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8月コンサート、9月レビューショー、10月朗読ミュージカルに出演する紫ともさん インタビュー 2018年08月

(2018年08月11日記載)

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8月『センチュリーポップスコンサート』、9月レビューショー『イン・ザ・ニューヨーク』、
10月『朗読ミュージカル 平みち×紫とも~山崎陽子の世界 IN MAGNOLIA~』に出演する
紫ともさんにインタビュー

公演について

8月19日に大阪府豊中市で開催される『センチュリーポップスコンサート』、
9月23日に品川区民芸術祭2018 Dream Stage 「輝け!しながわジェンヌ」の
第二部レビューショー『イン・ザ・ニューヨーク』、
10月28日に大阪府池田市にある逸翁美術館マグノリアホールで行われる
『朗読ミュージカル 平みち×紫とも~山崎陽子の世界 IN MAGNOLIA~』に
出演する紫ともさんにインタビューをしました。


紫ともさん インタビュー(2018年8月3日 取材・撮影・文:住川禾乙里 )

―――「センチュリーポップスコンサート」に出演のきっかけは?

◆紫 とも
以前、私が出演した舞台の音楽監督がボブ佐久間さんでした。確か、お芝居の中で歌ったと思います。
今回、ボブ先生から連絡をいただき、10年ぶりくらいにお話をしました。
日本センチュリー交響楽団のコンサートにお声掛けいただけるのは嬉しいですね。

―――交響楽団と一緒に共演したことはありますか?

◆紫 とも
名古屋でセントラル愛知交響楽団と共演させていただいたことがあります。
その他にも、宝塚歌劇団の公演は生演奏でしたし、
卒業してからもビッグバンド(大人数編成によるアンサンブル形態のバンド)で
ジャズを歌う機会も多かったので、その醍醐味は身にしみています。
でも、今回のような本格的な交響楽団をバックに歌わせていただく機会は滅多にないことなので、
すごくありがたいお話です。

―――今回は2曲歌われるということですね。

◆紫 とも
何曲か選曲していただき、その中で選ばせていただきました。
『Time to Say Good-bye』という曲は、ソプラノ歌手であるサラ・ブライトマンの曲。
最近はジャズをメインに歌っていたので、高い音域のファルセットを使った曲は久しぶりだし、
聞けば聞くほど自分とのギャップを感じているのですが(笑)。
何度も聞いていくと、だんだんサラ・ブライトマンの声が自分の中に染み込んでいき、
自分が歌っていてもそういう風に聞こえてくることがあるんです。
今回は、そのような良いイメージを持って歌いたいと思っています。

―――大阪府豊中市は行ったことありますか?

◆紫 とも
豊中市は初めてです。今回コンサートを行う豊中市立文化芸術センターは、
新しいホールで周辺も会館が点在しているエリアだとか。馴染みのある地名なので嬉しいです。
今年は豊中でのコンサートと、秋には池田の逸翁美術館マグノリアホールでの
朗読ミュージカルの出演予定があるので、宝塚(宝塚歌劇団の本拠地、兵庫県宝塚市)寄りの
お仕事で多いので嬉しいです。

―――今回のコンサートは、どんな思いを持って歌われますか?

◆紫 とも
日本センチュリー交響楽団の方とご一緒させていただく中で、皆さんの息を感じて独りよがりにならないように、
1つのものを作り上げるという意識をしっかりと持って歌いたいと思っています。
私はライブをやるときに録音した音源で歌うこともあり、その音のタイミングに私が合わせて
ということもありますが、今回は、これだけの大人数の楽団の方々とご一緒するので、
一人一人の息を感じてパフォーマンスができれば良いな。
やはり、それにはボブ先生のリードにしっかりついていこうと思います。
今回初めて知ったのですが『Time to Say Good-bye』という曲は、
Good-byeとあるのでサヨナラの歌なのかと思っていたら、実は、幸せを授かっていく
旅立ちの歌なんですよ。今までの自分にお別れして、これからは愛する人とずっと一緒にいるんだよ、
という幸せを歌った歌だということを今回知りました。この歌は、すごく希望に満ちた歌。
そういう意味でも、豪雨で被災された方にも、
希望に向かって行って頂きたいというエールを歌に込めたいと思っています。
コンサートは、夏のスタンダードな曲が多いので、夏を存分に楽しんでいただけると思いますし、
その中で私が歌う『Time to Say Good-bye』『星に願いを』は、
ちょっと涼やかなスパイスになれば良いな。とにかく今は楽しみです。
自信があるというところにまでは行っていませんが、毎日練習をして、少しでも自分で表現できる!
と思えるところにまで持って行きたいと思います。



―――9月には品川区民芸術祭2018 Dream Stage 「輝け!しながわジェンヌ」の
第二部レビューショー「イン・ザ・ニューヨーク」に出演されますね。


◆紫 とも
第一部は、宝塚OGと公募区民によるレビューショーが行われます。
第二部は、昨年12月に行った宝塚OG公演「イン・ザ・ニューヨーク」の再演になります。
一回きりの公演だったので「残念だね」という話をしていたら、
再演のお話をいただいたので、とても嬉しいです。
出演者が6名で、短い期間で皆が一丸となって作った思い入れのある素敵なショー作品なので、
お客様にお見せするのが楽しみです。

―――紫さんが出演される第二部の内容は?

