情報紙から飛び出した 演劇系エンタメ サイト
Copyright Since1999 情報紙ターミナル
Copyright Since2010 株式会社ERIZUN

ミュージカル『イヴ・サンローラン』制作発表会見 2018年11月

(2018年11月30日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。

※ 記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。なお、リンクはフリーです。

 

ミュージカル『イヴ・サンローラン』制作発表会見

7875
関連記事→ミュージカル『イヴ・サンローラン』上演決定!

公演について(リリースより)


東京公演 2019年2月15日(金)~3月3日(日)よみうり大手町ホール、
兵庫公演2019年 3月 26日(火)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて、
フランスを代表する伝説のファッションデザイナー イヴ・サンローランの華麗な人生の光と影を描く、
ミュージカル『イヴ・サンローラン』の上演が決定しました。

イヴ・サンローランは、約40年に渡りトップデザイナーとしてファッション業界をリードし、
貴族や女優等にも多大な影響を及ぼした20世紀を代表する世界的デザイナー。
そのイヴ・サンローランの切なくも美しい人生を、ファンタジックに、そしてドラマチックに描きます。
作・演出を担当するのは、文化庁芸術祭演劇部門優秀賞も受賞し、現在もミュージカルだけでなく
ストレートプレイやショー等の演出も手がけ高い評価を得ている荻田浩一。
主演のイヴ・サンローランには、類い稀なる身体能力で魅了する東山義久と、
圧倒的な歌唱力で人気の海宝直人がダブルキャストで演じます。
更に、上原理生、大山真志、川原一馬、神田恭兵、奥田 努、和田泰右といった若手注目株の男性俳優陣と、
伊東弘美、皆本麻帆、安寿ミラが出演し、イヴ・サンローランの切なくも美しい人生を謳い上げます。

ミュージカル『イヴ・サンローラン』制作発表会見(2018年10月30日)


フランス大使館でミュージカル『イヴ・サンローラン』の制作発表会見とパフォーマンス披露されました。

◆作・演出/荻田浩一

これから皆さんと作っていくのですが、歴史的に偉大な功績を残した人物ですし、
波乱万丈な人生を遂げた方なので、そのエッセンスをより多く浮かび上がらせた作品にしていきたいと思います。

◆音楽/斉藤恒芳

(現時点で楽曲の)半分くらいできているのですが、こんなに早く筆が進むのは初めてなんです。
現代風な感じと1960年代のイヴ・サンローランが生きた時代の音楽を混ぜて楽しめるようにしたいと思っています。

◆衣裳/朝月真次郎

演出家の荻田先生と斎藤さんと色々なプランを考えてイヴ・サンローランに恥じないデザインを、
私の最後の作品というくらいの気持ちでやらせていただきます(笑)。

◆東山義久/イヴ・サンローラン役

初めてお話をいただいた時はミュージカルであるということを聞きました。
そして僕がイヴ・サンローランを演じるということを聞いた時は「誰が?」と一回聞き直したくらいです(笑)。
未熟なことがたくさんあるのですが、ダブルキャストの海宝(直人)くん、安寿(ミラ)さんをはじめ、
素晴らしいキャストの皆さんが集まってくださいました。荻田先生や斎藤さん、朝月さんも
ずっと前から色々な作品を一緒に作ってきた仲間でもありますので、みんなで作っていけたらと思っています。

◆海宝直人/イヴ・サンローラン役

今回、お話をいただいた時にイヴ・サンローランという題材をミュージカルでお届けするということを聞きました。
その世界観やイヴ・サンローランが歌うというイメージも想像していなかったことです。
東山さんとダブルキャストということで、今までご一緒した作品はあるのですが全然違ったキャタクター。
持ち味も違うので、それがこのダブルキャストでどのようのやらせていただけるのだろうという、
楽しみな部分でもあります。何曲か、曲も聞かせていただきましたが、フランスの世界観やイヴ・サンローランを
世界観を余すところなくお伝えできる作品になるような気がしてワクワクしております。イヴ・サンローランが似合う男になりたいと思います。

◆上原理生/ピエール・ベルジェ役(東京公演のみ)

イヴ・サンローランの名前は有名ですが、この作品をお話をいただいてから、ピエール・ベルジェさんと
二人三脚でやられていたのだと聞いて驚きと発見がありました。フランスが世界に誇るファッションアーティストの役を
演じさせていただく、それはすごく面白そうだと思いました。実在の方々を演じますのでフランスにも失礼のないように
敬意をもって、誠実に向き合ってやっていきたいと思います。

◆大山真志/ピエール・ベルジェ役、クリスチャン・ディオール役ほか

ピエール・ベルジェさん、クリスチャン・ディオールさんを演じさせていただきます。新しく作る、
このイヴ・サンローランというミュージカルの中で、二つを役をやらせていただけるということは光栄だなと思います。
大変だとは思うのですが、色々な人生を1つの作品の中でできることは嬉しいです。
この作品の中でもベルジュがイヴ・サンローランをずっと支え続けてきたと思うのですが、
僕もこの作品の支えになれるように舞台に立ちたいと思っています。

◆川原一馬/クリスチャン・ディオール役

クリスチャン・ディオールという歴史的にも素晴らしい人物を演じるということは、僕自身、身が引き締まる思いで、
この作品を通してディオール、そして役と向き合っていきたいと思います。

◆安寿ミラ/ココ・シャネル役、イヴ・サンローランの母・ルシエンヌ役ほか

私は30年近くフランスをよく訪れていて、フランス好きの私がココ・シャネルの役を演らせていただけるのは
個人的にも嬉しいことです。日本のミュージカルの演出家の中でも最もスリリングな演出をしてくださる
荻田さんの作品に、また出演できることがでいて、今から稽古に入るのが楽しみにしております。

ーーー実在の人物を演じるということで心がけていることはありますか?

