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OSK日本歌劇団「レビュー夏のおどり『STARt』」製作発表記者会見 2021年07月

(2021年07月20日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
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OSK日本歌劇団「レビュー夏のおどり『STARt』」製作発表記者会見
楊琳さん、舞美りらさん、千咲えみさんが登壇


公演概要(リリースより)


松竹では、OSK日本歌劇団「レビュー夏のおどり『STARt』」を、
8月5日から8日まで、新橋演舞場で上演します。
1922(大正 11)年に大阪で誕生し、三大少女歌劇のひとつとして宝塚歌劇団、
姉妹劇団のSKD(松竹歌劇団)とともに、日本のレビュー文化を牽引し続けてきたOSK日本歌劇団は、
来たる2022年に劇団創立100周年を迎えます。
その記念すべき年を前に、楊琳 (やん りん)が新トップスターに就任いたしました。
楊はOSKが劇団解散という危機を乗り越え、新体制となった後に入団した団員初のトップスターで、
端正な二枚目の男役としてキレのあるダンスを武器に、情熱溢れる魅力をいかんなく発揮してきました。
本公演では、2019年「レビュー春のおどり」の『STORM of APPLAUSE』にて作・演出・振付を手掛け、
好評を博した平澤智が、OSKの真髄とも言える群舞の魅力を最大限に惹き出した洋舞レビューを創り上げます。
コンテンポラリーダンス、コメディーショウ、ラインダンスオールドミュージカルメドレーなど、
ダンスシーンの連続で魅せる煌びやかなステージを、OSKの新時代の幕開けと共にどうぞご期待ください!!


「レビュー夏のおどり『STARt』」製作発表記者会見が行われました。(2021年7月12日)


◆山根成之(松竹株式会社専務取締役)
お集まりいただき感謝申し上げます。緊急事態宣言が出て、大変な世の中になりましたが、
それでも松竹の演劇は頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。
新橋演舞場では8月5日から8日まで「レビュー夏のおどり『STARt』」と題しまして、
OSK日本歌劇団の公演をさせていただくことになりました。
松竹では何度もOSKさんの公演をさせていただいておりますが今回は特別です。
隣にいらっしゃいます楊琳さんのトップスターのお披露目公演でございます。
OSKは2004年に新体制になりまして頑張っている訳ですが、楊さんは新体制になってから入られた初めてのトップスターです。
OSKにとっても非常に歴史的な公演であると思っております。
その楊さんと娘役のトップスターの舞美りらさん、千咲えみさんの3人で会見を行いたいと思います。
この公演は、非常にダイナミックな舞台構成で評判な平澤智先生にお願いしました。
元々OSKが得意なラインダンスやデュエットダンス以外にも新しいものへの挑戦をしました。
コンテンポラリーダンスやコミカルなダンスなど、新しいOSKの魅力をふんだんに取り入れた構成になっておりますので、
ご期待をいただければと思います。来年OSKは創立100周年ということもあり、皆さん団結して燃え上がっておりますので、
大阪公演に続き、とても良い公演になると思います。どうぞよろしくお願いいたします。

◆楊琳(OSK日本歌劇団トップスター)


OSK日本歌劇団の楊琳でございます。
皆さん本日は緊急事態宣言の中、こうしてたくさんお集まりいただき誠にありがとうございます。
このたび私、楊琳は前トップスターの桐生麻耶よりバトンを引き継ぎ、4月1日よりトップスターに就任いたしました。
そして、私たちOSK日本歌劇団は来年創立100周年を迎えます。
誰よりも観に来て下さるお客さまのために、劇団員一同団結して今後に向かって歩んでまいりたいと思います。
精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
コロナ禍ではありますが、こうして「レビュー夏のおどり『STARt』」の上演を決めて下さった松竹株式会社様、
いつも温かく見守ってくださり本当にありがとうございます。この場をお借りしてお礼申し上げます。
そして本日は「レビュー夏のおどり『STARt』」とOSKについて、たくさん皆さんにお話しさせていただきたいので、
どうぞよろしくお願いいたします。

