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水 夏希さんインタビュー『Flamenco マクベス〜眠りを殺した男〜』 2018年05月

(2018年05月12日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
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水 夏希さんインタビュー
『Dramatic super dance theater Flamenco マクベス〜眠りを殺した男〜』

公演について(プレスリリースより)

フラメンコ界の至宝、世界の 小島章司。
日本ダンスエンターテインメント界のトップランナー 東山義久。
元宝塚のトップスターでそのダンス力が高く評価されている 水 夏希。
そしてドラマティックダンスの第一人者であり振付家の 上田 遙 が挑む、
シェイクスピア四大悲劇の最後の大作『マクベス』

魔女の予言により自分の主人ダンカン王を殺してしまうマクベスとその夫人を通して、
人間の心の弱さ、闇の深さをフラメンコダンスで表現していきます。
まるで肉体から台詞が聞こえてくるような踊りを、
最高のテクニックと荘厳・重厚な表現で、芸術とエンターテインメントを併せ持つ
オリジナルで美しく素晴らしい舞台空間を目指して創り上げます。

そこに繰り広げられる夢世界は、ファンタジックにしてゴージャスな「ドラマティック・スーパー・ダンス・シアター」。
2014年秋、圧倒的評判の中で幕を開け、幕を閉じた『サロメ』の第二弾として企画致します。

演出・振付:上田 遙
出演:東山義久
   水 夏希
   木村咲哉

   森 新吾
   小寺利光
   中塚晧平
   和田泰右
   咲山 類/TAKA
   箆津弘順

   小島章司

   柳谷歩美
   松田知也
   山形志穂
   羽鳥翔太
   小山圭太
   出来田和哉
   島田連矢
   甲斐祐次
   東間一貴
   田巻 篤

   橋口隆之(和太鼓)(ひむかし / 斬月 / ONE VISION)
   岩田卓也(尺八)
   樹(CLØWD)/ドラム
   悠介/ドラム※27日(日)のみ

 

水 夏希さんインタビュー(2018年5月2日 取材・撮影・文:住川禾乙里 )

 

―――『マクベス』の舞台は、様々な演出で色々な役者さんが演じてきていますが、今回の作品の特徴を教えてください。

基本的なストーリーは一緒ですが、ダンカン王(スコットランド王)の二人の息子や何人かの登場人物はカットして、
マクベスとマクベス夫人、バンクォー(スコットランドの将軍、マクベス友人)とフリーアンス(バンクォー息子)、
この4人に話を集約しているので分かりやすくなっています。
セリフはあまりなく、ダンスや音楽で登場人物の心情を表現する新しい『マクベス』という感じがありますね。

―――水さんが演じるマクベス夫人は、マクベスを支え奮い立たせるような強いイメージがありますが、
どのような役なのでしょうか?


マクベス夫人は〝悪女〟といわれることが多いのですが、最後に狂ってしまうので、
その弱さやキャパオーバーになってしまう感じが必要になってきます。
宝塚在団中は、心の中で色々な試練や葛藤とのせめぎ合いの中でやってきましたが、
今回は人間が理性で抑えているもの以上の本能や欲望、痛みが表現できたらいいなと思います。

―――タイトルにもなっていますが〝フラメンコ〟が入ってきますね。

今回、私自身はフラメンコは踊らないのですが、フラメンコっぽい振りがついています。
フラメンコではあるけれどギターは無く、尺八や和太鼓、ドラムが競演しているのでノージャンルという感じがしますね。
マクベスやマクベス夫人の鼓動や緊張感をフラメンコや和太鼓で表現していきます。
小島(章司)先生は普段「あまり長くは踊れないよ〜」なんておっしゃっているのですが、
譜面の無い尺八と和太鼓の場面では、その時に感じた音で自由に踊り始め迫力がありますし、
サパテアード(足拍子)の音も力強くて、人間の理性を超えたところで踊っていらっしゃるというのをすごく感じます。
公演チラシにも書いてありますが、セリフが聞こえてくるような踊りや動きがメインになってくるので、
自分のパフォーマンスとして、今までとは違うものができたらいいなと思っています。

―――今回、共演される方の印象はいかがですか?

ダンカン王を演じる箆津(弘順)さん以外の主要メンバーは、ほとんど知っています。
2015年に『マスカレード~Final』というDIAMOND☆DOGSによるDIAMOND☆DOGSのための作品に出演しました。
その時は、メンバーの絆や進め方を見ていると、本当の家族みたいで、
再演からの参加ということもあり「おじゃまします」という感じでしたが、
今回3回目なので「みんな、どうしてた?」って家族の元へ帰ってきた懐かしい感じがしますね。

―――今回の作品は、人間誰もが持っている〝善〟と〝悪〟がポイントになってきますが、
水さんの中で良い意味で〝強い部分〟と、ここを直せたら良いのになぁと思う〝弱い部分〟は?


