情報紙から飛び出した 演劇系エンタメ サイト
Copyright Since1999 情報紙ターミナル
Copyright Since2010 株式会社ERIZUN

柚希礼音ソロコンサート『REON JACK 2』公開稽古・囲み取材 2017年03月

(2017年03月02日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。

※ 記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。なお、リンクはフリーです。

 

柚希礼音ソロコンサート『REON JACK 2』公開稽古・囲み取材

5667
▲写真左:上野水香 写真右:柚希礼音

公演について(公演資料より)

昨年春に上演し、大好評を博した『REON JACK』。
今回は柚希礼音ソロコンサート『REON JACK2』と題して、
2017年3月23日(木)~3月26日(日)梅田芸術劇場メインホール、
3月30日(木)・3月31日(金)パシフィコ横浜国立大ホール、
4月19日(水)・20(木)福岡市民会館 にて開催。

共演者には、モーリス・ベジャールに直接指導を受け、『ボレロ』を踊ることを許された
世界でも数少ないダンサーの一人で、世界のトップダンサーたちと数々共演している上野水香(東京バレエ団)が
大阪・東京公演に出演。 他には、ストリートダンスからバレエまで、
あらゆるジャンルの壁を飛び越えて活躍するダンサーで、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で
“死のダンサー”を演じ注目を集め、世界的にも高い評価を得ている大貫勇輔。
そして、柚希の振付をこれまで多数手掛け、今回ステージング・ 振付も担当する大村俊介(SHUN)、
東京を拠点にタンゴダンサーとして世界各地で活躍しており、前回の『REON JACK』で
柚希とのタンゴ が大絶賛されたクリスティアン・ロペス、
福岡公演には日本のみならず世界においても注目を集めるストリートダンサーの YOSHIE。
ダンスのスペシャリストたちが一堂に会し、柚希とコラボレーションを魅せる『REON JACK2』となりそうです。

公開稽古(2017年3月2日)

本番まであと3週間にせまったこの日、稽古の一部が公開されました。

まず1曲目は、発売されたばかりの柚希礼音1stミニアルバム『REONISM』より、
恋愛のダークな部分を描いた歌。歌詞の通り、柚希と大村が絡み合うようなダンスナンバーを
柚希自身の歌唱を交えて披露。

♪「Two Snakes~feat. NAOTO」
出演者:柚希礼音、大村俊介(SHUN) 振付:大村俊介(SHUN)


5401

5448

5474

5492

2曲目は、柚希礼音と上野水香によるダンスシーン。(上野水香は、大阪・東京公演に出演)

♪「リベルタンゴ」
出演者:柚希礼音、上野水香 振付:高岸直樹(東京バレエ団特別団員)、大村俊介(SHUN)


2人はテレビ番組で対談したことがきっかけで交流が深まり、お互いが共演を熱望し、今回実現した。
2人が挑戦とも言えるパ・ド・ドゥによるダンスナンバー。宝塚歌劇団時代の男役を彷彿とさせる
柚希のリードにより、上野は時に激しく、ときにキュートに応える。
時折視線を交わし、まるでダンスを通して会話をしているような姿が印象に残った。
「これぞシャッターチャンス!」と言わんばかりの最後のポーズで5秒ほど静止を求められ、
終った後に思わず照れ笑い。

コンサート本番では、この2曲のほか、柚希礼音×大貫勇輔×クリスティアン・ロペスの3人が
力強くアクロバティック魅せるタンゴナンバーや、柚希の持ち歌全曲、さらにはカバー曲も披露される予定だという。

柚希礼音1stミニアルバム『REONISM』は、2月28日付オリコンデイリーアルバムチャートにて10位を獲得。
メジャーデビューでのトップ10入りした柚希がこのコンサートでどんなパフォーマンスを見せるのか、期待がかかる。


5521

5567

5570

5602

5613

5635

5644

5648

5673

柚希礼音 REON YUZUKI プロフィール
1999年初舞台。2009年宝塚歌劇団星組トップスターとなり、6年に渡りトップを務めた。主な主演舞台に『ロミオとジュリエット』『オーシャンズ11』『太陽王~ル・ロワ・ソレイユ~』『眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯てに-』などがある。2010年には、第65回文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞、2012年には第37回菊田一夫演劇大賞を受賞。2014年には、日本武道館での単独コンサートを行うなど、宝塚歌劇100周年を支えるトップスターとして活躍。2015年5月同劇団退団。退団後は、ワールドプレミアミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』に唯一の日本人キャストとして出演の他、ミュージカル『バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~』、舞台『お気に召すまま』などがある。2017年夏からは、ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』が控えている。

柚希礼音 囲み取材(2017年3月2日)

5679

―――今回のコンサートにかける意気込みをお願いします。

本日はお足もとの悪い中お越しくださりありがとうございます。
『REON JACK』は皆様がたくさん観にいらしてくださったお陰で
『REON JACK2』が出来ることになりありがたいなと思っております。
前回とはガラリと変えて、スペシャルなダンサーの方にもたくさん出ていただいて、
たくさんの挑戦をして、「いいもの観たぞ~!!!」と思っていただけるような
ショーにしたいなと思っております。

―――本当に豪華な方々ですね。

まず、今一緒に踊っていただいた上野水香さん。
バレエを知っている人なら誰しも「上野水香さんと踊れるなんて信じられない」と
お思いになると思いますが、私も信じられない一人です。
上野さんも挑戦、私も挑戦というような場面を創っていただき、
本番までたくさんの稽古をして不思議な化学変化が出たらいいなと思います。

―――稽古場で刺激は受けますか?

