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『THE SHOW INFECTED “CONNECTION”』稽古場取材レポート 2015年03月

(2015年03月12日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
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『THE SHOW INFECTED “CONNECTION”』稽古場取材レポート

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▲こちらは中川晃教さんの歌、そして辻本知彦さん、TATSUOさん、TAKAYUKIさん、大野幸人さんのダンス。
いくつかの場面を見ただけでも、これがいかに贅沢な作品であるかが分かりました。
聞きなじみの曲もアレンジ次第でいろんなバリエーションが生まれるというのも新鮮でした。


関連記事:大澄賢也さんインタビュー
『THE SHOW INFECTED “CONNECTION”』
構成・演出・振付・出演

『THE SHOW INFECTED “CONNECTION”』公演について(公演資料より)

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世界中が魅了された音楽とダンスは繋がっていた。

マイケル・ジャクソンのダンスがボブ・フォッシーに影響されていたように、
時代を代表するエンターテイメントは、全てが繋がっている。ガーシュイン、
コール・ポーター、ボブ・フォッシー、マイケル・ジャクソン……これらの系譜
を舞台上に具現化する、魅惑のステージが開幕する。

フォッシースタイルの日本における第一人者であり、ブロードウェイが認め
る振付家&ダンサーの大澄賢也が、満を持して、初演出する。

大澄の初演出作品ならばと、日本だけでなく、世界で活躍するキャストが
集まった。シンガーは出自の異なる3人。シンガーソングライターで圧倒的
なボーカル力を持ち、ミュージカルでの活躍が目覚ましい中川晃教。
宝塚歌劇団を2014年7月に退団したばかり、歌もダンスも実力派の蓮水ゆうや。
さらには、スペシャルシンガーとして河村隆一が参加。ダンサーは様々なジャンルのスペシャリストが揃う。





コンテンポラリー、ジャズ、ヒップホップと全てがワールドクラス、日本人で初めてシルクドソレイユに出演した辻本知彦。
“GLASS HOPPER”のリーダーで、ストリートダンスで世界中で活躍するTATSUO。
独創性に飛んだダンススタイル確立し、DANCE&VOCALユニット”KAMUI”のリーダーとしてメジャーデビューもしているTAKAYUKI。
さらに日本のミュージカルでも活躍する、大野幸人、千田真司、神谷直樹が加わる。
そして、もちろん大澄自身もダンサーとして出演する。

人と人との繋がりをストーリー性を持たせて見せる1幕では、様々にアレンジした
クラシック音楽を中心に表現する。メロディックな歌とビートを効かせたダンスとのコラボレーションが見どころ。
ソング&ダンスショーの2幕で表現するのは、時代を彩った偉大なアーティストたちの繋がり、
そして「CONNECTION」アーティストたちの繋がり。
オールド・ミュージカルの名曲をマイケルダンスで。
マイケルのあの曲をフォッシーダンス&ストリートジャズスタイルで・・・
新しいミックスを魅せるナンバーの連続は、観客を興奮の渦へと導くだろう。

最高の歌と、最高のダンスの融合が、未体感の感動を呼び覚ます!

『THE SHOW INFECTED “CONNECTION”』稽古場レポ(2015年3月11日)

本番まであと約1週間。いよいよ佳境となった稽古場を訪れました。
稽古前はにこやかに談笑していた出演者たち。
音楽がかかったとたん、それぞれがスイッチオン!
曲にあわせてごく自然体で身体を動かし始めます。
同じ振りをしていても個性を感じます。

まずは「BlackBird」のシーンから。

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▲宝塚退団後本格的なショー作品に初めて出演する、蓮水ゆうやさんの歌声が響きます。

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▲息のあったダンスを披露。

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▲どこかミステリアスな雰囲気を持つ蓮水さんの表情、そしてダンスの切れ味はさすがです。

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▲大野幸人さん、千田真司さん、神谷直樹さん。
個性を出しつつ、決めるところはバシッと決める、そんな意思を感じます。


続いて「BilleJean」のシーン。

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▲圧倒的な歌唱力で場面をけん引する中川晃教さん。
そしてその歌と共に、様々な変化を見せるダンス。