強い部分は根性ですね(笑)。
宝塚の生徒たちを教えていらっしゃる先生が「宝塚の方って本当に休憩しないわよね」って、おっしゃっていました。
ずっと、お稽古をやっているのが当たり前のようなところもあるし、
上級生が「OK」と言わなければ、やり続けるというところがあるので(笑)。
〝根性〟や〝諦めない気持ち〟は強いかもしれません。
弱いのは自己肯定感が低いこと。いつも「not enough」と思っていて、
「それはダメ」と言われるのですが、そうしていないと成長できない気がしちゃうんです。
本当は今の自分の力を認め、それでも自分のゴールに辿り着かないという、
その自分を認めなきゃいけないのですが、そこができないんですよね。
「not enough」まだ足りないということが自分の言い訳になっちゃうので、そこが弱いところかもしれません。

―――最近ハマっているものはありますか?

今回の舞台はダンス公演なので、やはり舞踊が気になります。
振り付けの時に曲が無くて(演出・振付の上田)遙さんが頭に浮かんだものをパパパッと振り付けをしていくので、
とにかく覚えるのに必死で家に帰ってから、この振りにどのように気持ちを乗せていくかと、よく考えています。
宝塚はインプロ(インプロビゼーション/即興)みたいなものがすごく少なくて、
コメディーならアドリブが入ったりしますが、踊りでインプロはまずありません。
遙さんが昔、岡本太郎さんと一緒にお仕事されたことがあるというお話を聞きしました。
〝歌う〟〝踊る〟〝絵を描く〟という、その行為をすること自体にはあまり意味がなくて、
心で感じた衝動があるから歌や絵になる。
その衝動が沸き起こって動き出したら踊りになるっていうのをおっしゃっていたのが、すごく衝撃でした。
振り付けされたものを踊るだけじゃない、衝動を感じて動き出す踊りというのは何だろうと考えて、
ピナ・バウシュ(ドイツのコンテンポラリー・ダンスの振付家)の踊りをYouTubeで見て「ほぉ〜」と思ったり、
ダンス公演を見に行ったり。踊りに対する認識が変わってきていると、すごく感じます。
やっぱり〝魅せる踊り〟というものを宝塚で約20年やってきて、いかに男らしくカッコ良く、
そして美しく見せるかということをやってきているので、今は内面で心の衝動を感じて集中して踊っています。
だから、ハマっているといえば…演出の遙さんにハマってるかな(笑)

―――長いお休みが取れたら行きたいところは?

いっぱいありますが、やっぱり南国かな。
旅行に行く予定がある人には「美しい写真送ってね」と言っています。
インターネットで『海』や『世界の絶景10選』を見たり、
『世界の豪邸トップ10』を見て「こんなところに住んだらどうなんだろう〜」とか妄想しています(笑)。
皆さんが人生観が変わるとおっしゃるインドにも行きたい。
ニューヨークにも、あとフィンランドにある乳白色の広いラグーン温泉にも行きたいです。

―――最後に、今回の公演は、どんなところに注目して観てもらいたいですか?

地位と権力を手に入れたマクベスの人間としての苦悩…。その、どん底から自分の道を見つけていく姿を通して、
大きなことを言えば、観てくださった方々が人生をもう一度振り返り、
本当の自分に気がつくきっかけになってくれればいいかな。
私個人としては、これだけ踊りでセリフを表現するという舞台は初めてなので、
今までとは違うパフォーマンスをしていきたいですね。
マクベス夫人としての踊りの表現を楽しんでいただけるようにと思います。
分かりやすくて面白い作品、新しい『マクベス』になると思います。

 

 

 

 

 

 

Dramatic super dance theater

『Flamenco マクベス』

〜眠りを殺した男〜

 

【公演日程】2018年5月

23日(水)開場18:30 開演19:00

24日(木)開場18:30 開演19:00

25日(金)開場13:30 開演14:00

25日(金)開場18:30 開演19:00

26日(土)開場13:30 開演14:00

26日(土)開場17:30 開演18:00

27日(日)開場13:30 開演14:00

 

【会場】シアター1010

 

水 夏希公式サイト

 

公式サイト

 

 

 
 

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