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宝塚歌劇雪組公演 壮 一帆、愛加あゆ 初日会見 2013年06月

(2013年06月16日記載)

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宝塚歌劇雪組公演
『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-
壮 一帆、愛加あゆ 初日会見


公演について(公演資料より)


東京宝塚劇場で、雪組公演が始まりました。

ミュージカル・プレイ
『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-

~池田理代子原作「ベルサイユのばら」より~

脚本・演出:植田紳爾
演出:鈴木圭

1974年に初演され、社会現象を引き起こした舞台『ベルサイユのばら』。革命に揺れ動く18世紀のフランスを舞台に、熱く生き、哀しく散った二組の恋人たち。オスカルとアンドレ、フェルゼンとマリー・アントワネットが繰り広げるラブ・ストーリー。

初日会見が行われました(2013年6月14日)





◆壮 一帆
今回は私と愛加のお披露目公演ということで、『ベルサイユのばら』をさせていただけますこと、本当に嬉しく思っております。千秋楽まで一生懸命がんばりますので、どうぞよろしくお願い致します。

◆愛加あゆ
皆様、本日は通し舞台稽古にお越し頂きましてまことにありがとうございます。私もはじめて壮さんと東京でお披露目公演ということで、今から楽しみな気持ちもたくさんありつつ、気合を入れて約1ヶ月の公演をがんばりたいと思います。よろしくお願いします。


――今回、新しく新曲の「愛へ帰れ」と植田先生が壮さんのために書くとおっしゃっていた国境警備隊の場面があり、従来のフェルゼンのイメージ像と違った表現になったかと思いますが?

◆壮 一帆
そうですね。植田先生に新しく国境警備隊の場面を作って頂いたことで、私なりのフェルゼン像がより明確に出来上がったような気がしてとても嬉しく思ってます。たとえて言うなら、大浦みずきさんが演じられたフェルゼンが“踊るフェルゼン”と言われていたように、今回の壮一帆のフェルゼンはかなりアクティブなフェルゼンになっているかと思います。製作発表でもお伝えしたように、私の思うフェルゼン像というのはやはり貴族としての立ち居振る舞いは基本にあるとして、やはり王妃への愛というとても強い、熱い情熱を持った男性であったと思っているので、この場面を作って頂いたことによって、そのキャラクターとか色というものがより明確に表現できるようになった気がいたします。私はそこから牢獄の場面までのつながりがとても自然にいくような気がして、ありがたいことだなと思っています。


―――壮さんのフェルゼンに対して愛加さんはどのように演じられていますか?

◆愛加あゆ
私は今回限られた場面の中で、その中でいかに壮さんが演じられるフェルゼン様への愛と、永遠にその気持ちは変わらないという想いを出したいと思います。宮殿の場面から最後の牢獄の場面までの間も、バスティーユの場面や新しく出来た場面も含めてずっと袖から全部見て気持ちを高めているので、その気持ちのままマリー・アントワネットとして最後の場面につなげ、人生をかけて紅ばらのように美しく散れたらいいなと思っております。


―――宝塚大劇場のお披露目公演を終えられて、東京公演を迎えるにあたってのお気持ちは?

◆壮 一帆
宝塚大劇場での公演をご覧になっていない方もたくさんいらっしゃると思いますので、私たちも新たに新鮮な気持ちと、それにプラスして大劇場で一公演積み重ねてきた重みというものをより深くお見せできればいいなと思って取り組みたいと思います。
(―――壮さんは、もう安定されている感じがしたんですけれども)
いえ、そんな事もないんですけれども(笑)それが見ていて大変そうだなとか、いっぱいいっぱいそうだなって思ってもらわないように、でも変に落ち着いちゃっているねって思われないようにそのあたりも気をつけて、情熱的にそして落ち着くところは落ち着いてやっていきたいと思います。

◆愛加あゆ
私も壮さんと同じく、新鮮な気持ちで毎日演じたいのと、東京で初めてご覧になるかたもいますし、宝塚の劇場とはまた違った反応とかもあると思うので、そのへんを毎日感じながら務めていきたいと思います。


―――お二人のおススメのシーンは?

◆壮 一帆
やはり今回のために作って頂いた新場面の立ち廻りがとても楽しくさせて頂いています。やはり日本物に慣れた雪組ですのでみんなの立ち回りの受けがすごく上手いんです。私のみならず、周りのリアクションや反応も雪組ならではの上手さが凝縮されていると思うので、そのあたりを見て頂ければいいなと思います。また、2006年に雪組は「ベルサイユのばら」-オスカル編-を経験していますので、その経験者たちが誇りを持って取り組んでいるところにもすごく見応えを感じることができるかなと思います。みんなの並々ならぬベルサイユのばらへの情熱というものを各箇所で感じて頂ければいいなと思います。

◆愛加あゆ
私も、すべてなのですけれども、やはり『ベルサイユのばら』のプロローグというのは本当に宝塚ならではの華やかな世界観なので、始まった瞬間から皆様にその世界観を味わって頂きたいのと、私は個人的にフィナーレナンバーの「オマージュ」がもともと大好きで、今回男役さんが踊っていらっしゃるのが本当に素敵なので、そこも見所だと思います。


―――新生雪組の見所は?

◆壮 一帆
皆様が新生雪組をどのように見られたかすごく私は気になるところなのですけれども、私が久しぶりに雪組に帰ってきて感じたのは、やはり6年前に私が居たときと同様にとても家庭的な温かい空気がこの組には常に流れていて、それはどんなにトップさんが替わっても組長さんが替わっても変わらない、もっともっと前の頃からつながってきている一つの伝統なのかなと思います。周りの人のカバー、それから助けみたいなものがすごく心強く感じますので、しっかり私もその辺りを受け止めて、雪組の組子のみならずお客様にもチームワーク、それから組子同士のコミュニケーション、絆の深さを、舞台を通してお伝えできればいいなと思っています。うん。なんか、フレッシュさとかはね、学年が若いわけでも無いので(笑)

◆愛加あゆ
フレッシュです!(きっぱり)

◆壮 一帆
フレッシュですね。気持ちはフレッシュなんです。はい(笑)。そういうところも見て頂ければいいかな、と(笑)。

◆愛加あゆ
やはり、前回の作品から壮さんがいらっしゃったり、その前からも組替えでいらっしゃった方もたくさん居て、今までいらっしゃった方が培われてきたもので雪組が出来ていたと思うんですけれども、さらに壮さんのパワーが近くにいることで私はひしひしと感じているので、そのパワーでみんな負けないようにお稽古からがんばっています。はい。フレッシュです(笑)。

◆壮 一帆
(笑)


――お披露目公演で、今回一番大きな羽根がお預けになってしまいましたが・・・

◆壮 一帆
『ベルサイユのばら』はもともと羽根がないので、私はこういうものだと思ってやっていたのですが、観に来てくださった上級生の方が、パレードの最後で大階段に立って皆に迎えられているとき、『ベルサイユのばら』のセットすべてが羽根に見えたよ、とおっしゃってくださったのですよ。だから私はあらためて、自分もこの『ベルサイユのばら』のすごくきらびやかなセットを背負っているんだという気持ちで、その方に言われた時から立っているので、そういうものもお客様にも見えたらいいなと思っています。


 

宝塚歌劇雪組公演

 

『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-

~池田理代子原作「ベルサイユのばら」より~

 

東京宝塚劇場公演

公演期間: 6月14日(金)~7月21日(日)

 

http://kageki.hankyu.co.jp/versailles2013/snow/

 

 

 
 

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