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東宝×30-DELUX Special Theater『マホロバ』製作発表 2014年04月

(2014年04月22日記載)

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東宝×30-DELUX Special Theater
『マホロバ』の製作発表が行なわれました

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公演について

「笑って、泣けて、考えさせられて、かっこいい」というテーマのもと
作品を生み出し続けている演劇ユニット30-DELUX。
今回は東宝×30-DELUX Special Theaterと銘打ち、
10年前に誕生した幻の名作『マホロバ』が上演されます。

「日本という国のかたち」が出来る前の弥生時代。
戦乱が続く古代ヤマトを舞台に、
地上の楽園“マホロバ”を探すたびに出た男たちの熱き戦いを描く冒険活劇。
豪華キャストを迎えて、7月シアタークリエに登場!

東京公演では、アフタートークショーも開催決定!!
詳細は公演ページをご覧下さい。
http://www.tohostage.com/mahoroba/

STORY

時は太古。日本という名がまだ無い時代。
大陸の東に浮かぶ弓なりの島は
「倭国(わこく)」と呼ばれ、
大陸からやって来た騎馬と鉄器の国
「キバツクニ」の侵略を受けていた。
キバツクニの王家お抱えの見世物小屋に、
ひとりの男がいた。その名はザッパ―――。
死肉喰らいの野生児と呼ばれ、
虐げられるザッパ。
そんなザッパとただ一人心を通わせていたのは。
キバツクニ王族の皇子、ミズハだった―――。
幼い二人は、この倭国のどこかにあると言う
地上の楽園「マホロバ」を
一緒に探すことを約束するのだが、
運命は無残にも二人を引き裂き、
やがて二人は、国を分けた巨大な戦乱に
巻き込まれていくことになる・・・・・・。

製作発表が行なわれました
(2014年4月21日/シアタークリエ)

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▲上演会場となるシアタークリエで製作発表が行なわれました。
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▲男性陣は扮装姿で登場しました。
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▲客席にはオーディエンスのみなさんが埋めつくし、見守りました。
写真左は作・演出:西森英行。右は彩輝なお。
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▲キャスト登場時には殺陣の動きも披露。写真は村井良大。
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▲写真は佐々木喜英。舞台での殺陣は今回初挑戦!
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▲写真は大和田獏。パッと見だと誰か分からない?!写真後ろは彩乃かなみ。
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▲写真は清水順二。勇ましく登場。
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▲日本の殺陣と中国の殺陣の違いを説明する清水。中国の殺陣の型はこんな感じと。
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▲フォトセッションの様子。


◆作・演出:西森英行

918_011 簡単に作品のあらましを説明させていただきます。本作『マホロバ』は10年前に30-DELUX主宰の清水順二さんと一緒に初めて作った作品です。清水さんは熱い方なので、当時はケンカしながら必死になって作りました。それを今回、東宝さんが丁寧に掘り起こして下さり、全く新しい脚本、演出で上演させていただくことになりました。戦国物や幕末物は数多くありますが、この作品が変わっているのは弥生時代が舞台になっていることです。倭国大乱、日本が大きく乱れた時代が舞台になっています。簡単に物が手に入る時代ではないので、登場人物達は必死に生きています。それがこの作品のひとつの特徴です。各界のトップを走っている方々が集まって下さいました。異種格闘技戦であり、演技合戦であり、文字通り刃を交えて物語を紡いでいきます。この機会を楽しんでいただけたらと思います。





◆村井良大(ザッパ/言葉も知らない野生児。ミズハと出会い人間らしさに目覚める。)
918_012 作・演出の西森さんから熱いお言葉がありましたが、『マホロバ』という作品を面白い作品にしたいと思っております。どうかよろしくお願いします。

―――台本を読んでの感想。物語のどういうところに魅力を感じたか。演じる上で大事にしたいことは。
台本を読んでザッパという役は人間の死肉を喰らうような野生児なので、人間の汚い部分を見て人間を嫌っているイメージ。動物の勘のようなことで行動を起こし、そういうことって現代ではあまりないことなので憧れるなと思います。そういうところがザッパのいいところだと思います。





◆佐々木喜英(ミズハ/皇子でありながら、戦を好まない。虐げられたザッパを守る。)
918_013 僕はこの作品で舞台での立回りは初披露となります。精一杯頑張ります。どうぞよろしくお願いします。

―――台本を読んでの感想。物語のどういうところに魅力を感じたか。演じる上で大事にしたいことは。
ミズハという役はキバツクニの王族の息子です。幼少の頃はザッパと仲がいいのですが、のちに王に上り詰める中である出来事があって豹変してしまうので、二面性が大事な役です。ちょっと変わってしまった後、悪役ではないですが、悪の要素も入れたらいいかなと思っています。そういう二面性も楽しみにしていて下さい。





◆彩輝なお(イバラギ/万物の命を司る、樹海の女王。)
918_014 この物語の中では万物の命を司る神の木を守る樹海の民族で、女王の役をさせていただきます。台本を初めて読んだ時、本当に情熱がこもっているなと強く感じました。皆様にこの熱さが伝わるように、人間の悲しみや喜びを心から大切にしながら演じたいと思います。

