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GANMI×宝塚歌劇OG DANCE LIVE『２STEP』に出演される宇月颯さんインタビュー

★関連記事→GANMI×宝塚歌劇OG DANCE LIVE『2STEP』メインビジュアル公開！

公演概要

2023年5月26日(金)～28日(日)に東京・日本青年館ホール、
2023年6月2日(金)～4日(日)に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで開催される
GANMI×宝塚歌劇OG DANCE LIVE『２STEP』に出演する宇月颯さんにインタビューしました。

宇月颯さんインタビュー（2023年1月18日　撮影：吉原朱美/取材：住川禾乙里）

ーーーGANMI×宝塚歌劇OG DANCE LIVE『２STEP』の出演が決まった時の気持ちを教えてください。

◆宇月 颯
男性のみのダンスアーティストGANMIの皆さんと宝塚歌劇OGの共演ということで、新鮮さと斬新さを感じました。
きっと、この公演の企画をしてくださった方々も新たな化学反応を求めた挑戦なのだと思います。
コラボ企画第一弾ということで、先へと続く最初の公演。
そこに呼んでいただけたことは、とても嬉しいですし、私自身１から創り上げていくことが好きなので、
皆で一緒に新たなものを創っていけるというワクワク感が増しています。

ーーー昨年、GANMIさんのダンスライブをご覧になったということですが、ぜひ感想を教えてください。

◆宇月 颯
皆で観に行ったのですが、今、絶好調なGANMIさんのパフォーマンスやパワー、
そして「やっていくぞ！」という勢いを感じました。
本公演のタイトルが『２STEP』という通り、私たちは私たちの色で、一緒になり過ぎずに、
お互いの良さが出ればいいのかなと思っています。
GANMIさんの魅力をしっかりと体感できたので、じゃあ私たちはどんな表現ができるのか？と考える良い機会でもありました。

ーーー宝塚歌劇団在籍中にも幅広いダンスのジャンルを踊られていましたが、
GANMIさんのダンスはどのようなジャンルなのでしょうか？

◆宇月 颯
GANMIさんのワークショップを受けさせていただきました。
楽しく、気持ちよく、自分の感情を表現するために体を使うというダンス。
グループの中でも、それぞれ踊り方も全然違うし、決められた振付の中でも、それぞれの感情で踊っている感じでした。
何ジャンルと言わないところが、まさしくGANMIさんのジャンルなのだろうなって思います。

ーーーダンスの共通点はあるのでしょうか？

◆宇月 颯
楽しく踊るだけではなく、物語性のあるダンスや感情を表現する振付などをワークショップで体験しました。
気持ちが高ぶったから体が動くとか、ダンスの表現としては共通するところがあって面白かったです。
GANMIさんのダンスを私たちが踊ったら、どう表現されるのかというところは自分でも楽しみにしている部分です。
それと、構成・演出をされるSotaさんは宝塚歌劇もご覧になったそうなので、私たちの原点もわかっていただけたかなと思います。

ーーースペシャルキャストの湖月わたるさん以外では最上級生になります。
こんな雰囲気で進められたらいいなというイメージはありますか？

◆宇月 颯
宝塚歌劇OGという意味で感覚は一緒だと思うのですが、皆、卒業してからそれぞれ活動をしています。
今回参加するメンバーは全員元男役ですが、女優をしていたり、女性としてダンスに向き合っている人もいるので、
ビジュアル写真を見てもみなさんナチュラルに綺麗な女性になっていて。男役として宝塚で培ったものがあるからこそ出せる、
私たちの表現ができるのではないかと思います。実力のあるメンバーだと思いますし、
私が何かを言わずとも、一人一人が表現してくれるだろうという安心感がありますね。
それぞれが在籍していた組カラーみたいなものが出るかもしれませんし、皆の勢いに乗せてもらいつつ引っ張っていけるよう、
楽しく宝塚歌劇出身である私たちの良さが発揮できたらと思います。

ーーー湖月わたるさんがスペシャルキャストとしての出演と初の振付も担当されます。

◆宇月 颯
わたるさんは元男役の私たちのことは一番熟知してくださっていると思いますし、
宝塚の男役に限らず宝塚歌劇の良さを私たちよりもわかっていらっしゃる方。
宝塚歌劇OGチームでわたるさんと一緒に踊る場面があるそうなので、学年や組を越えた良さも感じていただけると思います。
わたるさんの振付で踊るのはドキドキ感もありますが、楽しみにしている目玉の１つです。