◆舞美りら(OSK日本歌劇団娘役トップスター)

舞美りらでございます。本日は、お暑い中、またこのような状況下の中、お集まりいただき誠にありがとうございます。
楊さんがトップスターに就任され、OSKも新体制となりました。私も心新たに新しいスタートが切れますよう、
気持ちを込めて挑みたいと思います。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

◆千咲えみ(OSK日本歌劇団娘役トップスター)

千咲えみです。本日はお忙しい中、お集まりいただき誠にありがとうございます。
私は東京生まれ、東京育ちでございます。OSK日本歌劇団の研修所に入所するまでは東京で育ちました。
OSKを初めて見たのが今から10年前で、その当時は、まだ東京公演がなく、私は大阪松竹座まで出向いておりました。
ですが今こうして松竹様の力をお借りして、毎年東京公演が実現できていること大変幸せに感じております。
来月始まる『レビュー夏のおどり STARt』も、たくさんの方に感動とエネルギーを与えて、
多くの方に楽しんでいただけたら嬉しいです。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

―――楊さんトップスター就任おめでとうございます。ぜひ、今のお気持ちをお聞かせ下さい。


◆楊琳
新トップに就任させていただいて、来年は創立100周年を迎えるということで、ただならぬ責任を感じております。
ですが、その責任感に潰されずにどれだけOSKの魅力を発信できるかに集中して全身全霊で全うしたいです。

―――新体制になってから入団されたトップスターということで、
これからのOSKの新時代をどのように引っ張っていこうと思われていますか。


◆楊琳
魅力的な劇団員がたくさんいるので、私だけでなく色々な劇団員を知っていただけるように。
それからOSKの名前が、色々なところでもっともっと出て認知度が上がるように。
日本全国、さらに夢は大きく、いつかは世界で公演できるように。夢を実現できるよう、
劇団員一同フルパワーで頑張ってまいりたいと思っております。

―――今回2幕とも洋舞で構成されているとうかがいました。その構成への思いと見所を聞かせてください。


◆楊琳
2幕とも洋舞というのは初めての試みです。最初は体力が持つのかなど色々と心配しましたが、
6月に松竹座で上演させていただき、2部とも洋舞は楽しんでいただけるのだなと手応えを感じました。
新橋演舞場でも東京のお客さまに向けて、楽しんでいただけるよう、さらにパワーアップしてみんなで頑張りたいと思います。
見所はコメディーもありコンテンポラリーもあり、そしてOSKといえばラインダンスと言っていただいているので、
全てがちゃんと盛り込まれているところです。とてもパワフルで迫力満載、魅力だらけです。
見所だらけでお腹がいっぱいになってしまいそうですが、良いところで一息つけるカジュアルに楽しめる
レビューショーになっています。ぜひ一度観に来ていただけたらと思っております。

◆舞美りら
この状況下だからこそという場面が冒頭のオープニングに組み込まれています。
平澤先生は、とてもメッセージ性のあるものをいつも作ってくださるのですが、
それをダイレクトに歌詞などにも散りばめてあります。
その部分も皆さまに観て一緒に感じていただけたら良いなと思っております。

◆千咲えみ
楊さんも盛りだくさんと言っていましたが、1つの作品で何作品も観たような感覚になっていただける程、
1場面1場面が大きなものになっていると思います。皆さんがご存じの曲もいっぱいあるので、
そういう意味でも楽しんでいただけるのではないかと思っております。

―――創立100周年に向けての意気込みや抱負をお聞かせください。


◆楊琳
創立100周年の時に在団できていることが奇跡に近いと感じています。
今もコロナ禍ですが、その中でもちゃんと100周年を迎えられる。
そして、今私が思っていることは、100周年はゴールではないということです。いつも心の中に置いております。
100周年は新たなるスタートで、それより先にもどんどんバトンを引き継いでいけるよう、
劇団としても自分自身としても体力を付けていかなければならないと感じております。
110年、120年、150年ずっと続けて、色々な方々の夢を叶えられるような存在になりたいです。

