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ワジディ・ムワワド作“「約束の血」4 部作”第 3 弾『森 フォレ』 メインビジュアル第 2 弾公開!名古屋・兵庫公演も決定! 2021年05月

(2021年05月12日記載)

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ワジディ・ムワワド作“「約束の血」4部作”第3弾『森 フォレ』
メインビジュアル第2弾公開!名古屋・兵庫公演も決定!


『森 フォレ』メインビジュアル第2弾
(成河さん、瀧本美織さん、岡本健一さん、麻実れいさん)
宣伝美術:秋澤一彰 宣伝写真:山崎伸康

◆関連記事→上村聡史演出“「約束の血」4部作” 第3弾『森 フォレ』チラシビジュアルと日程が解禁!https://enterminal.jp/2021/04/setagayapt-mori/

公演概要(リリースより)

世田谷パブリックシアターではこれまでに上村聡史の演出で『炎 アンサンディ』(2014 年初演、17 年再演)、
『岸 リトラル』(18 年)と、フランスで活躍するワジディ・ムワワド作 “「約束の血」4 部作”シリーズを上演してきました。
宗教・戦争・歴史といった、日本人にとっては一筋縄ではいかない題材を超越していく、
スリリングなストーリー展開と観客を魅了する圧倒的な台詞の響き。
『岸 リトラル』以来、3年の歳月を経て、満を持して『森 フォレ』を上演します。
母の死により自らのルーツを辿ることになる少女が成長していく姿を通して、
娘から母へ、母から祖母へ、祖母から またその母へと、戦争の世紀に押しつぶされた声なき人たちの声が、
6世代と2大陸にまたがる壮大な時空間を超えて、現代に響きわたります。
一大叙事詩の集大成『森 フォレ』に、ぜひご期待ください。

あらすじ(リリースより)

1989年11月ベルリンの壁崩壊直後、モントリオールに住むエメ(栗田桃子)に発作が起き、
知るはずもない第一次世界大戦中のフランス兵・リュシアン(亀田佳明)の名前を口にする。
妊娠中のエメの脳に生じた悪性腫瘍がその原因として考えられ、エメが生き延びる為には、
堕胎を選択するしかなかったが、彼女は出産を決断し、娘ルーを産んだ。
その後エメは意識不明の状態に陥り、15年後に息をひきとった。
20歳に成長した娘ルー(瀧本美織)は、偶然にも母エメと同じ形をした
第二次世界大戦時の被害者の頭蓋骨を所持するというフランスの古生物学者ダグラス(成河)の来訪により、
母の死の真相を、父バチスト(岡本健一)から聞くことになる。
「母エメは双子を妊娠したが、男児の方が、エメの子宮から脳へと移り住み、
まるで、その男児が悪性腫瘍を引き起こしたようだ」と。
ダクラスの説得により、ルーはカナダ北部セント・ローレンヌ川の畔に住む、
母を捨てた祖母リュス(麻実れい)に会いに行くことになるが、
さらにリュスの母が第二次世界大戦をレジスタンスとして生きたリュディヴィーヌ(松岡依都美)であるということを知る。
ルーとダグラスは偶然に導かれながら、自らのルーツを探るために、フランスへと旅立って行く……。


『森 フォレ』出演者/宣伝写真:山崎伸康

キャスト

130年超にも渡る“血”の物語を紐解くフランスの古生物学者・ダグラス役を演じるのは成河。
世田谷パブリックシアター主催公演『子午線の祀り』では、
同作の演出・主人公で劇場芸術監督でもある野村萬斎演じる平知盛と対峙する源義経役を、
明晰な台詞術と高い身体能力を生かして好演しました。
著名演出家、脚本家から高い評価を得てきた成河が、初めて「約束の血」シリーズに挑みます。
母の死をきっかけに自身のルーツを辿るルーは、世田谷パブリックシアター初登場となる瀧本美織が演じます。
ストレートプレイ、ミュージカル、音楽劇など複数の舞台経験を積んだ彼女にとって3年ぶりとなる舞台出演。
その瑞々しい演技で、6世代に渡る家族の物語へと誘います。
『炎 アンサンディ』、『岸 リトラル』に続く三作連続出演となるのは岡本健一。
『岸 リトラル』では、その高い演技 力が評価され、第26回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞しています。
『炎 アンサンディ』ほかの演技で第42回菊田一夫演劇賞大賞を受賞した麻実れいも登場。
国、世代など異なる複数役を巧みに演じ分けます。
岡本と同じく三作連続出演となる栗田桃子と小柳友、『岸 リトラル』から続投となる亀田佳明ら、
演出者・上村の 信頼の厚いメンバーが舞台を引き締めると共に、
シリーズ初登場となる松岡依都美、岡本玲、前田亜季、大鷹明良が加わり、更なるハーモニーを生み出します。
上記11人の実力派の布陣が登場人物40人を次々と演じ分け、6世代に渡る壮大な“血”の物語を描き上げます。

