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せたがやアートファーム 2024 音楽劇『空中ブランコのりのキキ』 2024年04月

(2024年04月25日記載)

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せたがやアートファーム 2024 音楽劇『空中ブランコのりのキキ』




©︎磯部昭子

公演について(リリースより)


別役実の傑作童話を原作に、快快の野上絹代が構成・演出
歌・音楽・サーカスありの楽しくも切ない音楽劇


世田谷パブリックシアターでは、夏のアートフェスティバル「せたがやアートファーム」を新たにスタートします。
そのメインプログラムとして、音楽劇『空中ブランコのりのキキ』の上演が決定いたしました。

『空中ブランコのりのキキ』は、劇作家・童話作家として数々の名作を生みだしてきた別役実の傑作童話数作品を原作に、
劇団「快快」の脚本家・演出家であり第57回岸田國士戯曲賞・最終候補となるなど気鋭の北川陽子が一本の音楽劇として
脚本を再構築し、同じく「快快」の俳優・振付家・演出家であり劇団活動のみならず演劇・ファッション・ダンスを
またにかける鬼才・野上絹代が構成・演出を、バンドサウンド・ワールドミュージック・雅楽・エレクトロ・打ち込みなど
ジャンルを逸脱した特異なセンスを持ち、多くのアーティストやメディアに音楽・リミックス提供し活躍するオオルタイチが
音楽を手掛ける新作 の音楽劇です。

原作は、中学校の国語の教科書にも掲載されていた「空中ブランコのりのキキ」、
童話集「山猫理髪店」より「愛のサーカス」などサーカスをテーマとした作品数本、
「丘の上の人殺しの家」と、どれも別役実の傑作と言われる、不条理でどこか不思議な作品ばかり。
野上絹代、オオルタイチ、北川陽子によ って、どのような一本の作品となるのか、どうぞご期待ください。

魅力的なキャストと日本を牽引するサーカスパフォーマーが出演

出演には 咲妃みゆ、松岡広大、玉置孝匡、永島敬三、田中美希恵、谷本充弘、馬場亮成、山下麗奈そして瀬奈じゅん
といった魅力的なキャストが揃いました。別役作品に登場する、少し不思議で、可笑しくも愛おしいキャラクターを演じます。

更に、吉田亜希(エアリアル)、サカトモコ(ブランコ)、長谷川愛実(エアリアル)、吉川健斗(ジャグリング、タイトロープ)、
目黒宏次郎(テトラ)といった、日本サーカス界を牽引するサーカスアーティストも出演。
「ながめくらしつ」主宰の目黒陽介をサーカス演出監修に迎え、本格的なサーカスパフォーマンスをお届けします。

傑作童話をもとに、演劇・歌・音楽・サーカス・ダンス・アクロバットを融合し、楽しくも切ない新作として立ち上げます。
さまざまなアートの要素が詰まった、まさに「アートファーム」な今作をどうぞお楽しみに!

せたがやアートファーム とは


「アートファームとは、さまざまな芸術が生まれ、育ち、花が咲き、実がなる場所です。
演劇、ダンス、音楽、サーカス、落語に、ファッション、現代美術などのパフォーマンスやワークショップをとおして、
多くのアートと触れ合うことができる場です。さまざまな人が集まり、子どもと大人の垣根なく楽しむことができる
さまざまな催しを開催いたします。劇場のサマーシーズンが、まさにアートで満たされた「農園」になるのです。」
世田谷パブリックシアター芸術監督 白井晃

原作のあらすじ


童話「空中ブランコのりのキキ」
“そのサーカスで一ばん人気があったのは、なんといっても、空中ブランコのりのキキでした。”
キキは三回宙がえりのできる空中ブランコのり。
キキの三回宙がえりを一目見ようと、どこの町へ行ってもそのサーカスはいつでも大盛況でした。
しかしキキには、もし他の誰かが三回宙がえりをはじめたら、自分の人気はおちてしまうのではないかという
不安がありました。「お客さんに拍手してもらえないくらいなら、わたしは死んだほうがいい……」
けれども予感は的中し、ある日、他のサーカスでも三回宙がえりが成功してしまうのでした。

童話「愛のサーカス(山猫理髪店より)」
ある夜、象と、小さな象使いの少年を乗せたイカダが港街に流れ着きました。
象と少年がどこから来たのか、どうやって来たのかはわからず、少年も話すことはありません。
街の人々は象と少年に眠る場所を与え、彼らの生活を見守りました。
相変わらず少年は何も言いませんでしたが、少年や象のちょっとしたしぐさや表情に人々は感動してしまい、
もはや港町に辿り着いた経緯はどうでもよくなっていました。街の人々は象と少年を思いやり、
彼らのために優しくしたいという気持ちが、街全体をなごやかにしていました。
そんなある日、大きな黒い箱馬車が街に乗り込んできます。
馬車から現れたのは、金星サーカスの団長を名乗る陽気な紳士でした。

絵本「丘の上の人殺しの家」
モントン村の西にある丘のてっぺんに、ポツンと一軒、《人殺しの家》が建っていました。
そこには、ピーボテー、キーボテー、チーボテーという、《人殺し3人兄弟》が住んでいました。
彼らは沢山の《殺しのメニュー》を用意していましたが、もう12年もお客さんは来ていません。
3人はだんだんと悲しくなってしまいました。そんなある日、ついにお婆さんのお客さんがやってきました。
《殺しのメニュー》を見せると、お婆さんは「私は、ぜんぶやってみてもらいたいんだよ」と言うのでした。