◆舞美りら
今回「レビュー夏のおどり『STARt』」の第2部でも『バトン』という曲があります。
この中で「1922からのバトン」という歌詞があります。
1922年から紡いでくださっている諸先輩方、関わってくださっている全ての方々の思いを受け継ぐことが
私の責任であると考えております。私たちだけの思いというよりかは、
そんな皆さんの思いを全て背負って舞台に立つことが私にできることだと思います。
それを私だけではなく、劇団員の皆が感じてくれたら嬉しいなと思っております。

◆千咲えみ
劇団が100年続くというのは、とてもすごいことだと思っています。
楊さんもおっしゃっていましたが、自分がその100年目に在団していること。言葉が正しいか分かりませんが、強運だなと感じます。
この100年の時に在団している劇団員が全員強運の元に生まれているので、集結している舞台は本当にパワフルなものに
なると感じております。責任ある立場として精一杯舞台を務め、たくさんの方に観ていただける、 そのきっかけになったらいいなと思っております。

―――前トップスターの桐生麻耶さんから託された言葉はありますか?


◆楊琳
「自分らしく笑顔を絶やさずに頑張って」と言っていただきました。
“自分らしく”というのが何なのかはまだ模索中ですが、
笑顔を絶やさずというのはすごく印象に残っています。
笑顔はすごく力があると思うので、悲しい顔よりかは、やっぱり笑顔でいたいと思います。

―――いま感じているOSKの魅力を教えて下さい。


◆楊琳
生命力です。OSKは紆余曲折がある波瀾万丈な劇団です。
その節目節目でも、劇団員の諸先輩方の生命力、根性と申しましょうか生きる力が発揮されて、
今日ここに至っている。私たちの劇団の源は、とても強いパワー、生命力であると思っております。
OSKが色々な方のパワースポットになれたらなと思っております。生きる力を売りにしていきたいです(笑)。

◆舞美りら
OSKの魅力は、ズバリ「ダンス」です。見ていただきたいという思いのもありますし、
観た方にも「さすがダンスのOSKだね」と言っていただけるように、日々精進を重ねて頑張っております。
ダンスは大切にしていきたいと思っております。

◆千咲えみ
私もその魅力に惹かれて入団したのですが、OSKの魅力はレビューの素晴らしさです。
歌、踊り、お芝居、華やかさは、全世界で人が求めているものなのではないかと思います。
100年前から続いていることで、今も時代に合ったものを先生方が作ってくださり、新しい作品にもなっている。
昔から続いているレビューの伝統をこれからも伝えていけたらと思います。

―――6月の大阪松竹座での感想をお聞かせ下さい。


◆楊琳
6月は大阪に緊急事態宣言が出ており、土日の公演はできませんでした。
平日のみの公演となったのですが、正直に申しますと公演自体がなくなると思っていたので、
まず上演できたことがすごく嬉しかったです。平日のみの2回公演、計4日間でした。
やはり、土日にしか観に来られない方も多数いる中で、平日に頑張って時間を工面して観に来てくださる方々も
いらっしゃいました。舞台上に立ったとき、お客さまがたくさんいらっしゃって本当に感動しました。
観に来てくださったお客さまの存在がここまでありがたいものかと再認識しましたし、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。だからこそ、新橋演舞場でも上演できることが嬉しいです。
先ほども申しましたが、緊急事態宣言の中、記者会見も上演もできる。
こんな贅沢があって良いのかなという気持ちでいっぱいですが、全身全霊、命を燃やして頑張りたいと思っています。

◆舞美りら
私も大阪松竹座の舞台に立てることが夢のようでした。感謝の思いでいっぱいです。
私はダンスが大好きで、今回色々なナンバーに出させていただいているのですが、
「踊っている!生きている!」と毎日実感しながら過ごしておりました。
精一杯やってはいたのですが、振り返ると「ここはもっとこうしたかったな」「今度はもっとこういう風に踊りたい」
という気持ちがありますので、今から新橋演舞場の舞台に立ちたくてうずうずしている、そんな状況でございます。