ーーー宇月さんにとって、湖月さんはどんな存在ですか？

◆宇月 颯
宝塚に入る前から観ていた方です！私が入った時には、もうトップスターさんでした。
宝塚歌劇団出身で振付家の羽山紀代美先生のダンスリサイタルがあった時に、
数組から選ばれた人が出演するという公演に最下級生で出させていただきました。
その時に、わたるさんも出ていらして、エネルギッシュさ、ダイナミックさだけではなく繊細なところもあり、
下級生ながら「わぁ〜スターさんだ！」と思って見ていた記憶があります。
スター性だけではなく、技術力の凄さを目の当たりにしました。
「わたるさんは、よくレッスンを受けていた」と先生方からもお聞きしていたので、
勉強熱心なところも含めて尊敬するところだらけです。
『エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート』でルキーニ役をさせていただいた時にも、
色々とお話ししてくださり、優しくて、とても温かいところが魅力的な方だと思います。


ーーー歌やダンスなど、表現をする時に心がけていることはありますか。

◆宇月 颯
舞台上で様々な表現をさせていただく機会が増えて最近感じることは、
自分の中で表現したいものに使える引き出しが少ないと思うことがあります。
日ごろから表現だけではなくて、感じてインプットしていかなきゃいけないと思っています。
「宝塚歌劇の曲を歌ってください」と言われれば歌えるとは思うのですが、当時と同じように歌うことは難しいですし、
どんどん自分もアップデートをしていけば自然と表現にも繋がると思うので、その場しのぎでやるのではなく、
普段から表現できる材料を吸収したいというところは心がけています。

ーーーInstagramを拝見していますが、美術館に行かれたり、芸術に触れられる機会が多いようですね。

◆宇月 颯
そうですね。周りの方々から話を聞くこともあるのですが、それはその方の考えの一つとして受け止め、
決してそれだけに影響を受け過ぎないようにしています。
違った見方の意見もあるのだなとか、同意したり共感したりする気持ちも素直に受け入れつつ、
一方で私の意見はしっかり持ちたいという思いがあります。作品が発しているものを、自分がどう受け取るかにもよるし、
会期中に何度か足を運ぶことで違うように見て感じとれたということもあったので、美術館は好きなんですよね。
言葉では表現できない感じとることを大切にしたいという思いは日ごろからあります。

ーーーいまハマっていることは何でしょうか？

◆宇月 颯
同期の芽吹幸奈の影響でアニメと漫画にハマりました。
今まで触れることがなかったジャンルで、二次元の世界だからこそ成立するような、
ありえないことでも物語にできる部分が面白いなと思って、自分がやっている芝居にも似ているところがあると感じました。
物語の中であれば、ありえないことがありえる世界。
だからこそ想像力も広がって、こういう表現ならこうなるのか〜とインプットができる。
もちろん、絵がキレイ！とか、楽しい！って思いながら見ているのですが、
私がもともと持っていた「想像をしたり、絵を見るのが好き」という部分と一緒だ！と思ったらハマってしまいました。
くみ（芽吹さん）のせいで寝不足です（笑）。

ーーー今後トライしてみたいことはありますか？

◆宇月 颯
体が資本だなと思うのでフィットネスを色々とやっています。
今までの経験から、ここは大事だなと思うところを重点的に鍛えて、
これをやれば怪我をしないだろうとか、そういった知識を増やしていきたいですね。
表現をする上でも体がしっかりしていたら、ちゃんと伝えられると思いますし、自分のメンタルも保たれます。
そういうところは、今後も継続しながら人にも伝えていけたらと思っています。


ーーー最後にメッセージをお願いします。

◆宇月 颯
異色のコラボ公演です！GANMIさんと宝塚歌劇OGが「１STEP」ずつ歩み寄っての「２STEP」。
お客さまと私たちで共に踏む「２STEP」。そしてGANMIさんのファンの皆さまや宝塚歌劇ファンも一緒に踏む「２STEP」とか、
色々な『２STEP』を体験していただけるんじゃないかと思っています。
宝塚時代から応援してくださっている方々、そして今回興味を持ってくださった方々にも、
ぜひ劇場でダンスライブを体感していただきたいですし、宝塚歌劇の魅力をもっと広げられるように、
またGANMIさんの素敵なパフォーマンスも感じていただけたらと思います。ぜひ、お楽しみに！

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