エンタメ ターミナル

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。

※　記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。

Tweet

宝塚歌劇宙組公演 三井住友VISAカード シアター　
グランド・ロマンス 『王家に捧ぐ歌』
朝夏 まなと、実咲 凜音　囲み取材

公演について（公演資料より）

三井住友VISAカード シアター
グランド・ロマンス
『王家に捧ぐ歌』

－オペラ「アイーダ」より－
脚本・演出／木村 信司

イタリアの大作曲家ヴェルディの円熟期のオペラとして有名な「アイーダ」を、
宝塚バージョンとして新たな脚本、新たな音楽で上演した本作品は、2003年に星組で公演されて好評を博し、
第58回芸術祭優秀賞を受賞しました。今回が12年ぶりの再演となります。
エジプトと敵対するエチオピアは、ラダメス将軍率いるエジプト軍によってまさに崩壊状態に陥っていた。
しかし捕らわれた王女アイーダにラダメスは心惹かれ、彼女を助けるために許婚のアムネリスの侍女とする。
最初は敵国の将軍であるラダメスの求愛に反発していたアイーダだったが、すべてを賭けて愛を貫く彼を
次第に受け入れていくようになる。しかし、二人の関係を知ったエジプト国王やアムネリスが、
当然それを許すわけはなく……。古代エジプトを舞台に、エジプトの若き将軍ラダメスとエジプト軍に捕えられ
奴隷となったエチオピアの王女アイーダとの悲恋を、華やかにドラマティックに描く。
なお、本公演は宙組新トップコンビ朝夏まなと、実咲凜音の宝塚大劇場お披露目公演となります。 　

初日囲み取材が行われました。（2015年7月31日）

◆朝夏 まなと
本日より千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします。

◆実咲 凜音
暑い日が続きますが千秋楽まで健康で務めたいと思います。


―――オペラ『アイーダ』を元として、ミュージカル版も出来た有名な物語ですが、
宝塚版としてどのように役作りなさっていますか。

◆朝夏 まなと
初演の時は「愛と平和」がテーマだったんですが、今回は愛にもっと焦点を当てて
木村（信司）先生が演出してくださっています。ところどころセリフや歌詞も変わっています。
ラダメスとアイーダをトップコンビが演じるということで、二人の愛をより打ち出すために、
ラダメスとして戦士としての強い部分と一人の男性としての部分をロマンチックに出せるように意識しています。

◆実咲 凜音
娘役が出来るアイーダ像を考えました。
アイーダの強い部分と、女性のもろさや心の動き、繊細な部分が生きるように演じております。

―――役作りでもっとも大切にしているところと、お互いをご覧になって感じることは。

◆朝夏 まなと
ひとりの将軍である部分と、ひとりの男性、そして最終的にひとりの人間として存在する、
その流れを自分の心に忠実にやることを意識しています。
アイーダとは意外に一緒の場面が少ないんですが、見えないところでもお互いを思っている部分を出したいですし、
最後の場面でアイーダと出会ったときに安心するんですね。
それは、実咲とのお互いの信頼感が、役に反映しているんじゃないかと思います。

◆実咲 凜音
ラダメスへの思いというところに一番強く焦点をあてながらも、
国を大事にするひとりの女性と言うところとの塩梅が難しいなと思っております。
舞台上で一緒にお芝居をさせていただく時、朝夏さんの目の奥を見ていたら安心するんです。
朝夏さんの大きな瞳に吸い込まれそうになりながら・・・（笑）、
ラダメスと朝夏さんが重なって見えるようなところがたくさんあります。

―――トップスターとして初めて東京宝塚劇場の舞台に立ちますが、
重みをどのように感じていますか。宙組のアピールポイントを。

◆朝夏 まなと
羽根を背負ったとき「これがトップスターの重みか」と思ったのですが、
不思議なことに大階段を降りる時には神聖な気持ちになって
重さなど感じないんです。組子もスケールの大きな作品で一人一人に
与えられている責任を全うしようとしています。
宙組全体が活気づいているので、宙組の勢いをアピールポイントとしてお伝えしたいです。
私は「自分が組を引っ張っていく！」という強い意志を持って進んでゆきたいと思います。

―――宝塚をあまり知らない人に、宝塚の魅力を伝えるとしたら？

◆朝夏 まなと
全員女性の劇団で男役・女役としてやっていますが、
心を大切にしています。
観たらＨＡＰＰＹになれる舞台芸術だと思います！！

Tweet

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。