すっごく刺激的で、「こういうところはこうした方がいいんじゃない?」とか
「もうちょっとこうしたらやりやすくなるよ」とか、そういうことを教えていただいたり、
私もきっとこういう方が素敵に見えるんじゃないかなと思うことは教え合ったりして、
2人ともが刺激的な稽古場になっています。

―――本番が近付いてきて熱が入ってきているんじゃないですか。

本番、お客様にお届けするのは緊張しますが、益々稽古を重ねて挑みたいと思います。

―――前回は退団後初のソロ、今回は2回目ということで思いも変わってくるのでは?

前回は宝塚歌劇団を退団して初めてのコンサートだったので、お客様とたくさんコラボレーションしたり
自分としても外に出て挑戦しているところもあったりして、アットホームのコンサートにしたかったのですが、
今回は2回目なので見応えのある中身の濃いショーを創りたいなと思ったので、そのように創りました。
最後の方はお客様とのコラボもしたいなと思います。

―――この1年でご自身の中で変化は?

タカラヅカ時代に歌っていた自分の持ち歌も歌うのですが、あの時歌っていたとは
歌い方も心情も違うので、今の自分の歌う曲になっているのがすごく不思議です。
退団して2年弱、色々なミュージカルにも挑戦した柚希礼音がそのまま詰まっているものに
なっているんじゃないかなと思っています。

―――最初のナンバーは女性らしさも出ているなと思いました。

出ていましたか?(笑)出ていたかどうかは分からないのですが(笑)
前回の時だったら挑戦出来なかったようなことにも、変化していく自分に恐れず
思いきってやってみようと思っています。素敵なんじゃないかと思うことには
勇気を持って挑戦しようと思いながら創っています。

―――横浜で行なわれる公演ではファンからのリクエストを募集したそうですね。

たくさんの方がリクエストしてくださり、すごく嬉しかったです。
自分でもこの曲なんじゃないかなと思うものが上位3曲に入っていたので、
「みなさんと心が通じているな~」と思いました。それ以外は「この曲をリクエストなんだ」
という驚きのものも結構あって、そういうことを知ることが出来たのは面白かったです。
コメントも書いてくださって嬉しかったです。

―――今日、宝塚音楽学校も卒業式だったんですよね。音楽学校のころを思い出していかがですか?

宝塚音楽学校という制度もすごく好きで、毎日朝から晩まで授業で芸事を習えたので、
それがなくなるのは寂しいなと思いましたが、いよいよ舞台に立てるという嬉しさもありました。
初舞台生の公演を観に行くのが楽しみです。

―――宝塚音楽学校卒業生にエールを。

いや~、そうですね。
色々大変なこともあると思いますが、ライバルは自分なので自分とたたかって頑張ってください。

―――同じ曲でもタカラヅカ時代とは感覚が違うとおっしゃっていましたが、
そのあたりもう少し詳しくお願いします。


今回のCDに5曲入っているので、持ち歌が10曲になりました。
タカラヅカ現役中に出したCD、去年の『REON JACK』のCDもありますが、
現役中に出していたものは聞いてみると(声が)低っ!と思います。
声を出す場所が違うのか、声のあたる場所も違うのか、
あの頃とは違う声なので、どのように創っていくか悩んでいるところです。
先程お聞きいただいた♪「Two Snakes」は、
今までだったらああいう表現をしなかったかもしれないですね。、
かっこいいけどかっこいいだけではないというところを目指していきたいと思います。

―――上野さんとのタンゴは柚希さんがリードするところも多かったですね。
憧れの方をリードしてみていかがですか?


上野さんは私がバレエコンクールに出ている頃に1位を獲ったりするような素晴らしい方で、
自分は一緒に踊ることでさえすごいことだと思うのに、リードするなんて、ねぇ。
リベルタンゴはもともとああいうリードがあるようなのですが、
こういう風に組んで踊るのも久しぶりで、どうやるんだっけ?と思う自分もいます(笑)。
こういう振りになると思わなかったのですごく新鮮ですし、相手が上野水香さんという
すごさに感激しております。

―――男役の血が騒ぎますか?

(ささやくような小声で)そうですね・・・。
こういう振りがせっかく入ったので、どっちもやるぞ!と思います。

―――お客様にメッセージを。

お稽古して場面が付くごとに感動で、本当にこのようにすごいメンバーの方々と
ご一緒出来ることが凄いなと毎日思っています。公演期間としては長くないので、
ぜひ楽しみに、たくさん観ていただけるといいなと思っております。
頑張りますのでよろしくお願いします。

 

柚希礼音ソロコンサート『REON JACK 2』

 

【大阪公演】

日程:2017年3月23日(木)~3月26日(日)

会場:梅田芸術劇場 メインホール

 

【東京公演】

日程:2017年3月30日(木)~3月31日(金)

会場:パシフィコ横浜国立大ホール

 

【福岡公演】

日程:2017年4月19日(水)~4月20日(木)

会場:福岡市民会館

 

公式サイト

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

[ PR ]