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「オペラ座の怪人」で語られなかったもう一つの物語が完結
スタジオライフ『PHANTOM 語られざりし物語-The Kiss of Christine-』 舞台稽古

劇団スタジオライフ2012年10月公演『PHANTOM 語られざりし物語-The Kiss of Christine-』の公演が始まりました。
2011年6月に上演された「PHANTOM THE UNTOLD STORY 語られざりし物語」では、エリックの語られなかった幼少年期が描かれており、今作はその続編とも言える作品です。舞台はペルシャを経て、いよいよパリ・オペラ座へと場所を移します。謎のペルシャ人とはいったい・・・

■前回公演について
　劇団スタジオライフ『PHANTOM THE UNTOLD STORY～語られざりし物語～』
　『PHANTOM THE UNTOLD STORY～語られざりし物語～』マット＆ニック　インタビュー

■本公演について
　『PHANTOM 語られざりし物語-The Kiss of Christine-』公演概要
　『PHANTOM 語られざりし物語-The Kiss of Christine-』製作発表

出演者

	Avenir	Espoir
エリック	笠原浩夫	山本芳樹
クリスティーヌ・ダーエ	関戸博一	松本慎也
ラウール・ドゥ・シャニー	曽世海司	岩﨑大
ナーディル	石飛幸治	佐藤滋（客演）
マドレーヌ	及川 健
エリック（子供時代）	林 勇輔

小林浩司・牧島進一・荒木健太朗・仲原裕之・緒方和也・神野明人・原田洋二郎・堀川剛史
山﨑康一・倉本徹・藤原啓児・河内喜一朗 他

※ Avenirチームと Espoirチームのダブルキャストになります。
※ 出演者は都合により変更になる場合があります。

スタッフ

【原作】 スーザン・ケイ
【脚本・演出】 倉田 淳
【映像・美術】 マット・キンリー
【照明】 ニック・シモンズ

舞台稽古が行われました（2012年10月7日／出演者：Espoirチーム）

昨年6月、スタジオライフにより上演された『PHANTOM THE UNTOLD STORY～語られざりし物語～』では、「いよいよパリ・オペラ座へ」というところで終わり、続編をにおわせていましたがこのたびついにその続編となる『PHANTOM 語られざりし物語-The Kiss of Christine-』が開幕しました。

エリックは放浪の旅を続けていたところ、ペルシャ王室からの使者が来てテヘランへ向かうところから今回の物語が始まります。この部分が、のちのエリックの運命を描くのに重要な箇所となっています。その後フランスに戻り、オペラ座の建築に乗り出します。そこでクリスティーヌ・ダーエと出会うのです。あの有名なミュージカル『オペラ座の怪人』幕切れのその後の部分も描き、とても興味深い内容となっています。クリスティーヌのキスの意味とは。そしてエリックはどんな思いで生きたのか。心理描写も実に細やかです。

前作同様に、海外スタッフ、映像・美術のマット・キンリ－、照明のニック・シモンズが、舞台美術を手掛けています。 最新の映像技術を駆使し、シアターサンモールという小規模の舞台は、あっというまにパリ・オペラ座を始め、各地に様変わりします。

シンプルな舞台空間で繰り広げられるこの映像技術と、スタジオライフの俳優陣の存在がみごとに調和し、スタジオライフならではの重厚かつ繊細な舞台作品を作り上げました。スーザン・ケイの「PHANTOM」を元に、この作品は大好きだけど長い間手掛けることができなかったと語るほど、この作品に対する強い思いを感じている倉田淳（脚本・演出）の愛情が詰まったものになっています。


◆倉田 淳（脚本・演出）製作発表でのコメント
いよいよエリックがオペラ座に参ります。ミュージカルとして有名なあの場面にも入っていきます。ミュージカルの歌が脳裏を渦巻いていて、いつもあれに引きずられないようにしなきゃと思いながらやっているのがなかなか大変です。スーザン・ケイさんもロンドンの『オペラ座の怪人』を見て、ものすごく感動し、ガストン・ルルーの小説を読んで彼の生い立ちから様々な過去を想像しこの話を書いたということです。私たちもそれを頼りに作り始めました。スーザン・ケイさんとお話して確信したのは、これは成長の物語であるということです。どうにもならない現実と向き合わないといけない時、どう対処していくか、どう自分の気持ちを現実と向き合わせていくかということ。人はそれぞれがどうにもならない現実をかかえていて、その中で生きているので、そこに照準をあわせています。その部分は、スーザン・ケイさんと同じ意見でしたので、その部分を描きたいと思います。

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