◆東山義久/イヴ・サンローラン役
髪の毛をバッサリと切ってきたことですね。あと荻田さんから、僕の特有の“オラオラ感”を消してくれと言われいました(笑)。
繊細に作っていければいいなと思っています。

◆海宝直人/イヴ・サンローラン役
パリに行く機会があってイヴ・サンローランの美術館を見てきたのですが、実際に衣裳も飾ってあって、
シアターや仕事場が再現されているコーナーもありました。センスや感覚は簡単には表現できないと思うのですが、
自分が感じることができたパリの空気感を少しでも自分の中で膨らませながら、
荻田さんに演出していただきながら作っていけたらと思っています。

ーーーイヴ・サンローランの世代ではないと思いますが、イメージなどありましたら教えてください。

◆上原理生/ピエール・ベルジェ役(東京公演のみ)
メガネが印象的なのとイヴ・サンローランのブランドのロゴイメージがすごく強いです。
子どもの頃デパート連れて行ってもらった時に目にして「高級な服なんだろうな」と思っていました。
自分がやっているフィールドで、こうやって関わることになって不思議な気持ちです。
世界に誇るイヴ・サンローランの美の世界に触れられるので、
これを機にどんどん捥ぎ取って堪能したいなという思いでいます。

◆大山真志/ピエール・ベルジェ役、クリスチャン・ディオール役ほか
映画やドキュメンタリーを見て感じたのは、色々な栄光を手にしたけれど、すごく繊細で孤独な人
だったのではないかというのが第一印象です。それを支えていたピエール・ベルジェや
たくさんの人たちが今回どうなるのかなと思いました。

◆川原一馬/クリスチャン・ディオール役
色々な作品を見て思ったのは、イヴ・サンローランは生きること=デザインをすることで、
本当にそれだけに命を燃やしていたんだなと感じました。僕たち世代のイメージは、やはりハイブランド。
僕自身も大先輩から貰ったカードケースしか持っていないので、この作品を通してイヴ・サンローランという
ブランンドと人物を知っていけたらいいなと思っています。

ーーーイヴ・サンローランを演じるお二人は、持ち味の違う二人という話もありましたが、
それぞれどんな個性を発揮したいと思っていますか?

◆海宝直人/イヴ・サンローラン役
まだ台本を読んでいないし、稽古に入って感覚は変わって行くと思うのですが、
音楽を聞いて世界観を表現するアレンジとイヴ・サンローランの内面の部分も表現して演じていけたらと思います。

◆東山義久/イヴ・サンローラン役
このような機会がなければ、きれいなところばかりを見ていたと思うのですが、
世界的に有名なモード界の神と言われる方がどういうところに光と闇があったのか。
そういうところを僕なりに、また海宝くんなりに、二人の生きるイヴ・サンローランができたらいいなと思っています。

ーーーデザイナーさんの目から見たイヴ・サンローランの最大の功績と
現在のトレンドでどんな影響を与えたかを教えてください。

◆衣裳/朝月真次郎
オートクチュールで好きなお客様に高くお売りするというのが主だった時代にイヴ・サンローランは
初めて既製服を世の出した人。ココ・シャネルよりも後でしたが、トレンチコートやサファリルック
といったデザインを既製服として発売した勇気ですね。
これからを担う日本の若いデザイナーにも、イヴ・サンローランというお手本を、
荻田先生やキャストの皆さんと作ってお見せしたいなと思います。
イヴ・サンローランは既製服の神様なんだということを覚えておいていただけると嬉しいです。

ーーー安寿さんは、今回色々なお役を演じるということですが、どういうところを意識して演じたいなどありますか?

◆安寿ミラ/ココ・シャネル役、イヴ・サンローランの母・ルシエンヌ役ほか
今までにも色々と調べましたが、実在したココ・シャネルさんの資料がたくさんありますので、
これからさらに広げて色々なことを知って演じてみたいと思います。でも、イヴ・サンローランの
お母様のことはほとんどの方がご存知ないと思いますし、これは勝手にというか(笑)
自分が台本を読んだイメージで膨らませていけるかなと思っています。
それは荻田さんと相談をしながら作っていきたいと思いますし、役替わりがあるので、
それぞれのお母さんができればと思っております。

ーーーイヴ・サンローランのどのような部分を描きたいと思っていますか?

◆作・演出/荻田浩一
イヴ・サンローランは歴史的に有名なデザイナーで、服飾の歴史を変えた方でもあると思うんです。
イヴ・サンローランの功績は第二次世界大戦後のヨーロッパの歴史に大きく関わると思います。
アルジェリアの戦争や5月革命当時の文化と、それ故に生まれた歴史。イヴ・サンローラン自身が時代を
作っていったということに作品を構成していたきたいと思います。イヴ・サンローランは、ダーティー
というかネガティブなところも隠さずにオープンにされている方で、あまりにも繊細すぎる心と溢れすぎる才能で
心身をすり減らして作品を作られていたんだと思います。孤独と彼の苦闘が一番大きなモチーフになってくると思います。






 

 

ミュージカル『イヴ・サンローラン』

 

【東京公演】2019年2月15日(金)~3月3日(日)

会場:よみうり大手町ホール

 

【兵庫公演】2019年3月26日(火)

会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

 

公式サイト

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

[ PR ]