演出者・上村聡史さんメッセージ


演出・上村聡史/撮影:秋倉康介
再びワジディの台詞に出会えることを大変嬉しく、改めて、想像力というものが、
いかに人生にとってかけがえのない産物かということを思わせてくれる氏の世界観に、
表現の可能性を感じ、演出できる喜びを噛みしめています。
いつもながらの、個人の小文字の物語と歴史の大文字の物語が交差する作劇は、深遠な想像を喚起することはさることながら、
今作は、前二作の中東をイメージした舞台設定から、ヨーロッパへと舞台を移します。
時間軸も、産業革命後の資本社会が台頭する1870年から、第一次・第二次世界大戦という戦争の世紀を潜り抜けて、
閉塞感漂う神なき現代までの約150年が描かれます。とりわけ、『森 フォレ』は“女性の身体”が重要なキーワードとなっていて、
愛や憎しみ、不安や渇望といった普遍的な感情が、脳、血、顎、腹、肌、性器、心臓といった身体のパーツへと反映され、
それら身体の神秘と可能性が物語を大きく突き動かしていきます。
その純然たる身体と感情の迸りを、“約束の継承”とも言うべきテーマへと繋げ、熱量と詩的な奥行きを感じる、
歴史と個人の一大叙事詩として、今の時代に仕立てたいと思います。
これまでの『炎 アンサンディ』『岸 リトラル』を共に創りあげた心強いスタッフ・キャストと、
今回が初参加になるキャストとの刺激的かつ鮮度ある組み合わせで、
本シリーズの集大成となるべく醍醐味に、どうぞご期待ください。

チラシビジュアル:榎本マリコさんメッセージ


画:榎本マリコ
チラシの表面を飾るビジュアルは、画家・榎本マリコ氏に委嘱し、本作の為のオリジナル・イラストを描きおろして頂きました。
榎本氏は書籍『82年生まれ、キム・ジヨン』(作:チョ・ナムジュ、発行:筑摩書房)の表紙イラストに象徴されるような顔面に
風景や静物を配し、表情を見せずにテーマを表す独創的な作風で人気を博していますが、
今回はこの『森 フォレ』 の世界感と氏の作風が見事にマッチし、ここに日本版『森 フォレ』のビジュアルが誕生しました。

◆榎本マリコさんコメント
途方に暮れてしまいそうな歴史は暗く果てしなく入り組んだ森のようで、
そこに小さな光を見出す旅に出ているような錯覚を、描きながら覚えました。

 

 

『森 フォレ』

 

【作】ワジディ・ムワワド

【翻訳】藤井慎太郎

【演出】上村聡史

 

【出演】

成河 瀧本美織

栗田桃子 前田亜季 岡本玲 松岡依都美

亀田佳明 小柳友 大鷹明良

岡本健一 麻実れい

 

【日程】2021年7月6日(火)〜7月24日(土)

終演後、ポストトーク登壇予定者

16日:上村聡史、成河、岡本健一/野村萬斎(世田谷パブリックシアター芸術監督)

22日:上村聡史、成河、瀧本美織、岡本健一、麻実れい

 

【会場】世田谷パブリックシアター

 

【チケット料金】一般S席(1階席・2階席)8,500円、A席(3階席)5,000円

ほか高校生以下、U24など各種割引あり

&※託児サービスあり ※車椅子スペース取扱あり

 

【チケット取扱い】世田谷パブリックシアターチケットセンター

03-5432-1515(10~19時)

世田谷パブリックシアターオンラインチケット

https://setagaya-pt.jp/

【チケット一般発売】2021年5月30日(日)

 

【お問い合わせ】世田谷パブリックシアターチケットセンター

03-5432-1515

https://setagaya-pt.jp/

 

【主催】公益財団法人せたがや文化財団

【企画制作】世田谷パブリックシアター

【後援】世田谷区

 

〈名古屋公演〉

【日程】2021 年 7 月 28 日(水)17:00

【会場】日本特殊陶業市民会館ビレッジホール

【お問い合わせ】メ~テレ事業 052-331-9966

 

〈兵庫公演〉

【日程】2021年8月7日(土)・8日(日・祝) 各日13:00

【会場】兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

【お問い合わせ】芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255

 

 

 
 

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あらかじめご了承下さい。

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