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『今度は愛妻家』稽古場取材 2014年04月

(2014年04月01日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
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『今度は愛妻家』
稽古場取材レポート

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▲チラシ画像にもある通り、ブロッコリー嫌いな俊介になんとか食べさせようとするさくら。

小さな幸せを積み重ねていく先に見えてくるもの・・・
『今度は愛妻家』は日常の中にある「大切なこと」を改めて感じさせてくれる作品になりそうです。

公演について(公演資料より)

あることをきっかけに、
仕事もせずにプータロー状態に陥った
かつての売れっ子カメラマン・俊介。 妻・さくらは、何があろうとマイペースな天然人。
何故だかやって来る、贔屓のお店のママ・文太(?)。
こに俊介の助手・誠と、謎の女・蘭子と
あれやらこれやらが加わり・・・。
愛すべきちょっとダメ人間たちが織りなす
カラッと笑えてホロッと泣ける
ちょっとシリアスなお話。



稽古場取材レポート(2014年3月25日取材)

『今度は愛妻家』は2002年に誕生し、
東京・俳優座劇場、大阪・近鉄劇場で上演されました。
その後、2010年には行定勲監督で映画化。
この度、初演より12年の歳月を経て
再び作:中谷まゆみ・演出:板垣恭一というゴールデンコンビによる舞台版が上演されます。

4月4日の開幕に向け佳境に入った稽古場の様子を取材して参りました!

稽古場に到着すると、瀬奈じゅんさんと葛山信吾さんが向かい合って台本を真剣に読んでいました。
このお二人、ミュージカル『アンナ・カレーニナ』でも共演していますが、
2012年に上演された『ビューティフル・サンデイ』(作:中谷まゆみ・演出:板垣恭一)での共演も
記憶に新しいところです。

『ビューティフル・サンデイ』を観た時にまず感じたのは、
等身大の女性を生き生きと演じる「瀬奈じゅん」という女優のナチュラルさ。
宝塚の男役時代の世界観とは180度違うと言っても過言ではない「ちひろ」という役を、
時にいたずらっ子のような笑みを浮かべ、その笑顔に隠れた悲しみや弱さを見せました。
ニュートラルな状態で掛け合いを楽しみながら演じているなと感じ、とても魅力的に映りました。
葛山信吾さん演じる「秋彦」は男性がそういう時にどういう行動を取るのかという
これまたリアルな心の動きを細やかに見せ、動揺する様子は面白く演じつつも
温かさや大きさを感じられる芝居でした。

このお二人が再び共演。『今度は愛妻家』という作品に挑みます。
マイペースな健康オタクの妻・北見さくら(瀬奈じゅん)と
カメラマンの夫・北見俊介(葛山信吾)。

稽古場内に組まれたセットはカメラマンの部屋なので、
大切な商売道具が並んでいます。
これ、小道具ではなく実際の高級カメラなんですって!
みなさん興味津々で私の商売道具である取材カメラを眺めにいらっしゃいましたが、
あそこに並んでいるものと比べたら足下にも及びません!(笑)
舞台では是非カメラにもご注目を。

小さな幸せを積み重ねていく先に見えてくるもの・・・
『今度は愛妻家』は日常の中にある「大切なこと」を
改めて感じさせてくれる作品になりそうです。

この日行なわれたのは芝居の冒頭部分の稽古。
ほんの少し、この作品の模様をお伝えいたします!

※なお、当記事中の葛山信吾さんお名前表記、
「葛」の字は正しくは下の中が「ム」」や「人」ではなく「ヒ」となります。


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▲こんな日常生活の中での夫婦のやり取り。
「こういうことってあるある!」「こんな言い合いしたことある!」と思う方も多いのでは。
悩みや困難に直面した時、どのように捉え、次の一歩を踏み出すか・・・
夫婦の会話からはそんなヒントが見えて来そうです。

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▲この作品では実際に食べたり飲んだりするシーンも多いので
置き場所なども念入りに打ち合わせしています。
「たくさん口に入れてしまうとセリフが言えなくなってしまう!」と出演者談。

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▲演出の板垣さん。
「コップの持ち方でもお茶がどれ位熱いかが伝わると思います」とレクチャー中。

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▲古田誠役はダブルキャスト。こちらは石井一彰さん。

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▲こちらはもう一人の古田誠役・入野自由さん。

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▲「このセリフで二人の関係性が見えるように」と板垣さん。

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▲改めて動きを相談する様子。

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▲役を更に深めていけたら・・・と、葛山さんの表情も真剣です。

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▲吉沢蘭子役もダブルキャスト。こちらは今村美乃さん。

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▲吉沢蘭子役、もうお一人は名塚佳織さんです。

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▲瀬奈さんが手にしているのはスリッパ?!何に使うのでしょうか。

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▲スタッフが見守る中、「ある動作」を練習中。
「振り切ってしまった方がいい」という助言が聞えてきました。
思わず葛山さんの頭を抱きしめる瀬奈さん。これがどのシーンなのかは
舞台をご覧頂ければお分かりになるはずです!

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▲こちらは演出家・板垣さんの言葉に耳を傾ける瀬奈さん。

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▲ここで原文太役の村井國夫さんが登場。
いったいどのような役どころなのかは、ご覧頂いてからのお楽しみ。
村井さんが登場した瞬間に体感温度が上がったような気がします。

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▲ものすごい熱量を発しながら芝居をする村井さん。
この写真からも声が聞えてくるようです!

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▲「出てきた瞬間に役のイメージが決まってくる」と蘭子役の今村さんにアドバイスをする村井さん。

東京芸術劇場 シアターウエストでの4月4日の開幕に向け、
繰り返し稽古を重ね、丁寧に作品が創られています。
本番まであとわずか。私も舞台を観るのが楽しみです。

 

『今度は愛妻家』

 

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作 :中谷 まゆみ

演出:板垣 恭一

 

【東京公演】

2014年4月4日(金)~4月20日(日)

東京芸術劇場 シアターウエスト

お問合せ 東宝芸能 03-3504-2011(平日11:00~18:00)

サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00~19:00)

 

【名古屋公演】

2014年4月24日(木) 18:30

青少年文化センター アートピアホール 

お問合せ キョードー東海 052-9727466

 

【兵庫公演】

2014年4月26日(土)・27日(日)

兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

お問合せ 芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255

 

オフィシャルサイト

http://www.aisai-ka.com

 

オフィシャルブログ

http://ameblo.jp/kondoha-aisaika/

 

 

 
 

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あらかじめご了承下さい。

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