―――台本を読んでの感想。物語のどういうところに魅力を感じたか。演じる上で大事にしたいことは。
自分の印象として憎しみというのはこんなに悲しいものなのか、この時代をどうやって生き抜いていくかという、人間としての表れがそれぞれの役にそれぞれの立場でとても描かれていると思いました。スペクタクル満載の熱い舞台になると思います。その中で私の役割として万物の命を司る神の木を守り抜く女王なので、宝塚で培った様式美を存分に生かしたいと思います。





◆彩乃かなみ(ミズホ/ミズハの心優しい姉。病を患っている。)
918_015 佐々木くんが演じるミズハの姉・ミズホ役を演じます。私は作品の中で人の弱さ、もろさ、儚さなど人の揺らめきを担っていると思いますので、そのあたりを大切に演じたいと思います。

―――台本を読んでの感想。物語のどういうところに魅力を感じたか。演じる上で大事にしたいことは。
人の感情の揺らめきが、それぞれの役の中で重要で、それが(物語の)核となっていくと思います。策士する側される側、裏切る側裏切られる側、普遍的なテーマがたくさん盛り込まれていると思います。変わっていくもの、変わらないものを、みなさんにお届けしたいと思います。個人的には歌を入れていただいたので、大切に歌いたいなと思います。





◆清水順二(ナルカミ/ザッパと同じく蛮族の出。ザッパの剣の師匠。)
918_016 西森さんからもお話がありましたが、10年前に30-DELUXの第2回目の公演で上演しました。小劇場だったので、舞台制作の「せの字」も分からないような我々が熱意と大声でこの作品をなんとか作りあげました。東宝さんのお陰で命を再び吹き込めるということで嬉しさとワクワクでいっぱいです。当時26歳だった西森さんがこの重厚なドラマ性の髙い作品を作り上げたのは、今思うとすごいことだなと。今回、更にぶあついストーリーと演出でお届けしたいと思っております。

―――台本を読んでの感想。物語のどういうところに魅力を感じたか。演じる上で大事にしたいことは。
ザッパとミズハという人間の成長物語です。急激にいろんなものを背負って生きていくミズハと、いつも変わらないスーパーヒーロー・ザッパという二人の物語に注目して頂きたいです。この二人をいかに盛り立てていくかを考えた時、私の演じるナルカミ役はザッパの剣の師匠ですから、人間としての師匠と言って貰えるような立ち位置で僕もいきたいなと思います。ナルカミという役は初演の時、女性が演じていました。僕も女性の役でいくのか、男性の役に設定を変えるのか、オカマキャラで行くのか・・・(笑)そのあたりも毎日必死に考えております。本番を楽しみにしていただけたらと思います。





◆大和田獏(オリベ/アカツチ村の長老。この『マホロバ』の語り手。)
918_017 今回はアカツチの村の長老です。見ての通りの老人です。私自身も老人です(笑)。私一人で出演者の平均年齢を上げていると思いますが、まだまだ若い人には負けていられません。村井君以外とは初めての共演です。刃を研いで若いみなさんにぶつかっていき、素晴らしい舞台を作りたいと思います。

―――台本を読んでの感想。物語のどういうところに魅力を感じたか。演じる上で大事にしたいことは。
弥生時代は国としても人としても、人間の正義や悪、そして娯楽が確立していない混沌とした時代です。だからこそ生きることに精一杯です。現代から見ると残酷さや非情さもありますが、人間の本来の幸せとはいったい何なのだろうということが最後にはあぶり出てくるのではないかと思います。長老ゆえの、冷静さもあり、民を守るためには非情にならなければならない決断をする時もあります。そんな老人を演じますが、ちょっととぼけたところも入れていきたいなと思います。





◆佐藤アツヒロ(イコマ/ミズハの兄。ミズハに優しいが邪気を孕んだ目をしている。)
今回、最初に言いますが悪役です。存在感のある悪役を演じたいと思います。初めての共演者がたくさんなので、和気藹々しながら素敵な作品にしていきたいと思います。最後は伝説となる作品にしましょうね。どうぞよろしくお願いします。

―――台本を読んでの感想。物語のどういうところに魅力を感じたか。演じる上で大事にしたいことは。
西森さんの台本は「そこ漢字にしないだろう!ひらがなでいいだろう!」というところがたくさん出てきて、読むのにめちゃくちゃ時間がかかりました(笑)。本番ではここが漢字で書いてあったかどうかは伝わらないのでいいんですけどね。辞書で調べながら読みました。つまり、素敵な台本なので(笑)、きっと大丈夫でしょう!



 

東宝×30-DELUX Special Theater

『マホロバ』

 

作・演出:西森英行

製作:東宝

企画協力:30-DELUX

 

東京公演

日程:2014年7月17日(木)~7月27日(日)

会場:シアタークリエ

 

名古屋公演

2014年8月2日(土)~8月3日(日)名鉄ホール

 

大阪公演

2014年8月9日(土)~8月10日(日)サンケイホールブリーゼ

 

http://www.tohostage.com/mahoroba/

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

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