情報紙から飛び出した 演劇系エンタメ サイト
Copyright Since1999 情報紙ターミナル
Copyright Since2010 株式会社ERIZUN

宝塚歌劇 月組公演 ミュージカル『雨に唄えば』 珠城 りょう、美弥 るりか 囲み取材 2018年06月

(2018年06月20日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。

※ 記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。

 

宝塚歌劇 月組公演 ミュージカル『雨に唄えば』
珠城 りょう、美弥 るりか 囲み取材

975_0001

公演について(リリースより)

ミュージカル『雨に唄えば』
SINGIN’IN THE RAIN
Screenplay By BETTY COMDEN and ADOLPH GREEN
Songs By NACIO HERB BROWN and ARTHUR FREED
Based on the classic Metro-Goldwyn-Mayer film, by special arrangement with
Warner Bros. Theatre Ventures, Inc.
Music published by EMI, all rights administered by Sony/ATV Music Publishing LLC
(Original Movie Choreography by Gene Kelly and Stanley Donen)
Produced by Arrangement With Maurice Rosenfield, Lois F. Rosenfield and Cindy Pritzker, Inc.
“SINGIN’IN THE RAIN is presented through special arrangement with Music Theatre International (MTI).
All authorized performance materials are also supplied by MTI. 423 West 55th Street, 2nd
Floor, New York,
NY 10019 USA Phone: 212-541-4684 Fax: 212-397-4684 www.MTIShows.com”

演出/中村 一徳

1952年にMGM映画によって製作され、ジーン・ケリー、ドナルド・オコナー、デビー・レイノルズの
出演で大ヒットしたミュージカル映画『雨に唄えば』をもとに、1983年にロンドン、
1985年にはブロードウェイで舞台化されたミュージカル。
宝塚歌劇では2003年の日生劇場公演にて安蘭けい、2008年の梅田芸術劇場公演にて大和悠河主演で上演され、
ブロードウェイ版に現代的な解釈を加えた新場面や、宝塚らしい華やかさを取り入れた
舞台がいずれも大好評を博しました。
サイレント映画がトーキーへと移り変わる1920年代のハリウッドを舞台に描く、
明るく陽気なミュージカル・コメディが、10年振りに宝塚歌劇の舞台に登場致します。

ストーリー

映画がまだ音も声も持たなかった頃—1927年のハリウッドは無声映画の黄金時代で、
映画ファンの憧れと人気の的は、ドン・ロックウッドとリナ・ラモントの美男美女コンビだった。
ドンとリナが主演した映画「宮廷の反逆児」のプレミア上映会の夜。
会場はファン達の熱気に包まれていた。ところが主演のリナは何やら不機嫌な様子。
というのも、リナの声は悪声で、会社側は彼女のイメージを守るため、
彼女が人前で話す機会を避けていたのだ。そんなリナの様子にドンはうんざり……。
その場にいたピアニストでドンの親友のコズモは、ドンを元気付けるため打ち上げパーティへと誘う。
ファンに気付かれないよう会場へ向かうドンだが、道行く人々に気付かれてしまう。
とっさにドンはベンチに座っていた娘キャシーの恋人を装い、ファンの目を誤魔化す。
見ず知らずの男性に抱きつかれて憤慨するキャシーは、その男がドン・ロックウッドだと分かり驚くが、
「台詞を喋らない映画スターなんて俳優とは言えない。自分は本物の舞台女優だ」と言い放つ。
パーティ会場でドンはショーガールの中にキャシーを見つける。
ドンはキャシーと話をしようとするが、恥ずかしいやら悔しいやらのキャシーはパイを投げ付ける。
それがこともあろうにリナの顔に命中してしまい、パーティは大混乱に陥ってしまうのだった。
その後、ドンはキャシーの居場所を必死で探すが、事務所をクビになった彼女の行方は分からなかった。
いつしかドンはキャシーのことが忘れられなくなっていたのである。
やがてドンとリナの次回作「戦う騎士」の撮影がクランクインし、大騒ぎのうちに完成にこぎつけるが、
試写会での評判は散々なものだった。ドンは失意のどん底に突き落とされる。
ドンと再会を果たしたキャシーは、コズモと共にそんなドンを励ますうちに、ある名案を思いつく。
それは「戦う騎士」をミュージカル化するというものだった。俄然やる気を見せるドンだったが……。   

舞台稽古後に囲み取材が行われました。(2018年6月15日)