コメント


【構成・演出】 野上絹代 コメント
別役作品にはしばしば、アイデンティティを失った設定や人物が登場します。
例えば、乗務員が増え続ける乗客のいない汽車、いない泥棒を逮捕するため泥棒に扮する警察官など、
一見”無駄” とも言える存在がとても切実で愛おしいのです。
今作『空中ブランコのりのキキ』の主人公もアイデンティティに悩む少女です。
そんな彼女を咲妃みゆさん、キキを支え見守る登場人物にも魅力あふれる方々に集まっていただきました。
加えて選りすぐりのサーカスアーティストの皆さんも。 驚き・笑い・愛に溢れた作品になります。
ご期待ください。

【出演】 咲妃みゆ コメント
何が巻き起こり何を目の当たりにするのだろうと…まるでサーカスのテントに足を踏み入れる直前の
高揚感に包まれているようです。別役実さんが生み出された数々の童話が融合する世界を表現豊かにお届けすべく、
野上絹代さん、松岡広大さん、プロフェッショナルな皆さんと手を携えて丁寧に創りあげていけたらと思っております。
世田谷パブリックシアターは長年憧れ続けてきた劇場でした。
こうして初舞台の機会をいただけたことに心から感謝しております。
今年の夏は、キキと仲間たちにぜひ会いにいらしてください!お待ちしております!

【出演】 松岡広大 コメント
素敵な皆様と創作が行えることにとても感謝しています。
別役実さんの童話を読んでいると心地いい寂寥感を憶えます。
意味も計算もなく過ごした子ども時代が去来して二度と戻ってこない時間や自由さに憧れたり、
反して非合理的なことを些か冷笑的な目で眺める現在の視線も感じます。
静かで相対的な現象がなぜだか好きです。
わからないことが沢山ありますが、それすら楽しくなってきました。
未知なるアートの要素の融合、もうワクワクが止まりません。
お子様も、子どもだった大人の皆様も、どうかこの一座を楽しみに待っていてください。

【出演】 瀬奈じゅん コメント
劇場が芸術を生み出す農園「せたがやアートファーム」
なんとも人間味のある温かな響き。 多様性という言葉が独り歩きし、
本当に大切なコミュニケーションとは何だろうと考えさせられる今日この頃。
人と人とが繋がり、心を寄せ合い、認め合う。
そんなシンプルな原点を、私もこの作品の力をお借りして見つめ直していきたいと思います。
そして皆さまに楽しんで頂ける作品となりますよう、カンパニーの皆さまと共に丁寧に創り上げて参ります。
是非、劇場に足をお運びください。


©︎磯部昭子


©︎磯部昭子

 

 

せたがやアートファーム 2024

音楽劇『空中ブランコのりのキキ』

 

【原作】別役実

(童話「空中ブランコのりのキキ」「山猫理髪店」「丘の上の人殺しの家」より)

【構成・演出】 野上絹代

【音楽】オオルタイチ 【脚本】 北川陽子 【サーカス演出監修】 目黒陽介

 

【出演】咲妃みゆ 松岡広大/玉置孝匡 永島敬三 田中美希恵/

谷本充弘 馬場亮成 山下麗奈/瀬奈じゅん

サーカスアーティスト : 吉田亜希 サカトモコ 長谷川愛実 吉川健斗 目黒宏次郎

 

【セノグラフィー】

佐々木文美(舞台美術) 藤谷香子(衣裳) 山本ゆい(舞台美術・衣裳)

【照明】中山奈美 【音響】 池田野歩

【ヘアメイク】大宝みゆき 【演出助手】 中詩織 前原麻希

【舞台監督】鳥養友美

 

【日程】2024年8月6日(火)〜8月18日(日)

【会場】世田谷パブリックシアター

【チケット料金】 (全席指定・税込)

一般 8,000円/18歳以下 無料*/ペア(一般1名+18歳以下1名) 4,000円*

* 当日受付にて年齢およびご本人確認あり

※劇場友の会、アーツカード、U24割引あり

※託児サービスあり ※車椅子スペース取扱あり

※未就学のお子様はご入場いただけません

 

【チケット取扱い】

世田谷パブリックシアターチケットセンター

03-5432-1515 (10:00〜19:00)

https://setagaya-pt.jp/

チケットぴあ/イープラス/ローソンチケット/カンフェティ

にてチケット取扱いあり

【チケット一般発売】2024年6月9日(日)

 

【お問い合わせ】

世田谷パブリックシアターチケットセンター

03-5432-1515 (10:00〜19:00)

 

【主催】公益財団法人せたがや文化財団

【企画制作】世田谷パブリックシアター

【後援】世田谷区

 

<ツアー公演>

【日程】8月31日(土)13:30

【会場】アクリエひめじ 中ホール

【チケット料金】一般:6,000 円 / 高校生以下:1,000 円(全席指定・税込)

【チケット一般発売】2024年6月6日(木)

【お問合せ】(公財)姫路市文化国際交流財団 制作チーム(姫路キャスパホール)

079-284-5806

【主催】公益財団法人姫路市文化国際交流財団 【共催】姫路市

 

【『空中ブランコのりのキキ』 公式 X(旧 twitter)】@kiki2024_sept

【『空中ブランコのりのキキ』 公式 Instagram】kiki2024_setagaya

【世田谷パブリックシアター公式 twitter】 @SetagayaTheatre

【公式ホームページ】 https://setagaya-pt.jp/stage/15937/

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

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