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新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』
原作全巻 完全上演!
昼の部・夜の部通しで壮大な物語をお届けします!!
宮崎駿の漫画「風の谷のナウシカ」を原作として、2019年12月、新作歌舞伎が新橋演舞場に登場。
その壮大な物語を、昼の部・夜の部通しで、映画では描かれなかった原作のストーリー全てを舞台化!
歌舞伎史上初の宮崎駿作品 上演に挑む!!
宮崎駿が1982年に雑誌「アニメージュ」にて連載を開始し、
足掛け13年をかけて完結した大作漫画「風の谷のナウシカ」。
1984年には宮崎駿自身の監督で連載途中で映画化され、現在に至るまで日本のみならず
世界中で愛され続けてきました。
国民的人気を博している「風の谷のナウシカ」を、松竹は2019年12月、
新橋演舞場にて新作歌舞伎として上演いたします。
宮崎駿作品が歌舞伎舞台化されるのは初であり、スタジオジブリの関連作品歌舞伎舞台化も初となります。
脚本は丹羽圭子。松竹シナリオ研究所に通った経験があり、
スタジオジブリの映画「思い出のマーニー」、「コクリコ坂から」、「借りぐらしのアリエッティ」、
「ゲド戦記」、「海がきこえる」で脚本を担っています(「海〜」は中村香名義、他の作品は共同脚本)。
今回は、映画版では描かれなかった壮大な原作の全てを、昼の部・夜の部通しでお届けいたします。
演出を担うのは『東雲烏恋真似琴(あけがらすこいのまねごと)』で初めて歌舞伎を手がけ、
2018年は新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』も大きな話題となったG2。
『ガラスの仮面』など、長大な原作を1本の舞台にまとめ上げる力がこれまでも大きく評価されています。
主人公のナウシカを演じるのは尾上菊之助。蜷川幸雄演出の『NINAGAWA十二夜』では
シェイクスピアの本場・イギリスでも公演し、2017年10月に上演された
新作歌舞伎『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』も大きな話題となりました。
この度は、世界中にファンを持つ「風の谷のナウシカ」に挑みます。
そして、ナウシカと対をなすトルメキアの皇女・クシャナを演じるのは中村七之助。
スタジオジブリ作品「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)では御門の声をつとめ確かな存在感を示した
七之助が、冷徹な女性司令官を演じます。
その他に、尾上松也、坂東巳之助、尾上右近の出演が決定しました。
巨大な産業文明は火の七日間と呼ばれる戦争によって滅び、
大地の殆どは巨大な蟲が生き、有毒な瘴気を発する菌類の森・腐海に覆われた。
それでも人間同士の争いは止むことが無く、トルメキア王国と土鬼諸侯国連合帝国の二大国が対立している。
「風の谷」は風を操る民が住む辺境の小国でトルメキアとは古い盟約を結んでいる。
ナウシカは族長の娘で、人々が恐れる腐海に親しみ、蟲を愛し、心を通わせ、腐海が生じた
謎を解き明かしたいと思っている。
ある時、風の谷と同じく、盟約を結んでいる小国ぺジテで、火の七日間で世界を焼き尽くした
兵器「巨神兵」を復活させる力を秘めた秘石が発見された。
トルメキアは秘石を手にするためぺジテを滅ぼし、さらに土鬼との戦争を始める。
偶然、秘石を手にしたナウシカは盟約を守り出陣すると、愚かな戦争や、
腐海や蟲の起こす困難に立向かい、黄昏行く世界に希望の光を灯す為、歩み続ける。
「ナウシカを古典歌舞伎でやる。 それが面白いと思ったし、
どういうものが出来るのか楽しみです。 一観客として、楽しませて貰います。」
新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』
会場:新橋演舞場(東京都中央区銀座 6-18-2)
※昼の部・夜の部で通し上演。
出演者:尾上菊之助(ナウシカ役)、中村七之助(クシャナ役)
尾上松也、坂東巳之助、尾上右近ほか
スタッフ:原作:漫画「風の谷のナウシカ」宮崎駿
脚本:丹羽圭子
演出:G 2
製作:松竹株式会社
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