975_0004

◆珠城 りょう
無事に舞台稽古を終えてホッとしております。とてもやることが多くてバタバタしてはいるのですが、
自分自身もやりながら楽しいなと感じている作品ですし、ご覧になられたお客様にも
ハッピーになって劇場を後していただけるような作品になるのではないかなと思いますので、
心を込めて明日から頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

975_0004

◆美弥 るりか
観ていただく方には、気楽に楽しく観ていただきたいなと思うのですが、結構裏はバタバタしておりまして、
自分が観ていた頃は、こんなに大変だとは思っていなかったので改めて大変さを実感しております。
梅雨の季節ではありますが、皆様に雨が好きになっていただけるような素敵な作品に、
(珠城)りょうちゃんを中心に皆で頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

―――見どころを教えてください。

◆珠城 りょう
見どころは全部と言いたいところなのですが、役名がある人たちだけではなく1人1人の役者が、
映像を撮影しているスタッフとか、ちょっとした役で出ている子たちも、
細かいところまで役づくりをして、お芝居をしてくれています。
ミュージカルナンバーが沢山あるので、きっと『雨に唄えば』という作品をご覧になっていない方でも、
曲だけは知っているという方はいらっしゃると思いますので、
そういったダンスナンバーが魅力なのではないかと思います。

◆美弥 るりか
りょうちゃんが言ってくれたように、沢山の名曲があります。
一幕ラストは本当に雨が降っていて(本水を使用)。
舞台稽古で初めて私たちも雨が降っているのを見たのですが、結構どしゃ降りで。
大雨警報が出そうなくらいの雨なのでドキドキしながら見ていたのですが、
りょうちゃんは「楽しかった〜」みたいな感じで戻ってきたので、
すごい!と思ったのですが、(珠城さんに向かって)実際にどうでした?

◆珠城 りょう
そうですね。お稽古場では水があるテイで想像してやっていたので、実際にやってみると気持ち良く、
どんどん高揚していくというか、それによって、より嬉しくて幸せな気持ちになれます。
雨って憂鬱だなと思うことが多かったのですが、
この作品を通して雨も嫌いじゃないなって思えるようになりました。

―――雨は実際に体験してみてどうでしたか?

◆珠城 りょう
結構どしゃ降りなんですけど、この季節にはちょうどいい温度で。

◆美弥 るりか
本当に!?

◆珠城 りょう
冷たすぎず気持ちがいいです。でも結構どしゃ降りなので、まつ毛だけは死守したいと思います(笑)。
あの場面のスーツは濡れると色が変わっていく生地になっているので、そこも見ていただけたらいいなと思います。

―――美弥さんは大ナンバーがありますが、その場面の感想を教えてください。

◆美弥 るりか
前回の星組さん、宙組さんとは、大道具や小道具がちょっと変わってニューバージョンなのですが、
とにかくずっとマラソンを走り続けているみたいで、とてもやりがいのあるナンバーです。
皆との息が合わないと完成しない場面なので、皆で色々なことを相談しながらタイミングとかを
細かくやっていきたいのです。でも観ている人には、こちらの大変さなんてどうでも良くて(笑)。
クスッと笑っていただけるような場面になればいいなと思います。

―――タップダンスは大変だと思いますが、いかがでしたか?

◆珠城 りょう
ここに来るまでは大変で一日一回はタップシューズを履こうと言って、毎日練習してきたのですが、
その成果が少しでも出ていればいいなと思いながらやっております。

◆美弥 るりか
今回はタップシューズにもマイクをつけていただいていて、すごく鮮明に、
ある意味失敗しても鳴ってしまうので、そこはドキドキしています。
でも本当に2人でお稽古してきたので、その成果が皆様に伝わると嬉しいです。

―――2人のコンビが重要になってくると思いますが、お互いの魅力は?

◆珠城 りょう
最近、お芝居を通して関係を深めていったり、『All for One』ではもともと仲間としてやっていたりとか、
お芝居ですごく深い関係性の役をさせていただいています。
今回は幼馴染みという役なのですごく安心感があります。

◆美弥 るりか
学年の差はあるのですが、それをお互いが感じさせませんね。
お芝居もそんなに2人で細かく相談をするタイプではなく、お互いがやってきたことを
「そうやるんだ、じゃあ自分はこうしてみようかな」と自然とやっている感じなので、
言葉が少なくても心の会話で友情関係が見えていくというところに繋がればいいなと思っております。

975_0004

975_0004

<

 

 

宝塚歌劇 月組公演

ミュージカル 『雨に唄えば』

 

2018年6月16日(土)~ 7月4日(水)

会場:TBS赤坂ACTシアター公演

 

公式サイト

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

[ PR ]