◆千咲えみ
当たり前のことなのですが、舞台の幕が上がってお客さまがいて、初めてこの公演が完成というか、
始まったのだなと感じたことが一番でした。お稽古中に悩んでいることを演出の平澤先生に相談しに行った時に
「もう大丈夫だよ。お客さまが入ったら自然に正解が分かる」と言っていただきました。
幕が上がったら、本当にその通りでした。お客さまの反応も直に感じられますし、
お客さまがいるから舞台は成り立つのだと思ったのが大阪での感想です。
新橋演舞場での公演も一人でも多くの方に観ていただけたらと思います。

―――「1幕のラストはOSKがこれまでに挑戦したことのない、コンテンポラリーダンスをレビュー作品立てに昇華し、
圧巻の群舞でご披露します」と書いてありますが、それぞれお三方にとってどういう所が一番「挑戦」でしたか?


◆楊琳
私は今回全場面、全景に出演させていただきますので、そこは挑戦でした。
体力面でもそうですが、何より場面ごとに作り上げるものの色が全然違う。
そこで、自分がどうチェンジできるか。いまの楊琳じゃない次の場面で楊琳をどうお見せできるかが
自分の中で最大の挑戦でした。

◆舞美りら
コンテンポラリーの中で、私の挑戦がありました。いつもOSKは群舞もご好評いただいており、
揃えることに命をかけて全体美を求めております。
でも、今回は平澤先生にも揃えるという所に重きを置くのではなくて、先生が与えて下さった振りをどう自分が捉えるか、
自分が感じたものをそのまま表現してほしいと言っていただきました。私はちょっと捕らわれてしまうところがあるのですが、
その振りを自分がどうやって解釈して表現するかをとことん追求しようと思い、
心を解放してそのナンバーに乗せて表現できたらなと思っています。そこが挑戦だったかなと思います。

◆千咲えみ
私個人の挑戦としては、丸々一曲が英語の歌詞という歌がありました。
英語の原曲をそのまま英語で歌っている曲なのですが、OSKでは丸々1曲英語というのは、これまでも少なかったと思います。
日本の皆さまだけでなく、海外の方にも伝わることが今後あるのだろうなと思い、
これをきっかけに色々なことに挑戦したいなと思いました。

―――最後にお三方にからお客さまへのメッセージをお願いします。


◆千咲えみ

8月の夏の暑さに負けない熱い熱い舞台になっていると思います。
今このような状況下ですが、多くの方に観ていただいて、皆さんが日頃我慢していることや色々な気持ちを
そのひと時だけでも忘れてもらえる、そんなパワフルで明るい作品になっていると思います。
限られた4日間ではございますが、全身全霊で舞台を務めたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

◆舞美りら
この状況下だからこそ見ていただきたい作品です。これは自信を持ってお伝えすることができます!
千咲ちゃんも言っていましたが、この夏の暑さに負けないような熱い情熱を持って舞台に挑みたいと思います。
そして、劇団員の皆と素敵な初めの第一歩を踏み出せればいいなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

◆楊琳(OSK日本歌劇団トップスター)
今二人が言った通り、この状況下だからこそ観に来ていただきたい、お届けしたい思いが沢山あります。
ぜひ劇場に足を運んで、それを感じてもらいたいと思います。
そして夏の暑さに負けずに、でも、もっともっと熱い夏にできるよう、劇団員一同一丸となって、
皆さまにパワーと生きる力を見ていただき、私たちと一緒に夏を楽しんでいただきたいと思います。
まずは1回観ていただきたいと思いますので、皆様のご来場を劇団員一同心よりお待ち申し上げております。

 

 

OSK日本歌劇団

「レビュー夏のおどり『STARt』」

 

作・演出・振付:平澤智

出演:楊琳、舞美りら、千咲えみ

桐生麻耶(特別専科) 他 OSK 日本歌劇団

 

日程:8月5日(木)〜8日(日)

会場:新橋演舞場(東京都中央区銀座 6-18-2)

 

東京公演HP

https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/enbujyo_202106/

 

 

 
 

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