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『On The Stage -クランク★イン-』稽古場レポート 2013年12月

（2013年12月05日記載）

『エンタメターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。

アトリエ・ダンカン × プルミエ・インターナショナルプロデュース
『On The Stage -クランク★イン-』稽古場レポート

▲写真左：別所哲也、写真右：新妻聖子

空にスカイツリーがそびえ、
天体にオリオン座が輝く都会の片隅を舞台に、
クリスマスに贈るラブ・ミュージカル。

稽古場レポート（2013年12月1日）

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▲かつては宇宙飛行士を目指したこともあった
プラネタリウム設計士の天文家・オリオ。
甲斐甲斐しく、同棲している彼女の洗濯物をたたんでいます。

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▲銀幕のスターを夢見ているオリオの恋人・真理。
しかしなかなかチャンスに恵まれず、この日も撮影現場でしかられ
「今日の撮影は最悪だった」と嘆いています。

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▲オリオは、そんな彼女の話を笑顔で聞き、
君なら大丈夫だよと励ます優しい男性です。

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▲2人は「今日は七夕だね」と空を見上げます。
オリオン座、そして天の川をイメージしているという振付にもご注目を。

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▲リビングルームで、2人はお互いの夢について語ります。

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▲女優の魅力は3つのタイプ。マリリンモンロー、ヘップバーン、メリルストリープ。
もうすぐ私にもチャンスが来る予感がするの、と歌う真理。

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▲アトム、ヤマト、ガンダムが俺のヒーロー。だから宇宙飛行士を目指したんだと語るオリオ。

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▲辛いこともあるけど、希望に満ちた明日がある！

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▲シーンは変わり、オリオの行きつけのバー。
常連のモーガンは、時々バーにあるピアノを弾いて楽しんでいます。

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▲この日は真理の誕生日！バーにいるみんなが祝福します。

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▲「こんなに幸せでいいのかしら」と語る真理のもとに一本の電話が入ります。
それは何と、オーディションの合格通知でした。
ついにこの時がやってきたと張り切る真理。しかし彼女のお腹には新しい生命が・・・

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▲演奏のモーガン・フィッシャーは、モーガンという役で出演します。

＜稽古を見学して・・・＞
まだまだ稽古中なので、見学出来るのはほんのさわりの部分だけでしたが、
稽古場は新たな作品に取り組むエネルギーと、穏やかな笑顔に包まれていました。

真理の誕生日のシーンで歌われているバースデーソングは
演奏者のモーガンさん自らが作曲したものだそうです。

このほか、寺嶋民哉さんが手掛けたオリジナル音楽も多数登場します。
耳なじみがよく、スッと体の中にメロディーが入ってくるので
とても良質な作品になりそうです！

オリジナルソングに加え、お馴染みのクリスマスナンバーやスクリーンミュージックも
入って来るんだとか。オリオが映画好きというところから
スクリーンミュージックが使われるようですが、
どのような曲がどんなシーンで使われるのかも楽しみです！
この音楽に乗せて、伸びやかな2人の歌声は見どころ聴きどころのひとつとなりそうですよ。

大きな懐で、包み込んでくれるような笑顔の別所哲也さん。
そしてそこにさりげなく寄り添うように存在している新妻聖子さん。

お2人は『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』で共演したことはあるものの、
相手役として、また日本人役として一緒に芝居をするのは初めてだそうです。

革命や戦争の中での生き様とは全く異なり、
お2人の芝居はとてもナチュラル。

等身大の日常生活の中で気付く「人の温もり」や「小さな幸せ」。
身近にある大切なことを教えてくれる作品になる予感が致しました。
クリスマス時期だからこそ感じたい・・・
そんなハートウォーミングな作品に期待大です！

個人的にはこのお2人、レチタカルダ（ひとりで行なう朗読活劇）で
インタビューさせていただいたことがあり、
いつか2人芝居で共演して欲しいなと思っておりました。
検事と弁護士の丁々発止がなども面白いかなと想像していたのですが、
今回の天文家と女優という設定も、とても面白いですね。

上演されるのは、東京芸術劇場シアターイースト（小劇場）。
濃密な空間で大人の時間を楽しめそうです！