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明治座『コンダーさんの恋~鹿鳴館騒動記~』制作発表 2013年11月

(2013年11月19日記載)

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明治座『コンダーさんの恋~鹿鳴館騒動記~』
制作発表

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▲写真左より、葛山信吾、牧瀬里穂、大地真央、江守 徹、ベンガル

公演について(公演資料より)

明治16年。
近代日本のイメージアップのために迎賓館・舞踏会場として「鹿鳴館」が建設された。
ところが肝心のダンスを踊れる日本女性は皆無。
そこで、踊りの師匠や芸者ら「プロ」にダンスを教えて、舞踏会に出席させようという計画が立てられた。

菊川流の踊り手・前波くめは、師匠から「西洋ダンスなんてもってのほか」と釘を刺されるが、
「コンダーさんのために一肌脱ぎたい」と感じていた。
コンダーさんは鹿鳴館を設計した英国人。日本文化を愛し日本舞踊にも通じ、くめとは「いい仲」にあった。

ほかには、ピアノが弾ける米女性クララ、勝海舟の三男・梅太郎、米留学を終えたばかりの
山川捨松らが中心となったが、 陸軍卿から文学博士、建築助手、料理長、護衛官ら
様々な人間が闖入し、脱線するばかりで、ちっともはかどらない。

そんな中、三組の男女が「国境」を越えた愛を確かめようとする。
前波くめはコンダーさんと結婚したいが、師匠の反対に遭う。
クララは梅太郎の子を身ごもっているのに、梅太郎の態度がはっきりしない。
陸軍卿は捨松にプロポーズするも、薩摩と会津出身の二人は明治版・ロミオとジュリエット。

そこへ梅太郎の父・勝海舟が現れたから騒動はさらにややこしい状況に……。

果たして世紀の鹿鳴館プロジェクトは成功するのか?

三組の男女はその想いを成就させることができるのか?
そしてコンダーさんの恋の行方は?

鹿鳴館時代を舞台に、ユニークなキャラクターたちが愛を求めて奔走する、笑いと涙と感動のコメディー巨編!


制作発表が行われました(2013年11月7日/明治記念館)

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◆株式会社明治座 代表取締役社長 三田芳裕

875_04 明治座の来年1月公演は、G2さんの作品で『コンダーさんの恋~鹿鳴館騒動記~』となります。鹿鳴館時代のお話で、主演は明治座に3回目の登場、大地真央さん。今までの2作品は江戸時代でしたが、今回は明治時代のお話になります。多彩な出演者が揃い、コメディタッチの楽しい舞台で年明けを飾りますのでどうぞよろしくお願い致します。




◆G2(作・演出)
875_05 初めて明治座さんからお話をいただきました。最初は作・演出ということで好きにやってください、主演は大地真央さんですとのことでした。明治座さんですから、明治時代の鹿鳴館の裏側を題材にしたいとお話させていただきました。鹿鳴館をやりたいと言ったもののそんなに知っていた訳ではないのですが、鹿鳴館というのはたった4年で終わっているというのがとても不思議で、面白い謎があるのではないかと思いました。よく調べてみると、三島由紀夫さんや山田風太郎さん位しか鹿鳴館を正面から捉えた人がいなくて、三島さんは時代考証は無視して書いたと告白されていて、山田さんは独特の目線で書いています。明治政府の大失敗プロジェクトだったなんていう話もあり、あまり当時の資料が残っていないんです。ただ1980年代ぐらいからぽつりぽつりと本が出てきて、僕がやりたいと言った頃には50冊くらいの資料がありました。その中でものすごく面白い話がありました。今回、実在の人物が12人出てきます。ストーリーと共にキャスティングが行なわれました。『コンダーさんの恋』は、鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルさんが、華族でもない一介の町娘・前波くめと結婚したという史実を元にしています。町娘の目線から描き、等身大の庶民の暮らしを綴ったヒューマンコメディーです。明治時代は混沌としていますが、生きるたくましさや情熱を持って取り組むことのおもしろさを感じましたので、そういうところを盛り込んでいきたいと思っています。




◆大地真央
875_06 明治座での公演は今回で3度目となります。お正月公演に出させていただくということは、舞台人とって縁起もよく、とても光栄なことだと思っております。張り切って頑張りたいと意気込んでおります。G2さんとは『8人の女たち』以来です。あの時は客席が舞台を囲む形でした。その時に牧瀬里穂ちゃんともご一緒しました。今回はコメディーをやらせていただけるということで、楽しみにしております。今までは高貴な役を演じることが多かったのですが、今回は庶民的な「前波くめ」という役柄で、どのように役を創りあげていくか、そして鹿鳴館の騒動記がどう描かれるのか楽しみです。皆様にハッピーな気持ちで「初笑い」をしていただき、そして、ちょっと泣いていただき、もう一度見たいなと思っていただける舞台を務めたいと思います。




◆牧瀬里穂
875_07 G2さんや大地真央さんとは『8人の女たち』でご一緒させていただきました。真央さんはコメディセンスが素晴らしくてとても驚きました。今回は鹿鳴館のお話です。私は唯一の外国人役なので、どうすれば外国人のように見えるかがとても不安です。12月は一生懸命お稽古して、お正月の公演を共演者、そしてお客様と楽しく過ごせたらいいなと思っております。




◆葛山信吾
875_08 昨日G2さんから台本の第一稿を読ませていただいたのですが、何カ所も大笑いしてしまいました。お正月というめでたい月に、自分たちもお客様も幸せな気持ちになっていただけるようにと気合いが入っております。是非皆様宜しくお願い致します。




◆ベンガル
875_09 私も第一稿を読ませていただきました。今回は実在の人物・大山巌を演じるので緊張します。また、明治座は初出演です。しかも1月公演なので大変プレッシャーを感じています。楽しい1年の始まりの舞台になるよう努めたいです。




◆江守 徹
875_10 今回のお芝居はサブタイトルが「鹿鳴館騒動記」ですから、設計中の混乱、建設中の混乱、舞踏会の混乱という大混乱があり、うまく解説して収めていくという役どころが私の演じる勝海舟です。実際、勝海舟も家庭の人間関係が大混乱している人物なのです(笑)



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『コンダーさんの恋~鹿鳴館騒動記~』

 

2014年1月2日~1月27日

明治座

 

特設サイト

http://www.meijiza.co.jp/info/2014_01/

 

 

 
 

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