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▲歌だけでなくダンスシーンでも魅せます。角度、表情、ビートを感じるリズム感。
どこをとってもかっこいいんです。

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▲「それぞれが第一線で活躍しているダンサーだからこそ、この作品でいろんなことに挑戦して欲しい」。
構成・演出・振付・出演という4つの役をこなしている大澄賢也さんの思いが詰まっています。

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▲場面が終わるごとに止め、大澄さんが感じたことを伝えていきます。
次々と湧きあがるアイデアを伝え、即座にその場で調整。
これぞプロ集団の成せる技。「いい作品を創りたい」そんな気持ちがみなぎっています。

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▲中川さんが踊る場面の振付中。
中川さんが「BAD」を歌いだしたとたん、鳥肌が立ちました。
「こういう曲を歌うアッキー(中川さん)が観たかった!」そう思う方も多いはず!
あのマイケル・ジャクソンの「BAD」は世界的に有名な名曲ですが、
「それを大澄さんならではの見せ方になると、こういう世界観になるのね」、と感じられる場面です。

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▲他の人の振付が行われている間も、各々が筋トレをしています。
そのやり方は、もはや体育会系を超え、アスリートのようです。
踊っているだけでも相当なエネルギーを消費しているのに、さらに空いた時間まで身体を鍛えているとは。
このような鍛錬のたまもので、あのダイナミックな動きが出せるのだなぁと改めて思いました。


さて、このほか本作品の「みどころ」を聞いてきましたので、みなさまにお知らせいたします。
なお、内容は現段階のものなので、変更となった場合はご了承下さいとのことです。

◆第一部は、「白鳥の湖」を様々にアレンジした4曲で「人と人とのつながり」についての物語を紡ぎます。
セリフではなく、今回の為に大澄さんご自身が書いた歌詞を、中川さん、蓮水さん、河村隆一さんが歌い、
ダンサーたちが動きと踊りで表現します。

◆第二部の「Puttin’ on the Ritz」では、ダンサー全員がそれぞれのスタイルを表現します。
オールドスタイルであるアステアダンスと、シアターストリートJAZZスタイルの融合。
フレッド・アステアから今っぽいスタイルへの変化の流れを見せます。
シルクハットにマイケル・ジャクソンが影響を受けた白い手袋。
燕尾服に白いスニーカーで今風に。

以下、同じく第二部の見せ場は他にもあります。
◆「I’ll Be There」は、シンガーズのみのバラードナンバーで、中川さんと河村さんが交互に歌います。

◆「Mr.Bojangles」は、中川さんのボーカルで、若かりし時代のダンサー(大野さん)と
年老いた時代のBojangles(大澄さん)のコラボ。若いダンサーがあるスターに憧れ、目指し、継承するという世代間の
CONNECTIONを表現するという意味でもあるそうです。

◆「Beat it」は、皆様ご存じのナンバー。JAZZバージョンで、フレアパンツの3ピーススーツにソフト帽で
男装っぽい蓮水さんが見られそうです。それとは対照的なダンサーがどのようにからむのか・・・

◆「The Band Wagon ~ Smooth Criminal」は河村さんを除く全メンバーで構成。
(マイケル・ジャクソンのPVは、The Band Wagonの映像のオマージュということで)
中川さんのボーカル、アステアダンス、マイケルダンス、ストリートJAZZスタイルの融合。
蓮水さんと大澄さんのデュエットダンスでは華麗なリフトも見られるかも?!
第二部を飾るビックナンバーです。


もうまもなくで、開幕です。

 

『THE SHOW INFECTED “CONNECTION”』

 

構成・演出・振付・出演:大澄賢也

音楽監督・編曲:大坪正、ongaq

 

出演

<Singers>

中川晃教 蓮水ゆうや/ Special Guest 河村隆一

<Dancers>

辻本知彦 TATSUO(GLASS HOPPER,BLUE PRINT)

TAKAYUKI  大野幸人 千田真司 神谷直樹

 

日程:2015年3月19日(木)~3月22日(日)

会場:天王洲 銀河劇場

 

http://www.gingeki.jp/special/connection/index.html

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

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