◆紫 とも
NYをモチーフにスタンダード・ジャズやロックンロールなど、数々の名曲と華麗なダンスによるノンストップ・レビューショー。
私が好きなのは『セプテンバー・ソング』という、ちょうど9月の綺麗なしっとりとした曲です。
『慕情』も歌います。タンゴもあって幅広いですね。色々な世代の方が楽しんでもらえると思います。
もちろん宝塚メドレーもやります。

―――学年が違う宝塚OGの方々と共演するのは、紫さんにとって。

◆紫 とも
宝塚OGの方々と共演するのは大好きです。上級生も下級生も、在団中にはご一緒できないほど学年が離れています。
ペイさん(高汐 巴さんの愛称)は素晴らしいトップスターさん。このようなOG公演があるからこそ、
仲良くさせていただいていますし、すごく嬉しいことですね。
私は宝塚在団中は相手役を見て合わせていくようなタイプの娘役だったのだけど、
ペイさんは「私のことを見ずに、ともちゃんは前を見て、どんどんアピールしなさい」と
おっしゃってくださいました。男役、娘役ではなく1人の女優として共演し、それを認めて接してくださることで、
今まで私のセンターは相手役さんと思うほど相手役さんを見てきたけれど、正面のお客席を向くという。
ちょっと視点を変えるという面白いことですよね。素敵な気づきだと思います。
下級生は初嶺麿代さん、かずゆうとさん、松本菜穂さんは3人同期で、私と学年が10年違います。
梅園紗千さんは、さらに10年違うんです。でも、皆とてもしっかりしていて逆に頼っています。
宝塚の素晴らしいところは、そのような中でも、ちゃんと規律があって。これが一生続いていくんだなと
OG公演に出演するたびに感じることですね。でもそれが古巣に帰るというか安心に繫がったりもします。
どんなOG公演に出ても、とにかく皆、宝塚が大好きなんだというのは感じますね。



―――秋には平みちさんとも出演されますね。

◆紫 とも
平みちさんに誘っていただき『朗読ミュージカル 平みち×紫とも~山崎陽子の世界 IN MAGNOLIA~』に二度目の出演です。
朗読ミュージカルは、前回初めて体験したのですが、
山崎陽子先生の作品を朗読しながら、時には歌い、ちょっぴり踊ります。一人芝居とも違う世界です。
山崎陽子先生は宝塚出身の童話作家で、推理小説や童話を基に素晴らしい作品を書かれていますが、
読んでいても知らぬ間に引き込まれている作品が多いです。今回私は踊れなくなったバレリーナ役。
バレリーナやお医者さん、子供など全部一人で演じられると思ったら、
お芝居が好きな私からするとたまらない作品ですね。



―――普段はスタジオでバレエやピアノを教えているそうですね。

◆紫 とも
子供達たちが中心です。3歳で初めて生徒になった子が、今年中学生になりました。
主宰としてスタジオを構えて10年。スタッフにも恵まれていて、人との繋がりは大切にしないとと思います。

―――休日は何をして過ごしていますか?

◆紫 とも
買い物に行ったり、友達と食事に行くということはあまりしません。
一週間分の掃除をして、スッキリした部屋で過ごすのが私の最高のパターンなんです。
弾いたことのないピアノを弾いてみるとか。普段読まない本を読んでみるとか。
ピアノ弾いている時は時間を忘れられて一番楽しいかな。それと漫画おばさんなんですよ(笑)。
日本には数々の名作がありますよね、それを一気に読んだり。
名作マンガは考えされられたり、新たな発見があって面白いので。

―――今後やりたいことは?

◆紫 とも
今は年間を通じて自分の時間があまりとれないので、海外旅行に行きたいかな。
私は海外にどうしようもなく魅力を感じるんですよ。非日常的なことが好きなのかもしれない。
宝塚に入ったというのも、そういう理由があったのかもしれませんね。
行くならヨーロッパ!ヨーロッパならではのエスプリを感じてみたいですね。

【取材協力】東京・自由が丘 Bar di ViNO(バール・ディ・ヴィノ)


電話:03-5701-8190
住所:東京都目黒区自由が丘2-9-10 ラコルド2F
HP:http://www.dear-corp.com/bar/
twitter:https://twitter.com/bar_di_vino

東京・自由が丘駅正面口から徒歩4分。セレクトショップ2階にある『Bar di ViNO(バール・ディ・ヴィノ)』。
焼きたてのワッフルや、注文を受けてから生地をのばして焼くフォカッチャの他、
カレーライスや野菜プレートが食べられるお店。テラス席もあるのでペットもOKです。


 

 

『センチュリーポップスコンサート』

日程:2018年8月19日(日)15:00開演

会場:豊中市立文化芸術センター大ホール(大阪府豊中市)

指揮・編曲:ボブ佐久間

ボーカル:紫とも

管弦楽:日本センチュリー交響楽団

公式サイト

 

 

品川区民芸術祭2018 Dream Stage

「輝け!しながわジェンヌ」

日程:2018年9月23日(日・祝)14:00開演

会場:きゅりあん 8F 大ホール(東京都品川区)

第二部出演者:高汐 巴(元花組トップスター・品川区在住)

紫とも(元雪組トップ娘役)

初嶺麿代(元宙組男役)

かずゆうと(元星組男役)

松本菜穂(元宙組娘役)

梅園紗千(元星組娘役)

チケットは完売しました。

公式サイト

 

 

阪急文化財団が贈る −未来へ、TAKARAZUKA!

朗読ミュージカル 平みち×紫とも

~山崎陽子の世界 IN MAGNOLIA~Vol.4

日程:2018年10月28日(日)14:00開演(

会場:逸翁美術館マグノリアホール(大阪府池田市)

公式サイト

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

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