遷宮ご奉賛金500円含む)全席指定

 

2015年8月21日(金)までクラウドファンディング実施

https://readyfor.jp/projects/hounougeki

 

 

 
 

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